atokxをリモートのXclientで使う


atokxはlinux用日本語変換ソフトとしては群を抜いた精度を持ちます。wnn/canna/wxgなどは足元にも及びません。良いものを作りながらもMicroSoftに押されている日本企業を応援する意味でもぜひatokxを使いたいものです。そのatokxはスタンドアローンのlinux boxで使うことが前提に開発されており、wnnのようにwnnサーバーだけ別マシンで動かすことができません。ジャストシステムに聞いてみましたが保証外との回答でした。しかし、私はリモートの高性能マシンでStarSuiteやMozillaなどの重いアプリケーション(X client)を動かし、手元のオールドマシン(PentiumuPro:180MHz Mem:64MB HDD:2GB)のXserver上で表示させて使いたいのです。試行錯誤の結果、何とか所望の形で使えるようになったのでその記録を残します。
atokxをリモートで動かすことは挫折しました。プロセス間通信でportを使ってはいますが、他のマシンを指定する概念自体がないようです。仕方なくサーバーで動かすことにします。このatokxからリモートのXclientで日本語入力ができれば良いわけです。
リモートのXclientではIMを使うようにすればサーバーのatokxから入力できま す。kterm では-ximオプションをつけます。mozillaやnetscapeではリソース ファイルで何も指定しないで良いです。InputMethodに色々書く必要はありま せん。
リモートのマシンで環境変数を設定します。LANGは必須です。これがusだった りすると動かないです。今までLANGをusで固定していたため、ずいぶんハマリ ました。

export XMODIFIERS="@im=htt"
export IM_EXEC=htt
export LANG=Ja_JP.eucJP

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