2005年アイオーデータ GV-VCP/PCI 活用


アイオーデータ GV-VCP/PCI は1997/4発売の Bt848塔載キャプチャーカードだ。 Sビデオ入力端子×1, コンポジット入力端子×2を塔載し、 他の入出力端子は一切無いというシンプルなカードだ。 今回、こいつと440BXのマザーを使ってテレビ録画PCを仕立てた。 元はアイオーデータ GV-BCTV4/PCIで組んでいたPCだが、 テレビチューナーを外付けSビデオ出力のものを使うようにしたため、 チューナー付きカードはもったいないと思い換装したのだ。

[構成]
M/BAsus CUBX-L 440BX Socket370
CPUPentium3 850MHz(100x8.5) coppermine
MEMPC100 256M*2+128M*2=768M
VGAATI 3D Rage Pro 8M AGP
CAPTUREIODATA GV-VCP/PCI
SOUNDSound blaster Live
SATAAdaptec AAR1210SA
LANIODATA ETG-PCI(Gigabit ether)
HDDMaxtor 7Y250M0 SATA250G*2(RAID0)

[ソフト]
OSWindows XP Pro
Bt878drvbtwdmdrvinstaller5.3.8
Codechuffyuv-2.1.11
CapturehunuaaCap2527

[インストール]
3D rage proはXP組み込みのドライバーでは休止状態移行時にエラー が出るので、カナダATI社サイトからXP用ドライバーを落として入れる。
Adaptec AAR1210SAはボード附属のドライバーでは休止状態からの 復帰時にエラーが出るので、Adaptec社サイトから最新版ドライバー aar1210sa_win2k-xp-2k3_drv_b45a.exeを落として入れる。
その他のソフトはデフォルトのまま入れる。

[使い勝手]
640x480 YUY2 huffyuv, PCM 48KHz 2chでロスフレーム無しに キャプチャできる。RAID0だから転送速度が足りているのか、 シングルDiskでも足りるのかは試していないので分らない。 キャプチャ中に別のプロセスを上げるとロスフレームが発生する。 CPUパワーが足りないというよりはI/O処理が追っつかなくなる感じだ。 休止状態から録画し、再び休止状態に戻るのも問題ない。 録画したAVIファイルはこのマシンだと再エンコードはつらいので、 別マシンに転送し(そのためのGigabit etherだ)、そこで AVIutilやTMPGencで編集してdivxやMPEG2へ変換する。 最近はdivx形式でファイル保存するようになったので、 この再エンコードの手間はhuffyuv使用の欠点とはならない。
画質はかなり良い。 Sビデオ入力なので3D Y/C分離の有無は関係ない。 我が家は全chがCATVなのでノイズリデューサーの有無も関係ない。 同じ理由でゴーストリデューサーの有無も関係ない。 したがって、これらの高画質化機能を持ってない本機でも 最新の高機能キャプチャカードと比べて遜色のない画質で録れる。 キャプチャカードの性能よりもソースの画質の方が気になる。
ときどき録画に失敗する。いろいろ試してみると、 TVチューナーの電源が先に入っていないと失敗することが分かった。 Sビデオ端子に信号が来ていない状態で録画を開始すると hunuaacapがエラーを吐いてしまう。 原因が分かってしまえば、何のことはなく、TVチューナー側のタイマーを 余裕を持って設定すれば良いだけのことだ。
8年前のキャプチャカードが現役で使えるようになったので、 なんとなくうれしいこの頃だ。 440BXは古いカード(Bt848)と最新カード(SATA,GigabitEther)を混在して さしても休止状態からの復旧等が安定して動くのに感心した。 改めてすばらしいチップセットだったと思う。

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