比例道
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サポート付きソフト

SI関係者で「サポートのないソフトはプロとして導入できない」と言う人がいる。彼らは本当にプロなのか。私からは、クリティカルなシステムに携わったことのない半分素人の戯言に聞こえてならない。実際にシステムがトラブッたときにサポートが何かの足しになるのは問題が非常に簡単な時に限られる。難しい問題は自分で解決しなければ決して解決しない。サポートの存在が役に立つのは自分のせいでは無いと言い訳をするときだけだ。言い訳が許されるシステムならそれも良いだろう。しかし、言い訳が許されないシステムでは、彼ら自称プロたちはどうするつもりなのだろうか。と書いた後で、彼らの言が当を得ている点もあるなと思い始めた。彼らの言うプロとは「ビジネス(金儲け)のプロ」の意味だと思えば納得が行く。金儲けには最小のコスト(手間)で最大の利益を得るのが定石だ。サポート付きのソフトを組み込んでいれば、そしてそれが安全だとユーザを洗脳しておけば、何かトラブルが起きたときサポートを依頼することで時間稼ぎができる。その間に最小のコストで問題を解決する準備をすることができる。あるいはサポート付きのソフトのせいにしてばっくれることもできる。金儲けにコミットしているとすれば、これは選べない選択肢ではない。