比例道
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古いディストリビューションの薦め

毎月のように発表されるセキュリティホール。使用するサービスを絞っていても、無関係ではいられない。必ずアップデートしなければならないときが来る。ところが、FedoraCoreとかSuSEとかVineとかTurboなどの最新ディストリビューションを使っているとアップデートに困ることがある。開発元ではアップデートを完了しているのに、そのディストリビューション向けのパッケージがなかなか出てこないときだ。パッケージを使わないと、依存関係が崩れてしまい、将来の他のパッケージのアップデートに不具合が出る恐れが出る。とは言え、セキュリティホールなのだから悠長に待っていられる訳ではない。 tar ballからコンパイルすればすぐに済むのに。
この悩みから抜け出すにはちょっと古めのディストリビューションを使えば良い。RedHat6〜8辺りだ。古いと新しいパッケージが出ることはもうないから、依存関係が崩れるのを恐れる必要がない。新しいソフトウェアをtar ballからどんどんコンパイルしていける。我が家のサーバー群はRedHat4〜6で運用しているが、apacheやopensshなどの基幹ソフトを最新版に維持するのに問題は全くない。ただし、一部の便利ツールはRedHat4(kernel2.0&libc5系)と5 (kernel2.0&glibc系)ではkernelが古くてインストールできない場合もある。このようなツールはRedHat6 (kernel2.2&glibc系)を用いれば良い。総合的にはRedHat6が軽さと機能のバランスが良く我が家のメインOSになっている。
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