比例道
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diary/20060609

855GME CRT接続問題解決

855GMEチップセットの内蔵グラフィックにCRTを接続している場合の不具合について回避方法を見つけた。ドライバーのバージョンの問題だったのだ。答はProduction Version 14.10.0.4020を使うことだ。これより新しいものは不具合が発生する。現在の最新版は14.11.0.4277であるが、これではダメだ。
不具合とは内蔵グラフィックでCRTを使っている場合、何かの拍子にCRTモードからLCDモードに移行してしまい、移行してしまったら2度とCRTモードに戻らないというものだ。再起動しようがホットキーを使おうがダメで、画面には何も映らなくなる。ドライバーを再インストールすれば解決するが、不具合が発生する度(確率は50%以上)にドライバーを再インストールする必要が生じて嫌になっていた。
855GMEを使っているデスクトップを4台使っているが、同じハードウェア構成のマシンなのに不具合が出るマシンとそうでないマシンがあり不思議に思っていた。ドライバーのバージョンを調べてこの事に気付いた。不具合なく動いているマシンのドライバーを不具合の発生するマシンに入れると不具合が消えてしまったので、バージョンアップが不具合の原因であることが分かったのだ。
14.10.0.4020は8xxチップセットまでのドライバーだったのが、それ以降は9xxにも対応したのでそのときにバグを入れたのだろう。そもそもCRTを使っているユーザーが今では少ない上、855GMEを使っているユーザーがCRTを使うなど普通はありえない(消費電力が小さいPentiumMを選ぶユーザーが消費電力の多いCRTを使うことは行動が矛盾している)ので、Intelはこの問題を把握していないのかも知れない。一部のショップではこの件に関する注意書き(不具合の内容だけで解決方法ではない)をwebページに載せていたりするのだが。