比例道
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diary/20061102

Core2Duo-MとPentium4-Mの消費電力

ThinkpadにCore2Duo搭載を見て,おいおいデスクトップ用から派生したプロセッサを積んで消費電力はだいじょうぶかいと思った.Core2Duo-M搭載のX60の最大消費電力は65Wでバッテリーの持ちは3.9時間だ.PentiumM搭載X32が最大消費電力56Wで5.7時間持っていたから,Core2Duo-M搭載の消費電力増大が効いている.Core2Duo-MのTシリーズはグレードによらずTDPは34Wで,PentiumMの21Wに比べると大きい.こんな消費電力の大きいプロセッサをノートに積むなよ,これではPentium4-Mの失敗をくり返すぞと感じた.そう言えばPentium4-Mのデータシートをまともに見たことがないことに気付いた.まったく興味のないプロセッサだったので,データシートをダウンロードする気も起きなかったからだ.さっそくintelサイトからダウンロードして見てみると90nmプロセスの最新版ですらグレードによらずTDPは88Wだ.呆れた.こんなものをノートPCに積んでいたとは.これに比べるとCore2Duo-MをノートPCに積むのがまともに見えてくる.
ノートPCに積むならCore2Duo-MよりCoreDuoだろうと普通は思うが,CoreDuoの通常版であるTシリーズはTDP31Wなので実はあまりメリットはない.CoreDuoでもLシリーズならTDP15Wなので消費電力削減に効果があるだろう.ところが,CoreDuo Lシリーズを搭載したノートPCはそんなになく,低消費電力を目的とした製品にはCoreSolo 1GHz版が積まれている.シングルコアのCoreSoloはPentiumMとあまり変わらない気がする.PentiumMは短期間で姿を消してしまったが,もっと長く使われても良いプロセッサだったと思う.私のメインマシンはデスクトップ機もノートもPentiumMなのでついつい贔屓してしまう.