比例道
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diary/20061217

スリット入り高級スポンジ

主婦の発明なのだと思うが、格子状にスリット(切れ目)の入ったスポンジを3年前に入手した。格子状スリットの効果はまずまずで、食器の狭いところにもスポンジが届いて洗いやすかった。しかし、このスリットスポンジのすごいところは別にある。その耐久性だ。1年間使ってもへたらなかった。普通の3 個100円で売られているスポンジならば1ヶ月でボロボロになるものだ。
この高耐久性はスリットスポンジを商品化企画した際に耐久性が問題になり、高耐久性の素材を探してきた結果だろう。最初は普通のスポンジにスリットを入れて評価してみたのだと想像する。ただでさえ耐久性の低い普通のスポンジにスリットを入れたらあっというまにちぎれてボロボロになっただろう。このままでは商品化はできないということで、いろいろ工夫した結果、高耐久性のスポンジができたのだろう。
このスリットスポンジは最近は見かけなくなった。私のものはスーパーの福袋に入っていたもので、単品で購入したのではないから価格が分からない。想像だが300から400円の値付けだったのだと思う。これでは誰も買わなかっただろう。同じお金を出せば、普通のスポンジなら10個以上買えてしまうからだ。10倍以上も寿命があるとか、とても洗いやすいとかは使ってみないと分からないことで、店頭に並んでいるときは誰もそこまで良いとは思わないだろう。数が売れず、製造中止になったと思われる。我が家ではこれを追加で購入したいのだが、もはやそれはかなわない。残念だ。