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diary/20070111

PC厄日の顛末

1月5日の日記で壊れたことを報告したPentiumM機を修理した.修理のなった同機から書き込んでいる.電源が壊れたのは故障の原因ではなく結果であった.故障の原因はM/BのUSB I/Fが壊れたためだった.
修理ではまず内蔵電源を取り外した.型番はAOpenのFSP250-60SVだった.AOpenのページで製品検索すると製品解説ページが出てくるから,AOpenの代理店から部品で購入できるかもしれない.この内蔵電源から出ているコネクタが一般的なATXの20ピンであることを確認した後に,手持ちのATX電源を取り付けた.ケースには入らないので外付けだ.HDD 1台,CDD 1台,FDD 1台のマシンなのでこれらのコネクタと20ピンのコネクタと,4ピンの12Vコネクタを接続するだけだ.あっという間に終わった.そして電源を入れてみると,マシンはあっさり復活した.ところが,6個あるUSBを全部認識しない,systemプロセスがUSB認識をリトライし続けてCPU負荷は100%から下がらない.ドライバーを削除しただけではダメで,BIOSでUSBをdisableしないとCPU負荷は正常にならなかった.結局USB I/Fが壊れて電源を道連れにしてしまったのだ.不思議なのはUSB I/F回路がショートして壊れたのなら,そのままショートモードである可能性が高く,新しい電源に付け替えてもその電源を再び道連れに壊れるはずなのに,今は正常に動いていることだ.
この理由は壊れたときのことを思い出すと,概ね想像がついた.壊れたのはUSB接続の外付けHDDを接続した瞬間だった.この外付けHDDのせいで過電流が流れてUSB I/Fと内蔵電源を壊してくれたのだ.問題の外付けHDDだが,今は別のPCにつなげて正常に動作している.となると,HDDそのものよりもコネクタが怪しい.USBの端子間の広いコネクタが機械的にショートするとは考えにくいのだが,何かのはずみでコネクタがショートしてしまったのだろう.それが今回の故障の原因だ.運が良かったのはコネクタショートで壊れたUSB I/Fの石はショートモードではなく,オープンモードで壊れてくれたことだ.今はUSB機能が使えないだけでPCは正常動作してくれる.不幸中の幸いだ.ショートモードだったら,USB I/Fの石を基盤からひっぺがさなければ動かなかったところだ.というより,電源を入れた瞬間に電源がショートしてしまうので,USB I/Fの石が壊れたことを切り分けるのが相当に難しかったはずだ.
このPCはメイン機なのでこのままUSBがないのも不便だ.PCIバスは4スロットとも空いているので,週末にUSB2.0 I/Fボードを買ってきて取り付けることにしよう.これで機能的には元通りになるはずだ.型番の分かったAOpenの電源も手当てすれば外観も元通りになる.