比例道
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diary/20070129

田園都市線準急復活

今朝、通勤の電車で東急の吊り広告に慢性的混雑のお詫びと今後おこなう対処3つが記されていた。4/7から午前8時台に渋谷に到着する急行を準急にする、3月から大井町線に急行を走らせる、2009年までに故障率の低い新形車輌の導入を増やすというものだ。準急の復活を見て、昔のような便利が戻るのかなとの考えが一瞬頭をよぎったが、よくよく考えると電車が混むだけで、またまた不便を新玉線住人に負担させた施策なのだなあと悲しくなった。旧新玉川線区間の渋谷〜二子玉川の間の住人は、東急線について今まで幾つもの不便を負担させられているが文句を言わない。自分達が我慢すれば川向うに住んでいるより多くの人が便利になるから仕方がないと思っているからだ。
最初の不便は快速(今回の準急と同じもの)の廃止だった。昔は渋谷〜二子玉川が各駅停車で二子玉川から先が急行となる快速が存在した。これは私たちには便利だったのだが、川向うに住んでいる人の所要時間を短縮するために廃止になった。次の不便は二子玉川駅での大井町線との乗り換えホームの変更だ。これが一番のダメージだった。昔は新玉川線への乗り換え客と田園都市線への乗り換え客のホーム移動の負担が分散されるように、大井町線の到着ホームは電車により、新玉川線側と田園都市線側を使いわけていた。そのおかげで、乗車する時刻を調整すれば階段を使わずに乗り換えができる電車に乗れた。ところがあるとき、新玉川線の住民だけが新玉川線->大井町線でも大井町線->新玉川線のどちらの乗り換えでも階段を使わなければならないよう到着ホームが変わった。田園都市線の住民はどちらの乗り換えでも階段の利用は不要になった。人数は田園都市線側の住人の方が多く田園都市線側の住民がホーム間を階段で移動したら大混雑になるので合理的な処置だとは思うが、我々は乗り換え時間が増えて不便になった。次にずるいなと思ったのは新玉川線の名称を田園都市線に変えたことだ。これは東海道新幹線を山陽新幹線に呼び方を変えたようなもので、不自然な変更だった。ただし、変えた理由は誰もがすぐに分かった。さすがにこれには「東急(不動産担当)さん、ちょっとせこいぞ」と言いたかった。
いくつも不便を強いられても文句を言わない新玉線住人の心持ちはそれはそれで粋なので良いし、私もこれが不当だと言うロジックを作れそうにないしで我慢するが、マイノリティが常に負担を引き受けるという事が続くと不平のひとつもこぼしたくなる。不平というかひとつわがままを言わせてもらえば路面電車の玉電を復活させてほしい。ガソリンがあと2倍くらい値上がりしたらこの復活も夢ではなくなるかな?