比例道
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diary/20070309

地上波デジタル大丈夫か

検索エンジンで「地上波デジタル 反対」と入力すると反対意見がたくさん出てくる。反対派の主張点は2つだ。ひとつはTV視聴者にとってメリットがないこと。ふたつめは国費を一千億円以上投入することだ。これらは事実であり納得できる意見だ。一方推進派は双方向通信ができるだのゴーストが出ないだの言っているが、これらに説得力が全然ないのが不思議でならない。
以前の日記diary/20060613でも述べたように地上派デジタル推進派の言っているメリットは口から出まかせもいいところだ。地上波デジタル化の真の目的は携帯電話機に使いやすい周波数帯をTV用から携帯用へシフトするためだ。そこを主張すれば良い。携帯電話がつながりやすくなりますよと。ところが推進派のwebページをみてもこの記述が皆無だ。悪だくみではないのだから秘密にする必要はないのになぜ秘密にするのか。秘密にするということは、その裏に私の気づいていない利権があるのかとも勘ぐってしまう。この周波数帯シフトを前面に出せば、反対派の視点を単にTV視聴者が不便になるからという位置からそらせるだろうになぜそれをしないのか。やっぱり悪だくみが裏に隠されているから真実を言えないとしか考えられない。
携帯電話のことを分かっていたとしても、今使っているTVが突然使えなくなるなんてことが許されるはずもない。これがあまりに乱暴な施策であることは子供だって分かる。実際に地上波デジタル化を既に実行した英国ではTV視聴者が不便になることが明るみに出てデジタル化は頓挫してしまった。
私はここで予言をしてみよう。2011年のデジタル化は失敗すると。そして2015年頃にNHKあたりから「ドキュメンタリー:なぜ地上波デジタルは失敗したか。歴史の裏に隠されていたもの」なる番組が放送されるだろうと。