比例道
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<-domain ijino tamedesu

diary/20070627

aircrack-ng

aircrack-ng 0.9からはaircrack-ptwの解析アルゴリズムが導入されたとのこと.これで両者を使い分けずに済む.ありがたい.先日注文していたPLANEX GW-NS54CW(AR2413)がやっと届いたのでaircrack-ngで楽しむことができた.このカードが届くまでに間があったので,いろいろ調べてみるとintelの無線LAN chip ipw2200でもinjectionができることが分かった.試してみたのだが,成功するための条件が多くて実用には至らなかった.ipw2200を使うにはaircrack-ngやipw2200のdriverは古めのバージョンを使わないとならない.また,linuxもSuSEやFedora Coreではダメで,Ubuntuなるディストリビューションを使わないといけないようだ.
AtherosチップのGW-NS54CWはドライバーやaircrack-ngのバージョンに制限はなく使いやすいが,説明には記載されていないノウハウが存在した.このノウハウを経験から会得するまではうまくいかず,最初はGW-NS54CW(AR2413)では使えないのだと勘違いして動作実績リストにあるIO DATAのWN-WAG/CB(AR5212)を買い足してしまったくらいだ.ノウハウは

  • CPUパワーがある程度必要.Celeron300MHzのThinkpad240やPentium3 600MHzのThinkpads30では動作中にフリーズが多発した.PentiumM 1.7GHzのVAIO S90だと何の問題もなく動作した.
  • ARP request replay mode(simple_wep_crackの例にある方法)を使った場合,説明には「数分待つとarp requestを受信して」とあるが,実際には数時間待たないと受信できない場合が多い.アクセスポイントとの距離を近くしてもこれは変わらない.説明には「なるべく近くすべし」とあるが,私の場合は20mくらい離れても電波の送受信には問題なかったので,arp requestが受信できないのは距離の問題ではない.
    • これについては別のマシンからアクセスポイントへ無線LAN接続をかければ即arp requestを受信できることが後で分かった.
  • fake authenticationが成功しているのに,injectionを始めると your MAC address are not associated とエラーになる場合がある.この場合は別ウィンドウを開いてsimple_wep_crackの2番目の例のfake authenticationをするとエラーをクリアできる.2番目の例とはaireplay-ng -1 6000 -o 1 -q 10 -e teddy ...という方だ.