比例道
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diary/20070725

ビデオメモリ16MでフルカラーUXGAデュアルができるのに

簡易作業用のPentium3 800MHzのマシンにはMatroxのG450 DH(デュアルヘッド)を刺してUXGA(1600x1200)のモニタを2台つなげている.G450は16Mのビデオメモリしか搭載していないが,2台のモニタはフルカラーで表示できる.1600x1200x24/8=5760000=5.7Mなので,16Mのメモリがあれば2台分は余裕でまかなえる.ところが,TV視聴用のVAIO RX53に搭載されているASUS V3800Mは32Mのビデオメモリを積んでいるのに,1600x1200ではハイカラー(16bit)しか使えない.フルカラーにすると解像度は1280x1024に落ちてしまう.これはアナログRGB出力の方の話で,同カードのDVI出力はTMDSがへぼくて1024x768までしか表示できない.32Mものビデオメモリはいったい何なんだと言いたくなる.これでは実質4M(1600x1200x16/8=3.8M)か8M(1280x1024x32/8=5.2M)のカードと同じだ.V3800Mと同じRIVA TNT2搭載(V3800Mは正確にはRIVA TNT2 M64だが)のビデオカードでもCanopusのSPECTRA5400R 32Mは1600x1200のフルカラー表示が可能なので,ビデオチップがしょぼいのではなくASUSの設計がしょぼいのだ.ビデオカードに大量のメモリを積む目的は,解像度分のビットマッププレーンを確保するためではなく,高速描画用のバッファリングのための方に最近はシフトしてきているが,それにしても搭載メモリを解像度に振り分けられない設計方針は理解しがたい.しかたがないので,RX53のビデオカードはRADEON 7000 32Mに換えて,V3800Mは単に映れば良い用途のサーバー用とした.