比例道
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diary/20071117

オステリア・フリジオ閉店す

7月23日のエントリーで1年もたないだろうと予想していたイタリア食堂オステリア・フリジオが11月15日に閉店してしまった.予想以上に早くつぶれてしまった.単調な味付けと問題のある接客はどうやら改善しなかったようだ.ランチタイムの生パスタの質と価格だけは許容範囲だったので,つぶれる前に2,3回は食べておけば良かったと思ったが後の祭り.サザエさん通りで飲食店を続けるというのは,よほどの味を出さない限り難しいようだ.10年以上続いているのは,若寿司,肉屋が経営しているトンカツ屋,インドカレーが旨いサウェーラくらいか.あとは飲み屋が少々.まだ2,3年しか経っていないが何とか続きそうなのが,趣味でやっているコーヒー屋さんとこれまた趣味でやっている和菓子とお茶を出す店,そしてファーストチャイナフーズのバーミアンだ.味に期待できないバーミアンは入店したことはなく今後もする気はないが,若い人がよく利用している.サザエさん通りの周りに住んでいる人は年齢層が高めで,財布の紐は硬いが味にはうるさい人が多い.地味な住宅街の割りに地価(つまり店舗の賃料)が高く,飲食店がこのエリアで成功するのはとても難しい.飲食店を開くなら,まだ宅地に余裕があり人が流入し続けている用賀か池尻大橋の辺りが無難だと思う.新玉川線は渋谷から二子玉まで7駅しかないが,駅ごとに町の雰囲気はまるで違う.どこにどういう店を出せば良いかの感覚はこの沿線で10年以上過ごしてみないと,よそから来た人には分からないだろう.今,町が栄えつつあるのが用賀と二子玉,これから栄えるのが池尻大橋,元々賑やかなのが三茶と渋谷,昔から閑静でこれからも変わりそうにないのが桜新町,桜新町ほど閑静ではないが,三茶ほど騒がしくないのが駒大前というのが私の感想だ.