比例道
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diary/20080103

ビル・グレンジャーの朝食がうまいと言っているのはイギリス系民族だけじゃないのか

WOWWOWで「朝からうまい!ビルの幸せブレックファースト」というのをやっている.毎回見ているのだが,これで「世界一うまい朝食」と言われているのはいただけない.あれは誰でも作れる家庭料理に過ぎず,レストランで出す代物ではない.それが味音痴の国民しかいないイギリスとオーストラリアでは別格になるらしい.ビルの当たり前の料理は,イギリスやオーストラリアだからもてはやされているのであって(アメリカにも味音痴は多数いるが),舌の肥えた日本やフランス人には当たり前の味でしかないだろう.今年の3月に鎌倉の七里ヶ浜に店を出すらしいが,まともな舌を持つ主婦や料理人ならいっぺん行って味を覚えたら次からは自宅で同じものを作ってしまうだろう.グレード的には砂浜に立つ「海の家」みたいなものだ(立地的にもそれは言える).私は今年の冬には海の家と同様に店は消えると予想している.うまいものが分からないミーハーな人が行くかもしれないが,それだけでは店はやっていけないだろう.