比例道
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diary/20080124

Skypeは大丈夫か(倒産しないか)

携帯電話機をたくさん持っている私だが,電話をかけるときは今は主にSkypeを使う.Skypeが使えないときはアナログ電話機を使う.以前はISDN電話とPHSを主に使っていた.これら4つにあって,他のFOMAやMOVAやAU携帯にないものは何か.それは良い音質だ.我が家ではISDN電話の時代がかなり長く(10年)続いたので,64Kbpsの音質に慣れ過ぎてしまった.PHSの32Kbpsの音質なら何とか許容範囲だが,それ以下のビットレートでは聞き苦しくて気持よく話ができない.電波状態の良いときのFOMAやAUはかなりマシだが,ISDNやPHSにはかなわない.アナログ電話機はビットレートでは議論できないが,昔のNTT印付き電話機ならば何とか許容できる音質だ.最近の家電メーカー(NTT製も実はメーカー製なのだが)のアナログ電話機には聞くに耐えない音質のものもある.ISDN回線もPHSも手放してしまった今は,Skypeだけが音質面の不安がなく電話できるシステムとなった.ネットのスピードにもよるが128Kbps出ていればSkypeの音質はISDN電話機と遜色ない.今やSkypeは生活に無くてはならないツールとなっている.Skypeがあって当たり前の生活が1年以上続いているが,ふと思うことがある.Skypeは上手く収益を出しているのだろうか,倒産しないのだろうかと.そこで,ネットで調べてみるとあまり上手く行ってないようだ.一般電話に有料でかけるSkype outのおかげで何とかSkype単体では黒字らしいが,Skypeを買収したeBayはこれでは買収したもとが全然とれないらしい.もともと利の薄いビジネスモデルであるSkypeを高い金(26億ドル)で買ったeBayが愚かだっただけの話だが,このせいでSkypeがどうにかなってしまうととても困る.ただし,Skypeは仕組み的にはセンターサーバータイプではなく,分散ピアタイプの構造であるから,会社自体がなくなってもソフトをインストールしたユーザーが残ってさえいれば使い続けることができる(多分)のが救いではある.