比例道
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diary/20080515

都市銀行はつなぎ融資を止めてしまった

新居の購入に当たり,再び住宅ローンを組むことになった.今回は財形転貸融資を利用するのだが,財形では登記簿の名義が本人になるまではお金が入金されない.ところが,登記簿の名義を変えるには先に住宅の費用を払わねばならない.これではデッドロックである.デッドロックを解消するために「つなぎ融資」という制度がある.住宅の費用を払ってから実際に住宅ローンの入金がされるまでに短い間,銀行がお金を貸してくれる制度だ.現在の住居ちりっぱ長屋を購入したときもこのつなぎ融資のお世話になった.そのときはみずほ銀行からつなぎ融資を受けた.今回もみずほ銀行を利用しようと思って問い合わせたら,なんと今ではつなぎ融資はしなくなったとの回答をもらった.驚いて今度は三菱東京UFJ銀行にも電話をした.ここもNGだとのこと.それではというので,信用金庫の中では信用No.1の地元城南信用金庫にも問い合わせた.そしたら,ここでもダメとの回答.これではローンで家を買えない.
困り果てて財形転貸融資先に相談の電話をしてみた.そしたら,今は財形転貸融資の会社がつなぎ融資もしてくれるとのこと.ああ,これで家が買える.助かった.と思ったが,よく考えたらつなぎ融資などという面倒なことをしなくても,いきなり住宅ローンの貸し出し金を支払っても金融機関にとってリスクは同じであることに気付いた.それなのにつなぎ融資などという制度があるのはなぜか.それは金融機関が手数料をピンハネするためのこじつけの理屈なのだろう.我々一般消費者は,この制度が理不尽だなあと思いつつも,これ以外から大金を借りることなどできないので利用するしかない.外貨預金でも銀行は往復の手数料や利息をピンハネしているし,金貸しとはあこぎな商売よのうと思った一日だった.結局,都市銀もマチ金もナニワ金融道の世界であることに変わりはないのだ.