比例道
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diary/20100922

大丈夫かgrouponものまねビジネス

米国でgrouponという新規ビジネスが成功していると聞いたのが今年の夏頃.日本では同種のビジネスが50個も立ち上がっている.ビジネス特許は取れなかったようだ(いや,この程度のアイディアでは出願したとしてもたぶん査定されないだろうが).本家groupon由来の会社はQpodだが,Qpodが最大手という訳でもなく,今はリクルートのpomparadeが露出度を上げている.
このビジネスでは50%引きが当たり前なのだが,スポンサーであるショップの方は大丈夫かと思ってしまう.スポンサーは飲食店が多い.飲食店の原価率は3割と言われているから,50%引きでも儲かるのだろうが,一度50%引きを味わうと定価でリピート訪問する気にはならないのではないか.そうなると客が押し寄せるのはクーポンを発行した時だけで,その後は閑古鳥にならないのだろうか.
もう一つ気になるのは実は宣伝になってないのではないかということ.Qpodで銀座の中華薬膳料理のクーポン(なんと8000円が2500円)を購入して昨日訪問したのだが,食材の品質がとても低かったので失望した.要するに安物の食材を使っていて不味かった.これでは2500円でも高いと思った.通常の8000円だともっと良い食材を使っているのかもしれないが,そうであると言う保証はないので,この店への再訪はないだろう.これでは宣伝どころか逆効果だ.宣伝効果がないのであれば,クーポンを発行依頼するスポンサーショップもだんだん減ってしまうだろう.
このgruoponものまねビジネスはバブルのように盛り上がった後に,すぐしぼんでしまうのではないだろうか.