比例道
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diary/20110703

ツバメに起こされる

寝ていたら耳元で「チュチュッ,チュチュッ」と鳥の声がした.網戸の桟をカタカタと動かしてもいた.「窓のところに鳥が来ているな」と思ったが,私が上体を起こせば逃げてしまうだろうと思ってじっとしていた.じっとしたまま空を眺めていると,ツバメがたくさん飛んでいる.これは窓にいるのもツバメだろうと思ったが,そのままじっとしていた.5分くらい経ったが鳴き声は止まない.子供が親を呼んでいるのだろうか.興味が先に立って我慢できずにそっと上体を起こした.すると,目の前にツバメの子供が居た.距離にして20cm.私に気付いてはおらず,しきりに鳴いている.親ツバメに比べるとずんぐりしている.体は黒いが,うっすら茶色の線がある.窓の外ではツバメがたくさん飛んでいる.どうやら今日巣立って飛ぶ練習をしているようだ.窓の子はまだ親に甘えたくて鳴いているのだろう.そんなことを思っていたら,子ツバメが飛び立った.親ツバメのような滑空はまだできないらしく,ずっと羽ばたきながら飛んでいる.そのまま飛ぶのを見ていると,羽ばたきの間に短い滑空を入れるようになった.だんだんツバメらしい飛び方になってきた.この調子なら1日でツバメの飛び方を覚えてしまうだろう.空を見渡すと,電柱の上で別の子ツバメが鳴き続けている.この子も親を呼んでいるのだろう.今日はツバメの飛行練習日なのだ.