diary/20080703
操作された米指標に乗じてみた
今晩発表された米失業率などの指標は予想よりひどく悪い値ではなかった.本当はひどく悪い値なのだろうが,米政府がインチキをして嘘の数字を示したのだろう.その結果ドル円が一時的に上がった.インチキによるドル円上昇を予想して指値を入れていたので106円後半で買ってしまったドルをほとんど損なく手仕舞えた.
嘘つきポールソン米財務長官
ポールソン米財務長官が夕方の会見で「原油高の最大要因は需給関係」などと白々しい大嘘を吐いてくれた.原油先物市場に流れ込んでいるマネーが原油高の原因であると一番分かっているはずなのに,よくもこのような嘘を言えたものだ.その点,ヌアイミ・サウジアラビア石油相の「多額のマネーが原油価格を動かしている」という発言は正直で良いと思う.この分では今晩発表される米失業率や米非農業部門雇用者数変化の指標は大いに操作された数字であろうと考えざるを得ない.まじめに相場に取り組んでいる者としてはこれら米国の態度は非常に腹立たしい.
しかし,米国の嘘つき加減も込みで相場なのだ.その相場の流れに沿った売買をするよりあるまい.