CTLでシステムトレード(旧為替の一歩)
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diary/20090929

CTLとMT4

自動売買のプラットフォームはCTLを使うDealbook360よりも,MT4(MetaTrader4)を使う製品が圧倒的に多い.CTLは覚えるのが簡単,MT4はきめ細かい処理が可能,という特徴があって使い分けられている.対応業者はMT4の方がCTLより多い.
しかし,日本の場合MT4よりはCTLを勧めたい.日本のMT4対応業者と言えば121証券だが,スプレッドが広がる,約定が遅い,注文をはじかれることがあるなど評判が悪い.そこで,ほとんどのMT4ユーザーは国外のFXDDを使っているようだ.日本のCTL対応業者はGFT,サザがあるが,こちらはスプレッドが広がることもなく,約定性能が高い.業者とのやりとりも日本語で済むなどメリットが多い.

変数の型

CTLには4つの変数型がある.number, series, bool, stringだ.この内boolはTrueとFalseを持つからC言語等と同じで分かりやすい.numberはC言語のintとfloatを包含しており,整数も少数も代入できる.stringはC言語と同じで"で囲まれた文字列だ.そしてseries,これは他の言語には無い概念でCTL固有のものだ.
seriesはC言語で言うと1次元配列宣言に当たる.しかし,C言語の1次元配列とは異なり,便利な使い方ができる.

  • 配列全体のコピーが代入文で済む.series型のAとBという変数があった場合,

 A := B

で,Bの要素が全てAにコピーされる.配列の大きさを気にすることもない.

  • 配列の添字の範囲はローソク足の数である.
  • 添字の最大値が最も最近のローソク足を指す.
  • Indicatorのdraw節で指定すると配列の要素をチャートにプロットする.

などがseries型の特徴だ.最初は違和感があるが,慣れてしまうと便利に使える.
今日はここまで.