CTLでシステムトレード(旧為替の一歩)
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diary/20100417

タートル流投資の黄金律

最年少タートル カーティス・フェイスの「タートル流投資の黄金律」を読んだ.前著「タートル流投資の魔術」に比べるとリスク管理についてより詳しくまとめてある.この本を読めばリスク管理は全てOKなどということはないが,投資を手がける人や新たに会社を興そうという人には面白い読み物になるだろう.
カーティス・フェイスは,私より2歳上で,大学にはトランジスタの動作原理を分子レベルで知りたかったため入学したそうだ.電子回路の構成法やコンピュータでのプログラミングは入学前に知っていたとのことだ.そしてトランジスタの動作原理を学んだ後は大学で学ぶことがなくなって中退し,タートルズになった.彼の大学に入学した動機が私と同じだったので驚いた.私は知りたかったことを学んだ後も,大学に材料費を出してもらってロボットを作るために大学に残ったことが違っている.私がもし大学を中退していたら,間違いなく会社を興すかカーティスのように投資家(いや投機家だな)になっていた.その後経済的に成功したかどうかは分からないが.
カーティスは起業した会社の経営に失敗して倒産したことを本書の中で詳しく述べている.この記述を読んでいるとまるで自分が経営に行き詰まっているかのような気持ちになる.理系出身であること,それまでの経験(中学生時代からアルバイトを自分で探してお金を稼いでいたこと)が類似していること,そして自分の経験のみから物事を判断することなど,彼と私は思考論理が似ているような気がする.彼が自分の会社を潰してしまったように,私も若くして会社を興していたら潰してしまっていた可能性が高い.だからと言って今のような定職に就いたのが良かったと言う気もないが.
私が今の仕事をリタイヤしたら,会社を興すことになるだろう.そのときのリスクとの付き合い方は本書を大いに参考にしようと思った.

FXを始めてから

2年と72日経過
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