486ノートPCで自宅blog/webサーバー運用


PC
PC/AT互換機なら何でも良いが、 24時間通電をするから消費電力が少ないものの方が 財布にも地球にも優しく、故障も少ない。 個人のページなど大してアクセス数もないから、 486 33MHz/メモリ20MbytesくらいのノートPCで十分である。 10000Page views/dayのwebサーバーをK6 300MHz/64Mbytes程度のマシン で運用している強者も居る。 必要HDD容量はOS次第だ。古いRedhat linux 4.xであれば300MBで足りる。 最新のOSなら2GBは欲しい。

OS
財布に優しい無料OSであるlinux,FreeBSD,solaris10の中から選ぶ。 CPUクロックが200MHzを越えていれば、最新OSでも問題ない。 起動は遅いがFedora Core4やSuSE linux 9.2もそれなりに動く。 クロックが低い場合とHDD容量が少ない場合は Redhat linux 4.x/5.x/6.xが軽くて良い。

OS install
CDからbootができるPCなら、install CDをそのまま使えば良い。 FDからbootができるならFDイメージをddやrewriteコマンド でFDに焼いたものからbootする。ネットワークインストールに したい場合はbootnet.imgかこれに類する名前のイメージファイルを使用する。 最近のOSはカーネルイメージサイズがFD容量を越えたため、 FDからインストールできないものが存在する。 FDからしかbootできないような古いマシンに最新OSを入れることは希だから これは問題にはならないだろう。 CDからもFDからもbootできないマシンなら、MSDOSかWindowsのディスク 領域にbootに必要なカーネルイメージその他をコピーし、loadlinで それらをロードする。

webサーバー install
最新OSならばOS install時にapacheを選ぶ。 古いOSならばapache1.3.33のtarボールをapacheの公式サイトから ダウンロードしてインストールする。apache1.x系は1.3.33で打ち止めのはず。 と思っていたら2005年後半になって1.3.34が出た。
ローダブルモジュールを使わないならインストールは
./configure
make
make install
でおしまい。設定は御自由に。

blogツール install
akiary v0.61は おそらくもっとも軽いblogツールだ。486マシンでもサクサク動く。 必要なのはperlだけだ。 低性能マシンを使っていたら、自宅サーバーで運用するよりも 巷にいくらでもある無料blogホスティングサービスで 足りると思うかもしれない。無料サービスの以下の欠点を我慢できる ならばそれも良い選択である。 しかし、バックアップの問題が致命的で、コンテンツが 蓄積されてくると自宅サーバーに移りたくなると思う。


wiki
wikiを使いたいなら wifkyが軽くてperlだけで動く。 PHPが入っているならkamiwikiがさらに軽い。

ドメイン名取得
固定IPを取得しているなら、有料サービスで気に入ったドメイン名を 取得すると楽しいだろう。そうでないなら、Dynamic DNSを利用する。 これも有料タイプの方がしゃれた名前にできる可能性が高いが、 最初は以下に列挙する無料タイプで十分だろう。 上記のいずれもcronでIP更新できるシェルプログラムやperlプログラムが 用意されている。

自宅サーバーは不経済かもしれない
wikiへ戻る