日本IDT<

TOPニュースリリースプロダクト日本語版資料ニュースリリースお問い合わせ

WinChipファミリをご購入頂きました皆様 および
購入を検討されているお客様へ

 WinChipをご購入頂きまして、本当に有難うございました。また、この度は、WinChip事業のVIA社への売却決定でいろいろとご迷惑をおかけ致しているかと思います。
 本当に申し訳ございません。
 従来、日本IDTにて提供致しておりましたWinChip日本語情報に関しては、今回のVIA社への売却を契機に、削除致しました。既にWinChipをご購入頂きましたお客様、これから購入を検討されているお客様へ、最低限の技術情報を提供する事を目的に本ページは構成されております。
 より詳細な情報を必要とされる方は大変お手数では存じますが以下の米国のサイトをアクセス下さい。よろしくお願い致します。
 
 http://www.winchip.com/index2.html
 
 開発者の方々は、
 http://www.winchip.com/support/index.htmlにあります"Developer Area"をアクセス下さい。その際にパスワードが必要になりますが、
ユーザー名: Developer、パスワード: p-dev
となります。
 
 従来、日本IDT社のホームページ上でご提供致しておりました各種情報に関しては、NiftyのFPCPARTに移管し、情報提供を継続します。
 以下のURLは、Nitfyのユーザーの方以外もアクセス可能なので、是非一度ご覧下さい。
 また、従来FPCPART3にて運営して頂いていた"[IDT] User's Room"は、"WinChip User's Room"と名称を改めて、継続運営頂いておりますので、こちらも是非覗いてみてください。

FPCDIY フォーラムホームページ
 http://www.nifty.ne.jp/forum/fpcdiy/
 
 最後に、重ね重ね、皆様には、大変御世話になり、本当に有難うございました。様々な 前向きなご意見、ご要望を頂戴しながら、十分な対応も出来ませんで本当に申し訳ございませんでした。
 出来ましたらご購入頂きましたWinChipを末永くご愛用頂ければ、私としては光栄です。有難うございました。

中上 一史
 

 以下では、WinChipを用いたCPU換装について、当社の従来の見解および基本的な設定情報をご説明致します。
 
 当社では、世の中全てのマザーボードおよびPCシステムに対して、WinChip C6、WinChip2およびWinChip2 RevAの動作確認を行う事が不可能なので、代表的なマザーボード等に関して、動作テストを行っておりました。
(米国のhttp://www.winchip.com/index2.htmlhttp://www.winchip.com/support/index.htmlを参照下さい。)
 上記サイトおよび本資料では、一般的にWinChipファミリをご使用頂く上での注意点を公開し、あくまでお客様の責任の範囲において、CPUの換装を行って頂いております。
 
 以下の注意点を踏まえて設定頂ければ、ほとんどの場合、WinChipファミリの高い互換性のもと、古いマザーボード(BIOS)でも動作すると思います。
 
 1997年12月から1999年9月末までに外販したWinChipファミリは、WinChip C6、WinChip2およびWinChip2 RevAとなり、それらをご使用頂く上では以下の点にご注意下さい。
 
1)電圧設定  : 3.3Vもしくは3.52Vが可能な事
2)バス周波数 : 60・66・75・83・100MHz等の設定が可能な事
3)バス倍率設定: 現状出荷しておりますWinChipファミリのサポートするバス倍率設定は整数倍のみですので、この点は以下の表を参考にして設定下さい。
 

 
 以下に1997年12月から1999年9月末までに外販したWinChipファミリの型番を示します。
 
<WinChip C6>
C6-PSME200GA 200MHz(66MHzx3)、3.52V版
C6-PSMF200GA 200MHz(66MHzx3)、3.3V版
C6-PSME225GA 225MHz(75MHzx3)、3.52V版
C6-PSME240GA 240MHz(60MHzx4)、3.52V版
 
<WinChip2>
W2-3DEE200GSA 200MHz(66MHzx3)、3.52V版
W2-3DFF200GSA 200MHz(66MHzx3)、3.3V版
W2-3DEE225GSA 225MHz(75MHzx3)、3.52V版
W2-3DEE240GSA 240MHz(60MHzx4)、3.52V版
 
<WinChip2 RevA>
W2A-3DEE200GSA 200MHz(66MHzx3)、3.52V版
W2A-3DFF200GSA 200MHz(66MHzx3)、3.3V版
W2A-3DEE200GTA 200MHz(66MHzx3)、3.52V版
W2A-3DFF200GTA 200MHz(66MHzx3)、3.3V版
W2A-3DEE233GTA 233MHz(66MHzx3.5) 3.52V品
W2A-3DEE266GTA 266MHzスピードグレード(100MHzx2.33) 3.52V品
W2A-3DFF266GTA 266MHzスピードグレード(100MHzx2.33) 3.3V品
 

 
<バス倍率設定比較表>
BF2 BF1 BF0 C6
WinChip2
WinChip2
RevA
Pentium MMX Pentium K6/K6-2
High Low Low 予約 2.5倍 2.5倍 2.5倍 2.5倍
High Low High 3倍 3倍 3倍 3倍 3倍
High High Low 2倍 3.33倍 2倍 2倍
High High High 4倍 3.5倍 1.5倍 3.5倍 3.5倍
Low Low Low 予約 4.5倍 4.5倍
Low Low High 5倍 2.33倍 5倍
Low High Low 4倍 4倍 4倍
Low High High 予約 2.66倍 5.5倍
 
 尚、古いBIOSのままWinChip2を搭載した場合、CPUの認識段階でCPU名称が間違って表示される場合があるかと思いますが、WinChip2の実動作には特に問題はありません。但し、可能であればそのボードの最新のBIOSにアップデートしてご使用頂く事をお勧め致します。
 
注意:
 但し、BIOSによっては、BIOS立ち上がり時に搭載しているCPUのCPUIDやSTEPPING ID等を確認し、Intel以外のCPUが搭載されている場合に、その先の処理をやめてしまう様に設計されたBIOSも存在しますので、これについては、誠に申し訳ございませんが、実際に試して確認してみるより方法がございません。  
 因みに以下が各社のCPUIDおよびSTEPPING ID情報です。
 

Vender ID
WinChip C6 CentaurHauls
WinChip 2 CentaurHauls
Classic Pentium GenuineIntel
MMX Pentium GenuineIntel
AMD K6/K6-2 AuthenticAMD
6x86MX、M II CyrixInstead
 

Type ID Family ID Model ID Stepping ID
WinChip C6 0 5 4 Varies
WinChip 2 0 5 8 Varies
Classic Pentium 0 5 2 Varies
MMX Pentium 0 5 4 Varies
AMD K6/K6-2 0 5 6から9 Varies
6x86MX、M II 0 6 0 Varies
 
補足:
 WinChipファミリは、全体の消費電力が他社に比べて非常に少ないのが特徴ですが、ダイサイズ自身が非常に小さいためにCPUに通電後に、パッケージ内の非常に限られた領域(パッケージの中央部分)が急激に温度上昇します。
 WinChipの動作温度保証範囲は、チップ表面で0から70℃ですの、その限られた領域を効率的に放熱してやる必要があるわけです。
 
 一般的にヒートシンクの裏面に熱伝導シートなるものが装着されていますがその熱伝導率は製品によりまちまちで、せっかくヒートシンクを装着しても、この熱伝導シートが妨げとなって効率的に放熱出来ないものもあります。
 また、デバイスの表面は平らそうに見えても、結構でこぼこが存在しますので、最も適したヒートシンク装着剤としては、シリコングリースになります。
 但し、このシリコングリースもあまり大量に添付するとかえって逆効果となりますので、ほんの一滴をデバイスの中央につけ、その上にヒートシンクを圧着する方法が最適と思います。
 
 上記の倍率設定表のWinChipで予約となっている部分は、当社の出荷テストで実際にその設定のテストを行っていないためです。但し、前述した様な内部倍率設定になっているので、ご使用のシステムおよびマザーボードのバス倍率設定(PentiumおよびMMX Pentium)のままでも、表のような倍率で動作する可能性はありますが保証の限りではありません。


ユーザー登録会社概要リクルーティング販売代理店サイトマップ米国IDT
Copyright(c) 日本IDT All Right Reseved.