2000兆円を死蔵する日本の愚かさ
NHKスペシャルのアンコール再放送を見た。2009年に放送されたロシア特集だ。見たのは国家資本主義の回。2008年のリーマンショックにより、ロシアへ投資していた欧米の投資家が資金を引き揚げた。そのためロシアの新興財閥を含む多くの民間企業が資金繰りに困り、倒産の危機に見舞われた。そのときプーチンはオイル輸出で稼いだ50兆円を使い、約300社(プーチンのリスト)に融資して救済した。その代わり、救われた民間企業はプーチンの側近を役員に迎えることを余儀なくされ、半ば国営企業になった。
日本国民が持っている金融資産は2000兆円を超える。2009年時点でも1500兆円あった。そのお金を使えばロシアの企業全てを余裕で買うことができる。ロシアの国土を全部買うことだってできるくらいだ(もちろんロシアは売らないだろうが)。ところがそれらの金融資産は死蔵されるだけで有効活用されていない。日本はこれから経済的に貧しくなり、教育を手抜きしているので国民の知性も下がる。100年も経つと1ドル10000円くらいになり、2000兆円あった資産も30兆円くらいに目減りする。そのとき「あのとき2000兆円を有効に使っていれば」と後悔するだろうが、後の祭り。2000兆円は個人の預貯金なので国が勝手に召し上げることは本来はできないのだが、非常事態のときはそれができる。実際、明治維新のときと、第二次大戦終戦時にはそれを行った。だから今行うことも実はできる。
せっかく資産があるのにそれを有効活用できない理由は、知性の低い国民が無能に投票している結果なので自業自得だ。一部の人が嘆いても事態は好転しない。頭の良い人はあきらめて国外へ出るしかない。