比例道

いまさらブルシット・ジョブ

2022年5月3日 07:00 ・ 読書 ・ 元の記事

デヴィッド・グレーバー著。2018年出版なのだがずいぶん前に出た本のように感じる。ブルシットジョブの定義は「被雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある有償の雇用の形態」である。これはその通りなのだが、アメリカがうらやましくなった。なぜならアメリカ人は自分の仕事がブルシットジョブであると認識している人の割合が40%もいると調査の結果出ているからだ。その40%の人は自分を客観的に見ることができている。彼らは自分がくだらない仕事をしていると分かっている。

ひるがえって日本はどうだろうか。日本人への調査はなされていないのだが、ブルシットジョブ労働者はアメリカと同様に40%くらいはいると思える。もしかしたら40%より多いかもしれない。しかし、自分の仕事がブルシットジョブと認識している日本人は40%もいないだろう。つまり彼らはどうでもよい仕事をしている上に、自分の仕事が無意味であることすら理解できていない。これでは救いようがない。日本の労働生産性がアメリカより低いのもさもありなんと思う。

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