リニアブログ

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2005年6月1日(水) MPEG2/4エンコード速度頭打ち

民生用MPEG2ハードウェアエンコーダの速度がリアルタイムになったのは、カノープスのMVR-D2000かそのチップを使ったMTV1000が出た辺りだった。それから4年が経過したが、未だハードウェアエンコーダの速度はリアルタイム近辺から変わらない。一方ソフトエンコーダの方はプロセッサの高速化に伴ってリアルタイムの倍くらいで処理可能になった。
なぜハードウェアの方は速くならないのかMPEG2/4エンコーダチップを設計している友人に聞いてみた。すると面白い答が得られた。ハードウェアエンコーダの設計目標速度はリアルタイムをちょっと上回る程度に設定するのが常識なのだそうだ。エンコーダで速度が必要とされる状況はライブ中継のときであり、それに対応するにはリアルタイムを少々超える速度が実現できれば良い。それ以上の速度はオーバースペックとなる。また、蓄積されたコンテンツのエンコードはバッチでできるはずなので、速度を上げる必要はないと考えるだそうだ。なるほど。納得のいく回答だ。
私のように見ないで溜め込んだMPEG2画像が数テラバイトになってしまい、ディスクが足りなくなってMPEG4に圧縮しようなんて思っているユーザは少数派ということだ。しかし、今のエンコード速度では全部圧縮するのには1年以上かかりそうだ。どうしたら良いものか。

2005年6月2日(木) BT8x8

#この日だけ未だに訪ねてくる人が多いので、特別サービス。
IODATA GV-BCTV4/5のCCD-XP32設定
キャプチャカードは10枚以上持っているが、BT8x8を積んだ4枚は使い道がなくジャンク箱で眠っていた。最近CCD-XP32なるソフトでWOWWOWなどのスクランブル放送が視聴できることを知り、そのソフトがBT8x8チップのキャプチャカードが必須ということなので、ジャンク箱から引っ張り出して試してみた。今回使ったのはアイオーデータのGV-BCTV4/PCIだ。CCD-XP32というソフトはインストール作業が必要ということもなく1MB程度の配布ファイルを解凍するだけで動き、能書き通りスクランブル放送がそれなりの画質で見られてしまった。感動だ。ただし、録画機能はないので、勤め人にとっては実用で使うには難がある。結局常用にはできなかった。
CCD-XP32の情報を集めたときにBT8x8でキャプチャする記事もいくつか見つけ、CCD-XP32情報よりもこちらの方が役に立った。huffyuvという可逆圧縮コーデックとふぬああcapというソフトを組み合わせると、現在でも十分実用に耐える画質でキャプチャができることを知った。さっそく試してみると、BT8x8でこんな綺麗にキャプチャできたのかとびっくりするくらいの画質でとれた。しかもBT8x8のカードでは休止状態からの留守録はできないと思っていたが、ふぬああcapを使えばそれもできるようになった。結局4枚のBT8x8カードのうち2枚は5年ぶりに現役に復帰した。
GV-VCPで留守録画

2005年6月3日(金) DEC Celebris FX-2のWake on LANその2

2月28日に悩んだFX-2のWOLがやっと決着した。HPのページ内の旧DECのページを隅から隅まで読んでみたら、FX-2のWOLはサスペンド状態(S1)からのみであることが分かった。電源OFF状態からはWOLができないのだ。ちょっと当てが外れた。
24h通電すれば良いのだが、電気がもったいないので、BIOSのメニューにある指定日時に電源ONを利用することにした。毎日決まった時刻に電源をON
にする。cronで電源ON後1時間後に1st shutdownフラグを見に行き、あればshutdownする。電源ON後4時間後にnoshutdownフラグを見に行き、なければshutdownする。あれば電源はON
のままだ。長く使いたいときはnoshutdownフラグを生成すれば良いのだ。

2005年6月5日(日) ASUS CUBX-L 休止状態移行失敗

録画PCを追加しようとCUBX-LでWinXPマシンを組んだ。ところが休止状態に移行しようとすると、システムリソースが不足のため、APIが終了できませんでしたのメッセージがでて移行できない。この問題はXP無印とSP1のときからあったバグでパッチが出されている。ただしSP2になってからはパッチが含まれているので発生しないはずのバグだ。ところが、googleで探すとThinkPadユーザを中心にSP2済XPでバグ報告がある。私の状況がこれと同じ理由なら早くマイクロソフトに対処して欲しい。

今回のマシンの構成
CUBX-L
P3-850
PC100 256Mx4
ATI 3D Rage Pro AGP
Adaptec AAR1210SA
Creative SoundBlaster Live
IODATA GV-BCTV4/PCI
IODATA ETG-PCI

3D Rage ProのドライバはXP組み込みのMS製では休止状態には対応してなく、ATIのサイトから落としたXP用ドライバでないとエラーが出る。

その後
システムログを見ていたら、ディスクのドライバがロードできないみたいなメッセージを残していた。そこでAdaptecのサイトに行き、最新のAAR1210SA用ドライバaar1210sa_win2k-xp-2k3_drv_b45a.exeを落として入れてみた。ビンゴだった。休止状態への移行と再開が問題なくできるようになった。めでたし、めでたし。

2005年6月6日(月) RedHat9は結構融通が利く

855GMEチップセットのPentiumMマシンで使っていたRedHat9入りのSATA HDD2台とSATAカードを440BXチップセットのマザーに移植した。OSをインストールしようと電源を入れてCDドライブにOSのメディアを入れようとしたら、間に合わなくてHDDからOSが起動してしまった。HDD2台でRAID0を組んでいたのだが、難なく起動してしまい、チップセットのConfigureを自動で入れ替えて440BX用のLinux Boxが出来てしまった。しかも途中で一度も再起動はしなかった。これはすごい。昔Windows95で同じような経験をしたことがあるが、似たチップセットでないとできなかったはずだ。今回は2004年製のマザーから1999年製のマザーに変わったのを吸収してしまった。いやーびっくりしたというか感動した。
PentiumMはPentium3アーキテクチャだから、もしかしたら855チップセットは440BXと似ているのかな。

2005年6月16日(木) google検索精度低下

最近googleの検索結果がひどい。世の中にwebページが増えたせいだろうから、まあ仕方がないかなと思っていた。ところが、昔ちょっと使ったとき、検索精度の悪さにあきれて使わなくなったyahooやmsnサーチを使ってみるとこちらの方が望む情報が検索できる。どうやらgoogleの性能が相対的に悪くなっているというのが正解のようだ。広告主のサイトを上位に載せるという機能が悪影響しているのだろうか。それだけではなさそうだが。そう言えば、yahooやmsnサーチは独自検索エンジンだっけ。googleのエンジンだったりして。同じエンジンでも溜め込んだ検索DBが違えば結果が違うからエンジンの性能だけで良い悪いは単純にはいえない。いずれにせよ、性能が優れているという理由で使い始めたgoogleだが、そろそろ決別するときに来たようだ。でも5年いや7年も世話になったのだから礼を言いたい。
これからどこを使うかなあ。googleに移る前はinfoseekの性能が良かった。その前はaltavistaを愛用していた。まちがってもgooだけは使いたくないけど。複数の検索サイトを一挙に使うUIを提供しているサイトもあったなあ。
いまちょっと試してみたらaltavistaが一番良かった。日本語にも対応している。これからはaltavistaを使うことにしよう。

2005年6月17日(金) どうして隠しページがばれた?

googleからaltavistaに乗り換えて、久しぶりのaltavistaなのでいろいろ検索して遊んでいた。試しに自分のページ(このページ)を検索したら、リンクを張っていない隠しページまでヒットしてしまった。何で?
隠しページはアクセスしてもパスワードをいれないと先に進めないようになっているし、ログを見ても不正アクセスを試みた形跡はないからそれほど心配していないけど、今度ファイル名を変えておこうと思う。

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