デュアルリンクDVI
Appleの30インチ Cinema HD displayにて初めてデュアルリンクDVIを使った.Macはローエンド機種を除き,デュアルリンクDVIを装備しているが,Windowsマシンでこれを装備している機種はほとんど無い.Windowsマシンでは自分で対応ビデオカードを取り付けないとデュアルリンク対応にならない.そこで,対応しているビデオカードを調べてみた.
私のWindowsマシンはAGPなのでSAPPHIRE RADEON X1600 PRO (AGP 512MB)を付けてCinema HD displayを使用している.3Dゲームをする趣味はないので,512MBのビデオメモリは9割方無駄になっている.
デュアルリンクとは
DVI端子が2つあるデュアルDVIとは違う.TMDSリンクを2つ使用したDVIのことだ.DVIの端子形状やピン配列はシングルリンクのDVIと同じだが,生きているピン数がシングルリンクより多い.シングルリンクのDVIでは1600x1200まで表示可能で(一部のシングルリンクカードではWUXGA=1920x1200が表示可能),それ以上の画素数ではデュアルリンクが必要となる.現在のところ,デュアルリンクが必要なディスプレイはApple Cinema HD displayとiiyama Pro Lite H530くらいで少ないので,デュアルリンクの存在自体ほとんど知られていない.ケーブルも外観は同じだが,シングルとデュアルでは違うので注意が必要だ.