比例道
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diary/20060630

ACPI対応のISAカード

2001年にVAIOを購入して以来,TV録画をPCで行なうようになったため休止状態(ハイバネーション)が使えるかどうかを気にするようになった。スリープ状態ではメモリ内容を保持するための電力を消費するので、省電力の意味では休止状態が望ましい。休止状態を使うにはマザーが対応+BIOSが対応&設定+全ての増設カードがACPI対応していないといけない。これは古いマザーや増設カードには敷居の高い条件だ。1枚でもACPI非対応カードが交じっていると休止状態は使えない。ACPI非対応で困ったカードではIODATAのUSB2.0カードUSB2-PCIL4があった。BUFFALOの同じ機能のカードIFC-PCIU2Vが対応しているのでIODATAも大丈夫だろうと購入したらこれがアウトだった。これを刺したら休止状態が使えなくなった。USB2.0カードなんて基盤はすかすかでチップは1個か2個しか載ってない。誰がどう作っても同じになるだろうと思ったのが甘かった。IODATAはいったいどういうつもりでわざわざACPI非対応に作ってくれたのか。ACPI対応の点ではBUFFALOはIODATAに比べて一歩も二歩も優れている。ほとんどのカードはACPI対応している上に、webページに対応の有無をきちんと記載してくれている。IODATAの場合はwebページでは確認できない。
最近驚いたのがAOpenのISAバスサウンドカードAW37Proだ。ISAバスなので当然ACPIなどサポートしている訳がないと思っていたら実はサポートしていた。構成はマザーはASUS P3B-F,CPUはP3 800MHz, 拡張スロットは上からMatrox G450DH AGP, BUFFALO USB2-PCIL4, IO DATA ETG-PCI, BUFFALO IFC-ATS2P2, CardExchanger-NF PCI, Aopen AW-37Proだ。CardExchanger-NFとAW-37ProがACPI対応しているはずがないと思っていたので期待していなかったが、終了メニューに休止状態が出てきて驚いた。試してみるとちゃんと休止できる。
珍しい例としてはAT電源のマシンでも休止ができる。というか、AT電源の場合電源スイッチが機械式で給電全ON/全OFFしか選べないからスリープ状態はあり得ず、休止状態しかできないというべきか。構成はマザーがSOYO E5EYM, CPUはK6-3 450MHz, 拡張スロットは上からATI Rage Pro AGP, 3com 905TB, Sound blaster liveだ。これは手堅いパーツばかりなので休止が出来て当たり前とも言える。
逆の例として休止ができるはずなのに出来ない構成もある。マザーがGigabyte GA-6OXT-A, CPUがCeleron1.4GHz, 拡張スロットはREADEON7000 AGP, SMC9432, IODATA GV-BCTV5, Adaptec AFW-4300だ。このマシンは休止状態に入ることはできるのだが、起こしたときにビデオカードが起きずに画面に何も映らなくなる。ビデオカードが怪しいのかと思い、休止状態が使えることを確認済の別のRADEONやnVidiaのGeForce2に変えてみたが結果は同じだった。どうやらマザーのGA-6OXT-Aが良くないようだ。