比例道
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diary/20070118

DVDの画質の悪さに呆然

DVDが普及してずいぶん時間が経過したが、私は実はDVDのコンテンツをまともに見たことがなかった。今日初めてDVDのコンテンツを見た。0083 stardust memoryだ。15年前に購入した0083のLD(CAV)は何十回と見たので画像はすべて記憶しているが、それに比べてDVDのあまりの画質の悪さに呆然とした。ビームの光が飛び交うシーンなど、見辛くてとても鑑賞に堪えない。DVDが普及し始めた頃、映画MATRIXの画質についてネットでいろいろな議論がなされていて、DVDを見たことがない私にはその議論がピンと来なかった。しかし今日は、そのときのみんなが騒いでいた問題点が理解できる。MATRIXも0083もフレーム間の差分が大きく、MPEG2が苦手とする映像なのだろう。このひどい絵ならみんな騒ぐ訳だ。
0083について言えば、LDとDVDの画質の差は私的には許容範囲外だ。DVD映像を見るときの違和感は。VHSの3倍モードを我慢して見ているのと大差ないと言うか、3倍モードよりさらに不快だ。内容を知る目的には使えるが、鑑賞の目的にはとても使う気になれない。LDがDVDに変わって何がうれしいかと言ったらメディアサイズが小さくなったことやメディアのコストが下がったことだ。市販DVDの価格を考えるとコストのメリットはユーザーには還元されてはいない。結局、メディアサイズを小さくした(プレイヤーサイズも小さくなるが)のがDVDのユーザー貢献だ。たかがサイズのためだけに画質を犠牲にするとはユーザーにとって本当にうれしいのか、LDからDVDへの移行は技術の進歩と言えるのかどうか考えさせられた。私であれば、LDがいい。DVDはいらないと言うだろうな。