diary/20070211

カカオたっぷりチョコ

娘がねだるのでカカオ88パーセントのチョコレートを買ってやった．カカオ何パーセントという数字が大きいほど良いと思っているらしい．普通のチョコの方が間違いなくうまいと思うのだが，食べてみたいのだろう．娘は家に帰って食べ始めたが2かけ口に入れた後で食べるのを止めてしまった．口直しのためか，その後甘いキャンデーを食べていた．私も１かけ貰って食べたが，とても苦い．これはおいしいとは言えない．世間ではカカオに含まれるポリフェノールの効能を持ち上げてやたらカカオ分の多いチョコレートを売っているようだが，消費者がうまくもないものを食べてありがたがるのは「あるある大事典」に踊らされているのと通じるところがある．以前ブルーベリーが目に良いと言われて良く食べていたが，眼科の先生にこの真偽を尋ねると「悪いわけではないが，良いと強調するほどのものではない」と言われてがっかりしたことがある．他に困った健康都市伝説としては塩は高血圧の原因というのもある．これは日本人の半分に対しては当てはまらないことが明らかになったが，未だに減塩減塩と騒いでいる人が多い．逆に危ない可能性があるのに野放しになっているのが植物性油脂の加工品だ．マーガリンやショートニングは欧米では体に悪いと認知されていて，一日の摂取量が制限されているのに日本では特に注意されていない．マーガリンに至ってはバターより健康的とのイメージすら日本にはある．安心して摂れる油と言えば，千年以上の歴史で安全性が証明されているごま油，オリーブオイル，バターである．