比例道
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diary/20070307

WinJ(St.GIGA)未だ復活ならず

3/1には復活する予定だったWinJ.楽しみにチューナーをONしたが何も音は流れて来なかった.webによると放送休止が一ヶ月延長されたとのこと.本当に復活がなされるのか不安がつのる.St.GIGAと言えば音の潮流なのだが,FMの人気番組ジェットストリームを長時間聞いているようで心地よかった.これについて熱く語ってくれているサイトがここだ.
最近調査して知ったのだが,日本の広告費が年間約6兆円.そのうち2兆円がテレビに流れ,1兆円が新聞に流れる.雑誌が新聞の半分くらいで,ラジオはさらにその半分くらいで,インターネット広告はわずか数百億円だ.残りはSP広告と呼ばれる屋外広告や折込などだ.くだらない番組ばかり流している民放に2兆円も突っ込んでいるとは無駄も良いところだと思う.一部の企業の広報担当もそう思っているらしいし,TV番組の制作担当者もそう思っている人もいるそうだが,TVを見ている大多数の人の程度に合わせるとくだらない番組を作らないと視聴率をかせげないのだとか.そして企業の広報担当としては視聴率の出る番組にCMを突っ込まざえるを得ない.CM収入の入ってくる番組は局のドル箱だから,止める訳にはいかない.くだらない番組を数多く見る人は頭のレベルが下がってしまっているからいきなり知的な番組を作っても見てくれず,製作者の空振りになる可能性が高い.このリスクを回避するためにはどうしてもくだらない番組を作らざるを得ない.くだらない番組を見続ける視聴者はいつまでも頭が悪いまま.見事な負のスパイラルだ.
このような負のスパイラルを打開するためには、いつの時代でも黒船のような外圧に頼るしかない.今回の外圧は地上波デジタル放送だ.私は地上波デジタルに投資する気はないので,もし2011年に予定とおり完全デジタル化が成ったらテレビ放送はもう見るつもりはない.私のように見なくなる人が他にもたくさんいたら,CM収入が減って局の経営が立ち行かなくなり,テレビ放送の負のスパイラルに歯止めがかかるきっかけになるかもしれない.