比例道
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diary/20071015

PowerMacintosh 8515/G3へ

150MHzの604eカードに換えたPowerMacintosh8515だが,欲が出てその2週間後にはG3カードを装着した.upgradeカードのベンダーでは最もメジャーなSonnet社のCrescendo G3 PCI 333MHzを使った.ヤフオクで1500円で入手できた.再びPowerMacを分解して,今回は2次キャッシュは外さねばならないので前回よりも時間はかかったが,20分で作業は終了.ついでにUSB1.1のカードも刺しておいた.作業していて悲しかったのが,匡体や部品のプラスチックが経年劣化していて,プラの弾性を利用してはめ込んでいる部分はことごとく割れてしまったことだ.リセットスイッチ回りもPCIカードの押さえもみな割れてしまった.触って力をいれるだけでポキッと折れてしまう.これは如何ともし難い.割れた部分は全て大勢には影響のない部分だったので,そのまま放っておいて組み立てた.
G3カードを入れてキーボードのパワースイッチを押すとぽわーんといういつもの軽快な音と共に立ち上がった.604e 150MHzからG3 333MHzへの交換なのでさぞかし体感速度があがるだろうと予想していたのだが,そうでもなかった.2週間前の604e 120MHzから604e 150MHzへの交換の方が体感速度的には上がった感じを受ける.変だなあと思ってしばらく考えた末に出た結論がCPUバス速度の違いだ.いわゆるFSBが何MHzかという問題だ.604e 120MHzはこれが40MHzだった.604e 150MHzに換えてこれが50MHzに上がったときは,CPUクロックは1.25倍しか上がってないが,体感速度はかなり上がった.これはバス速度が1.25倍になり,I/O系も含めてスピードアップしたのが効いたのだろう.今回はCPUクロックこそ倍以上になったが,バス速度は逆に45MHzに下がってしまった.それで体感速度があまり上がらなかったのだと見た.かなり期待していたのに残念だ.
G3を搭載したついでに,これまたヤフオクで入手しておいたMacOS 9.1を入れてみた.速度も使い勝手もMacOS 8.6とそんなに変わらない.ただし,増設したUSB1.1カードはそのまま認識したらしく,マイクロソフトのUSBマウスをつなげたらそのまま使えてしまった.USB端子が付いたことで,このPowerMacもさらに活躍しそうだ.さらに上を目指すなら1GHzのG4カードもヤフオクで簡単に手に入るが,そうなると既に持っているPowerBookG4とダブってしまう.アップグレードはここまでにしておこう.何といってもこのMacで一番使うのはMacDrawなのだ.これ以上早くなっても使いにくくなるだけだ.