比例道
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diary/20080507

巡回符号理解完了

先月から猛勉強中の巡回符号だが,3冊の参考書を穴が空くくらいまで読み込み,かつmathematicaで計算をトレースした結果,今日やっと全てが理解できた.ずっと引っかかっていたのが,実際に使用するときの生成多項式と生成行列と検査多項式とパリティ(検査)行列の使い分けだ.符号化するときに生成多項式で組んだLFSRを使うことは分かったのだが,じゃあ復号するときは検査多項式を使うのだろうか,でもどうやって使うか分からないとずっと悩んでいた.結論は,符号化も復号化も生成多項式を使ったLFSRで済むということだ.生成行列とか検査多項式は使わなくて良いのだ.分かってみればなんだそんなことだったのかというものだが,分かるまでが辛かった.とりあえず,巡回符号は設計も含めて使いこなせるようになった.巡回符号の使用は目的ではなく手段なので,これでやっと本来の目的であるシステム設計に注力することができる.