比例道

頭が良い人がしでかしやすい失敗

2022年4月20日 07:00 ・ 人工知能 ・ 元の記事
人工知能の研究では知性とは「不十分な情報から最適解に近い解を導き出せる能力」と定義されることがある。これはとても納得できる定義だ。戦争で名将と言われる人はたいていその能力を持っている。科学の分野で予想を行った人で、それが何十年も経った後に物理実験により証明された場合もそうだ。ビジネスでもたまにそんな優秀な人がいる。知性に優れた人は頭の良い人とも言われる。
ところがそんな頭の良い人でも失敗することがある。不十分な情報から決断したとする。その決断が失敗に終わった。失敗は別に悪いことではない。しかし失敗の理由が、決断する前に情報がもっと取得できていたのにそれをしなかったからと言う場合はいただけない。頭の良い人は過去に不十分な情報でも成功したと言う経験があるから、今回も不十分な情報で良かろうと油断しがちなのだ。
情報の入手には時間とコストが必要だから、いつも完全な情報を入手することは現実的に不可能だ。だから情報の入手はある程度で止める割り切りが必要だ。その割り切りをどこで行うのかが難しい。頭が良くてもおごらず、常に情報取得のコストとリターンのバランスを考え続けないといけない。

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