ウクライナの戦争は西側で話題になるが、チェチェンの戦争は話題にならない
ロシアーウクライナ戦争は毎日のように報道される。しかしチェチェンへのロシア侵攻は当時ほとんど報道されなかった。シリアの内戦はものすごく複雑で誰が味方勢力で誰が敵勢力とは簡単には分からないのだが、アサド政権をロシアが援助して、アサド政権がシリア国民をいちばん死なせているのは事実だ。
チェチェンの人口120万人のうち、20万人(ほとんどが民間人)が命を落とした。シリアの内戦では人口1700万人のうち46万人以上が命を落とした。死んだ人の人数の多さと残虐行為の頻度の両方ともウクライナの戦争より悲惨だ。しかし西側はウクライナほどの援助をチェチェンにもシリアにも行っていない。これは人種差別によるものではないかという意見がある。チェチェン人とシリア人がアジア人だからというのだ。
私にはチェチェン人もシリア人も白人に見えるのだが、本当のところはどうだろうか。ウィキペディアの人種の項目によるとチェチェン人は日本人と同じモンゴロイドだった。そしてシリア人はコーカソイド(白人)だった。しかし、ヨーロッパ人はシリア人がアジア人と思っている人が多いかもしれない。つまりチェチェンとシリアを助けないのは人種差別によるものというのは正しいかもしれない。そしてもう一つ重大な理由が宗教だ。チェチェンもシリアもイスラム教徒が多い。イスラム教徒だから助けないというのもあり得る。
こんなことを知ったからと言って、ウクライナへの援助を止めるつもりはない。しかし日本が侵略を受けたときに助けてくれる白人がどれくらいいるのだろうかと懐疑的になってきた。