日記

バックナンバー

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

2005年9月1日(木) PCケースALCADIA X-2に交換

PCケースを星野金属のALCADIA X-2に変えた。冷却性能が高そうな割に静音であった。星野金属もやっとまともなケースを作れるようになったかという感じ。私は新し物好きなので星野の最初のアルミケースMT-PRO1000が発売されたときに3台買った。価格が高いのに作りがひどいことに呆れた。PCの組立などしたことのない人が設計したのだろう。しょっちゅう外すサイドパネルのネジの雌ネジ側の山がアルミでしかも数個しかなかった。何も気にしない人ならすぐにバカにするだろう。OWLTECHもアルミケースを販売しているが、耐久性とメンテしやすさそして冷却に気配りが行き届いていて、素晴らしいと思ったのと対照的だ。今回のALCADIAでは星野もやっとOWLTECH並になったということだ。しかし価格はOWLTECHよりはるかに高く、デザインが好みの人以外には星野は勧められない。
キューブPCのPOLOもひどかった。初代POLOに飛びついてしまって、その日のうちに後悔した。爆音で、机の上で使える代物ではなかった。サーバールームでないと使えない。その後POLO系も徐々に改善されていったようだが、初代に懲りて未だ手を出していない。キューブタイプならProsideオリジナルのMecolo c141が静かでお勧めだ。
ALCADIA X-2の中身のマザーやCPUは2年以上前に買ったものから変えていない。中身を変えずにケースだけ変えるというのは珍しいかな。

2005年9月3日(土) キーボード水洗い

娘のPCのキーボードが汚れていたので掃除をした。汚れは、砂糖が白く固まっていたり、何かの汁が乾いていたり、パンのかけらだったり、すべて食べ物によるものだ。余りにひどい汚れ方なので水洗いすることにした。最近は良く知られるようになったが、電子機器の洗浄には水洗いは安全で効果的なのだ。精密電子機器ならば蒸留水を使うが、キーボードならば水道水でも十分だ。洗い始めると出るわ出るわ、どうやったらこんなにパンのかけらが入るのだろうと思うくらいのゴミが出た。10分くらい洗浄した後に乾かして完成だ。
このキーボードは贅沢なことにHappyHackingKeyboardだ。通販で間違って日本語配列を買ってしまい、こちらが注文時に間違えた型番を指定したようなので、返品や交換もできず死蔵していたものだ。私は日本語配列は慣れていないので使わないが、娘は将来他の場所でPCを使うこともあるだろうから、普及している日本語配列の方に慣れた方が良いだろうと与えたのだ。しかし、日本語配列と言ってもHHKはAの横にコントロールキーがあるから、マニア向けの特殊品であることに違いはない。

2005年9月9日(金) キーボードなしにメール送信

今日娘からメールが届いた。娘のPCのキーボードはばらして乾燥中なので文章を入力できないはずだ。私のPCから送信したのだろうか。しかし、メールサーバーとかIPアドレスとかの知識のない娘にメールアカウントの設定ができるはずもない。メールのヘッダーを見るとagentはポストペットだった。やはり自分のマシンからメールを送信している。まさかキーボードを自分で組み立てて接続したのだろうか。それも考えにくい。
悩んでいても何なので電話してみた。すると答は簡単なことだった。マウスだけでPCを操作して以前のメールの文章からカット&ペーストで文章を作成したとのことだ。子供と言ってもあなどれないものだ。

2005年9月14日(水) キーボード復旧

娘のPCのキーボードを水洗いしたは良いが、乾かないうちに接続してしまい、壊してしまった。このまま新品を買って交換したのでは父としての威厳が失われるので、わざわざ汚れているキーボードを探し出し、もう一度水洗いして今度はきちんと乾かした。
この日記はそのキーボードを使って娘のPCから書いている。

2005年9月15日(木) SATAはなかなか良い

これまで大事なマシンにはSCSIディスクを多用してきた。主に信頼性のためだ。偶然かもしれないが、30台以上使ったSCSIディスクは10年以上使っているものもあるが、1台も壊れていない。それに対してIDEディスクは同じ数を使っているが、3台壊れている。またSCSIは同時代のIDEに比べて速度のアドバンテージもある。
ところがたまたまSATAカードが入手できたので、SATAディスクを使ってみた(「P55CマシンでAAR1210SAを使う」「2005年 GV-VCP/PCI 留守録画 活用」参照)。使ったのは7200rpmのドライブだ。SCSIの15000rpmディスクにはかなわないが、結構早い。安価なので速度だけが問題で信頼性を要求しない用途にはSATAディスクを使っても良いと思えた。信頼性はRAID5にすれば担保できるから、ハードウェアパリティ計算の安価(3万円以下)なRAID5 SATAカードがあれば買いたいな。

2005年9月16日(金) キングソフト アンチウィルス2006

中国発の安価なアンチウィルスソフトが発表された

http://www.forest.impress.co.jp/article/2005/09/14/kis.html

初年度無料。2年めから980円/年だそうだ。
アンチウィルスごときに年数千円払うのが嫌になっていたので、さっそくノートンの製品から乗り換えた。ウィルス定義ファイルのアップデートがうまくいかない。proxy経由も指定できるのだが、どうもファイアウォールを越えられないようだ。しかし、魅力的な製品なので、引き続き検証は続ける。もしかしたらサーバーが混んでいるのかもしれない。

2005年9月17日(土) キングソフト アンチウィルス2006その後

オンラインアップデートの通信がファイアウォールを越えられない件について調べてみた。ファイアウォールとなっているマシンのnetstatを見ると最初にアップデートサイトに通信するときはproxyで指定したポートを使って通信しているが、その後に別のポートを叩いていることがわかった。FTPのデータポートみたいなものか。このポートの通信が成立していない。試しにファイアウォールを使わずに直接接続で通信してみたら、きちんとオンラインアップデートが完了した。そのうち改善されるだろうから、しばらくは直接接続でアップデートするとしよう。

2005年9月25日(日) ノートPCの電気料金

日経linuxの今月号を読んでいたら、省電力のサーバー製作記事が載っていた。そこでは10W以下の低消費電力のCPUを使ったマシンでも年間1000円の電気代がかかるから、もっと低消費電力の組み込み用CPUを使ったサーバーを作ろうと書いてあった。1台で年間1000円もかかるなら、我が家は4台の常時通電マシンがあるから数千円のはず。それならば個人向けのホスティングサービスの方が安いかもしれない。ちょっと計算してみよう。

我が家の4台は1台がPentium150MHzで3台が486のノートPCだ。Pentiumは消費電力が10W強、486が5W弱なのでHDDの消費電力なども入れると1台平均20Wといったところか。

20W×4×24h×365d=700KW/hだ。東京電力の電気代が第2段階料金で22円/KW/hだから1年間の電気代は

700×22=15400円となる。ありゃりゃ結構大きい。せめて2台にしなくては。今度マシンのコンフィグレーションを設計しなおしてみよう。

2005年9月26日(月) ノースウェストとデルタ 経営破綻

ノースウェストとデルタが経営破綻したことを今日知った。とりあえず運行は続けるらしい。以前のユナイテッドと同じだ。私は米国に遊びで出かけるときはアメリカンを使っているのだが、経営が苦しいのはどこも大差ないだろうから、心配であることに変わりはない。多少運賃が上がっても良いので、サービスが良く安心して使えるエアラインを目指して欲しい。

仕事の出張のときはマイルを貯めないようにしている。公私の区別を付けるためではなく、妻と私のマイルを同じにしておきたいからだ。妻とマイル数が同じということは、全部私用(自腹)で貯めたことになるから、格好良い。以前こんなことがあった。数年前にフロリダを襲ったハリケーンジョージの影響でマイアミからシアトルへの便が遅れてしまい、シアトルからの成田行きに乗り継げなかった。このような場合は次の日の同じアメリカン便に振り代えるのが普通だが、乗り遅れ客が百名以上いたためその便には乗り切れず、全員次の日のノースウェストのエコノミークラスに振り代えられることとなった。ところが、ホテルのバウチャーと次の日のノースの切符を受け取る列に並び、私たちの番が来たとき二人とも別のところに連れていかれ、「いつもご利用ありがとうございます」の言葉と共に次の日のアメリカン便のビジネスクラスのチケットをこっそり渡されたのだ。百人もいれば上級会員は何人かは乗っていたと思うが、私たちだけがこの厚遇を受けた。これは二人が同じマイル数をキープしていることが影響していたのだと信じている。会社の金で乗っても自腹で乗ってもエアラインにとっては同じ金なので、営利企業としては区別する必要はないのだが、人の気持ちとしては自腹で乗る人を優遇したいと思うのは自然なはずだ。シアトルでビジネスのチケットを渡されたときに、米国人の地上係員のボスは「ビジネスクラスの必要はない」と主張していたようだが、日系の顔立ちをした地上係員はそれに反論して私たちがビジネスクラスに乗れるようにボスを説得していた。この行動は正に自腹で乗る人への思いやりだったのだろうと思う。

二人とも40万マイル以上貯め、JALのファーストクラスとシンガポールのラッフルズクラスでのヨーロッパ往復航空券を引き替えて楽しんだ。それらの旅行も、良い思い出である。

2005年9月27日(火) ノートPC台数削減

9月25日に気付いたノートPCの電気代が意外に大きい件、まずは1台を削減した。もともと486ノート1台で運用していたのが、専用メールドメインを持ったときにメール受信サーバー用の486ノートを追加し、webサーバーをあげたときにも486ノートを追加し、最近emacs用のPentiumノートを追加して総計4台になっていたのだ。使い勝手の面からemacs用のPentiumノートは止められないので、これに他のマシンの用途を集約させることにする。
まずは一番負荷の低かったインターネットからのメール受信サーバーであるHinote Ultra(486 75MHz)を止めた。3台の486ノートの中では最高性能のこいつが昔はemacs用だったのだが、今はSMTP受信デーモンが動いているだけなのだ。SMTP受信デーモンをPentiumノートに移管するため、qmailを仕込んだ。設定を終えたあと不正中継チェックサーバーで不正中継をブロックしているのを確認して移管完成だ。
停止させる前のHinote Ultraはwコマンドで見るとbootしてから458日経過していた。最後に手動でshutdownしたのは、PCの場所を移動させた5年前だから、458日前にbootしたのはおそらく停電があったのだろう。ノートPCだが、バッテリーはとっくの昔に消耗していて停電対策にはなっていない。常時通電の古いマシンは一旦電源を落すと2度と起動しないこともよくあるのだが、それもまた仕方無いだろう。とっくに寿命が来ていてもおかしくないのだ。長い間お疲れさまでした。

次の削減ターゲットマシンはSMTP送信、SPAMメールフィルター、IMAPサーバー、プリントサーバー、ファイルサーバー、DHCPサーバー、DNSサーバーを担当しているThinkpad 230Cs(486 33MHz)だ。ダイヤルアップの頃はこいつにファイアウォールもやらせていた。ちょっと仕事が多いので、Pentiumノートとlibretto20にうまく負荷分散させなくてはならない。重いのはIMAPサーバーとファイルサーバーだから、こいつをPentiumノートにやってもらうか。

2005年9月28日(水) アステルサービス終了後

アステルから11月30日でPHS電話サービスを終了するとの連絡が来た。9月30日と予想していたから2ヶ月よけいにもったことになる。アステル亡き後はWILLCOMにする予定だったが、最近ちょっと考えが変わってきた。livedoorやらが開始している無線LANにしようかと。アステルのような都市にしかアンテナのないキャリアで問題なかったのだから、無線LANでもエリア的に問題ないかもしれない。私のPHSの用途は90%がデータ通信だから、高速の無線LANの方がうれしい。鷹山もWiMAXに力を入れると言っているし、しばらく無線LANの動向をチェックしてWILLCOMにするかどうか決めるとしよう。

[先月] [目次] [来月] [最新版] [トップ]

Akiary v.0.61