リニアブログ

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2005年11月3日(木) 闘牌伝説アカギ

深夜にアカギのアニメが始まった。この作者の作品は面白いのは知っていたが、アカギは読んだことはなかったので見始めた。期待通りに面白い。PCで録画して見ているのだが、これを見ていた娘は、最初は「鼻がとんがっていて変」と興味を示さなかった。ところが、面白いよと無理に第1話を見せたところ、とても気に入った様子。第4話などは繰り返し見て、牌の呼び方や役を一所懸命覚えている。将来が楽しみ?だ。以前クルーズ船のディナーのテーブルで一緒になった香港の女性によると、香港では麻雀は大人のたしなみだとか。とは言え、娘が麻雀にのめり込むのを看過するのはまずい気もする。

2005年11月5日(土) sambaのコンパイルに36時間

OKIのMicroline 801PSのlpdを動かしている486機にsamba-3.0.20bを導入した。tarボールを解凍してコンパイルを始めたのだが、デフォルト設定で36時間かかってしまった。午前中に始めて夜になっても終わらないので、そのまま放置。次の日の昼にも終わってないので、放置。日付が変わる頃にやっと終わった。486SX 33MHz機でカーネルコンパイルをしたときでもこんなには時間がかからなかった。何がネックになっていたのだろう。
今回の486機は結構ハイスペックで486DX4 100MHz, Memory 16MB, SCSI(20MB/S)HDDだ。この中でネックになりそうなところと言ったらMemoryだろうか。16MBでは足りなかったのか。コンパイル途中をfreeコマンドでみるとswapが4MBくらい発生していた。20MBあれば全てオンメモリで処理できたのかもしれない。とは言え、このマシンは30pinのSIMM仕様で4本あるメモリスロットは全て埋まっている。1本4MBを超える30pinSIMMは持ってないからこれ以上のメモリ増設はできないのだ。昔使っていたマザーボードには30pinSIMMスロットが8本あるものがあった。こいつも8本あれば良かったのだが残念だ。

2005年11月7日(月) ドコモ、おサイフケータイ向け新機能「トルカ」を発表

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051107-00000001-zdn_ep-sci
紙のチラシやクーポンではなぜダメなのか。ユーザーにもお店にもかけたコストに見合うメリットがない。しかし、近頃のユーザーや経営者は限りなく愚かだから、ドコモに乗せられてありがたがる輩が出るかもしれない。トルカは昔から言われていたメタデータ流通の一種なのだが、ドコモ機だけを対象としているところがいやらしい。流通ならばAUやVodafoneやWILCOMも混ぜればよいのに。
ドコモはこんなことにうつつをぬかすより、FOMAの接続性の悪さとPDCの音質の悪さを何とかしろと言いたい。電話機としての基本がなってないぞ。

2005年11月9日(水) awstatsへの攻撃

ここしばらくawstats.plという存在しないcgiファイルへのアクセスが目立つ。引数で/tmpに移動したりechoで何か書こうとしたり、webサーバーへの攻撃のようだ。awstatsが何か分からないので、調べてみるとかなりメジャーなアクセス解析ツールだった。
これが攻撃の踏み台にされているという情報は今年の初めのニュース新ワーム「Lupper」情報から得た。
正体が分かったので、awstatsに興味が出て早速導入してみた。libretto20には相当に重く、表示が出るまで2分以上かかるが、logの処理はcronでバッチ処理なので、通常のアクセスに対しては副作用はない。今までシェルプログラムで書いていたログ解析より遙かに情報量が多く見やすいので、使うことにした。もちろん、Lupperの対策は行った。さらに自サイト以外からはawstatsにアクセスできないようにhttpd.confも書き換えて万全を図った。

2005年11月12日(土) 日記コンテンツを移動

楽天市場のブログから撤退したときに全部1月11日の日記としてコピーした文章をwikiに移動させた。
同時に重くて使い物にならなかったpukiwikiをhinoteで走らせることにした。何か有効な使い道を模索したい。

2005年11月13日(日) Turbolinux10文字化けの原因

Turbolinux10をたまに使っていたが、文字化けするのが気になっていた。メインOSではないのと、どうせキワモノのTurboだからと放置していた。今日やっとその理由が判明した。Turbolinuxの売りのひとつであるリコーフォントのゴシックにバグがあったのだ。ゴシック以外の明朝等にすれば文字化けは解消する。
webで検索していくと、Turbo updateが原因であることが分かった。CDの3枚めのricohディレクトリに入っているfontのrpmパッケージ2個を上書きインストールすると直る。

2005年11月14日(月) pukiwikiの方がよい理由

hinoteに移動したことで、まともな速度で動くようになったpukiwiki。メニューの書き直しをしていたら、それを娘が見ていて「会社のページみたいでかっこよい」そうだ。今までの白黒だけのwifkyに比べpukiwikiは青い色を効果的に使っているからかっこよく見えるのだろう。しょせんは子供だ。
まともに動いたことで、pukiwikiに乗り換えようかと思ったが、なかなかふんぎりがつかない。鈍足のlibrettoで唯一動くwikiエンジンだったwifkyに愛着もある。またクラッキングには十分に気を付けているが、もし侵入された場合はマシンを分散させていた方が被害は少ない。同一マシンでいろいろなサービス(apacheやsshdやSMTPデーモン等)を動かしていると、どれかにセキュリティホールがあれば侵入できるので、クラッキングの可能性が増す。しかも、そのマシンに重要なデータを置いておいたら致命的だ。
重要なデータは別マシンにして内部からのsshでないと入れないようにしておきたい。そのマシンと外からアクセスするマシンは別にしておきたい。さらにwebサーバーも別にしておきたい。そうするとpukiwikiに当てられるマシンはないのだ。

2005年11月16日(水) おやつを食べてない?

最近私はおやつを食べてないなあと娘と話していたら「私なんてずっとおやつを食べてない」とのたまわった。しょっちゅうポテチやビスケットを食べていたと思ったので尋ねてみると、あれは食事の代わりでおやつではないのだそうだ。うーむ、子供の考えることは分からん。

2005年11月18日(金) 麻雀牌の種類

アカギを見て麻雀に興味を持ち始めた娘にソースネクストの「麻雀の殿堂」を与えた。結構楽しく打っているようだ。字牌に萬子牌が含まれるかと質問してきた。萬子牌は漢字で書いてあるから字牌と思ったようだ。白は牌を無くしたときの予備なのだそうだ。

2005年11月19日(土) SuSE 10 OSS 導入

OSSになったSuSE Linux 10を導入した。マシンは440BXのPentium3 500MHzのマシンだ。起動時間はSuSE 9.xより早くなっていると日経linuxの記事にあったのだが、果たしてそうだった。なかなか良い。
ところが、9.xよりリソース食いで連続稼働には向かないとの報告もある。軽くなったのであれば常時通電のマシンに採用しようと思ったが、もうちょっと様子を見た方が良いようだ。
日本語変換は9.xより洗練されて、デフォルト設定で導入しても十分に使える環境ができあがる。気にいった。

2005年11月20日(日) FMV-5166にSuSE 10 OSS導入

FMV-5166(CPUはWinchip2A 233MHzに換装)にSuSE 10 OSS導入を試みた。こいつのCDDはサウンドブラスター経由接続なのでCDからはbootできない。そこでフロッピーブートを試した。
うまいことインストーラーはブートしたのだが、サウンドブラスターのIDEインタフェースを認識するモジュールがない。内蔵NICのFMV-18xもモジュールが用意されていない。似ているAT1700用モジュールを使ってもダメ。しばらくジタバタしてみたが、結局挫折した。
サウンドブラスターのIDEとFMV-18xのモジュールを持っているRedhat5.2J(kernel 2.0.36)で使い続けるしかないようだ。

2005年11月25日(金) マンション耐震強度偽造

マンション耐震強度偽造が世間を騒がせている。一番疑問なのが、姉歯建築士の動機だ。多少の見返りはあったとしても、発覚したら社会から抹殺されるも同然のリスクの高い大罪をどうして犯す気になったのだろうか。捜査の中で明らかにしてもらいたい。
次に疑問なのが、チェック機構その他がどうして見抜けなかったのかだ。機械設計者と数学者で述べたが、モノ作りの技術屋は細かいところにとらわれずに大局的に見て、そのモノが壊れるか否かをひと目で見抜けることが大切だ。建築屋は2.5次元の設計しかしないとは言え、一応はモノ作りの技術屋のはずだ。いったいどういう勉強をして建築屋になったのか。あきれる。
建築に関しては別の問題もある。最近の建築を見ていると、自分を絵描きか何かと勘違いしている建築屋のなんと多いことか。そういう輩の作った建物は住みにくい。昔の大工さんが長年の経験で編み出した気持ちよく過ごすための工夫をことごとく無視して、デザイン重視の設計にするためだ。よくあるデザイナーズマンションは、日当たりの過不足、雨漏り、室内の高湿度などの欠点が多く住んでみたら後悔することが多い。

2005年11月26日(土) やはり天下り社員か

偽造を見過ごした検査機関の社員が全員天下り社員であることが判明した。検査らしい検査をしていなかったようだ。またか。
公務員を減らすだけでなく、公務員は全員ボランティアの無給にすべきだ。そして無給が絶対的に無給であること、つまり賄賂などの収入を一銭も得られないように警察が常に監視するようにする。彼らは生活保護によってのみ生きていけるようにするのだ。貧困に耐えながらも他人のために奉仕したいという志のある人間以外は公務員になれないようにするのだ。そうすれば、公務員というのは全員が尊敬されるすばらしい職業になるだろう。

2005年11月27日(日) チョコレートをとりあげられない

娘から「チョコ食べていい?」「ゼリー食べていい?」と聞かれた。普段なら栄養を考えて渋い返事をしているのだが、今朝は全部いいよと答えてしまった。例の広島の痛ましい事件のことが頭にあるからだ。

2005年11月29日(火) ポータブル動画プレイヤー

PSPやiPodなどの動画が見られるポータブル端末が流行っている。人が起きている間にコンテンツ視聴に費やす時間には限りがあるので、動画系コンテンツビジネスの市場規模には限界があるという論説を2002年の技術雑誌に書いた覚えがある。これに対する答がこれらポータブル端末なのだろう。しかしながら、ポータブル端末は、構えてコンテンツを視聴するスタイルでは使われない。移動時間や待ち時間などの空き時間を有効に使おうというものだ。まともに働いている人ならば、空き時間には限りがある。ポータブル端末をもってしても、動画系コンテンツビジネスの市場規模の限界をうち破るほどの影響力はないと思う。
もはや地球の自転を遅くして1日の時間を増やす以外、動画系コンテンツを視聴する時間を確保することはできないのではないだろうか。見たい映画やドラマ全部を、毎日2時間映画やドラマを見れたとして、一生かかって見きれるかどうか考えてみると良い。見たいコンテンツは日々増えているのだ。たいていの人は無理だと悟るはずだ。

2005年11月30日(水) アステル東京ついに停波

今日でアステル東京がPHS音声サービスを終了させる。乗り換えることなくずっと使ってきたが、不具合は一度も出ず品質の良いモバイル環境を提供してくれたので感謝している。私が使い始めたのは10年前だが、当時はDDIPもアステルもドコモも横並びで、同じ料金プランと同じような端末ラインアップを提供していた。3社の電波が同じように届く場所に住んでいる場合は、端末の価格(ほとんど0円だったが)だけでキャリアを決めるような状況だった。私の場合はアンテナが2階の部屋の目の前にあったのでアステルにしたが、実はどこでも良かった。
ただし、DDIPにしなくて良かったと思ったのはISDNを導入したときだ。NECのワイヤレスTA IW-50を使ったのだが、こいつはアステルとドコモの端末だけを子機として使えたのだ。メインPHS端末には公衆と屋内の同時待ち受けをさせ、PHS宛の着信も、固定電話宛の着信も同じようにとれて便利だった。発信するときは、自宅のTAの電波が届く範囲では安いNTT固定回線を経由し、範囲外に出たらPHSとして発信するという使い分けがシームレスにできた。機種変して不要になった端末は子機として屋内専用機に使えた上、子機同士はTA電波が届かない範囲ではトランシーバーとして使え経済的でもあった。また、PHS端末とIW-50の間は64Kbpsデジタル伝送だったため、音質は今現在のコードレス電話機の子機に比べても圧倒的に優れていた。64KbpsだったがPHS端末とモデムカードを使って今の屋内無線LANの真似事もできた。
このように書いていくと、今FOMAなどで実現し始めた技術や今後実現するであろう技術がPHSではとっくの昔に実現していたことが分かる。これが廃れるとは何ともったいないことか。PHSはエリアの狭さが普及を阻んだと言われているが、少なくとも都内ではそれはなかった。今のFOMAの方がよほどエリア的には不便に感じる。エリアの狭さだけが問題なら、東京や大阪などの都市ではPHSを使い続ける人がもっといたはずだ。おそらくイメージの問題だったのだと思う。PHSは携帯より安物のイメージがあったことが全ての元凶だったと想像する。PHSを使っていてもいつかは携帯にステップアップするという流れが出来てしまったのではないか。不幸なことである。
PHSの通信料金や端末価格を携帯の倍くらいに設定していた方が実は良かったのではないかと思う。PHSの方が携帯よりも高級機であるという位置付けにするのである。実際高い価格に見合うだけの性能と使い勝手を持っていたのだから不自然ではない。そして、アンテナを地道に設置していけば、狭い日本のことだからエリア問題も自然に解決したことだろう。実際DDIPはそれを実行し、携帯に比べて遜色のないサービスエリアを構築してしまっている。PHSはDDIP(WILLCOM)だけになってしまった訳だが、一社に減ってしまったことを嘆くより、一社でも残ったことに感謝し、今後はWILCOMを応援したい。

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