日記

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2006年2月1日(水) ドコモPHS終了

ドコモPHS終了が来年秋に決まった。予想はしていたが、来るべきものが来たという感じだ。一時期シャープ製ドコモPHS端末を使っていた。アステルと同様に高品質の通信を提供してくれた。作りや網の形式はアステルとドコモは同じなので、似ているのは当然ではある。今でもP-inは現役で活躍している。報道発表を読むと大赤字だそうだが、その原因のひとつにNTTのISDN回線を使っているからと言うのが挙げられていた。アステルの赤字の原因にもISDN回線利用料負担が挙げられていた。WILLCOMは自社回線を多用しているので、その点はマシということだ。と言うことはISDNの利用料が安ければ何とかなったのだろうか。PHS向けのISDNの利用料を下げたところで、NTT全体の収益にさほど影響しないのだから、下げれば良いのに。同じNTTグループ同士で助け合えないのか。羽振りの悪い東西会社がドコモを助けるというのは期待できないのか。それならば、ドコモの中で助け合えば良いのに。どう考えても儲けすぎの携帯電話の利益をちょっと分けてあげればPHSは助かるのに。PHSユーザーとしては残念でならない。

2006年2月2日(木) サイボウズのインストールは簡単

職場のサイボウズマシンが落ちた。ディスククラッシュだそうだ。数十名の社員全員がサイボウズに会議の予定やら出張の予定を入力し、それに頼っていたので困った状態になった。幸い、マシンのデータは毎日バックアップをとっているので、昨日までのデータはある。ところが、このデータはテキスト形式ではなくサイボウズ専用形式なので、エディタで見ても内容が分からない。ピンチだ。
仕方がないので、仮のサイボウズマシンを立ち上げてそれにデータを移すことにした。まあ、こういうアプリはデータだけ移しても動かない可能性が高いので、動けば儲け物くらいの気持ちで始めた。マシンは放置されていたPentium200MHz,Memory32MB,HDD500MBの骨董マシンだ。OSはRedHat5.2が入っていた。サイボウズのサイトからお試し版を拾ってきて、インストールスクリプトを走らせると(きっとライブラリがないだの古いだののエラーが出るだろうと思っていたが)、あっさりノーエラーでインストール完了した。ここでちょっとびっくりした。kernelは2.0.x系だし、libcはver5とglibc2.07なのだ。こんな古いのに対応しているのか。
次にバックアップのファイルのdataディレクトリだけをそっくりコピーした。他のディレクトリにもファイルはあったが、HDDが500MBしかないのでディスクフルになってコピー出来なかった。まさか動きはすまいとブラウザから/cgi-bin/ag.cgiをアクセスすると、何と昨日までと同じように使えるではないか。助かった。
こんな古いマシンで動くとはag.cgiってのはperlか何かで書かれているのかと思い、fileコマンドで調べるとバイナリの実行形式ファイルだった。おそらく必要なライブラリは静的にリンクしているのだと思うが、良くもまあkernel2.0.x系で動くものだ。感心した。Memory32MBのマシンだが、みんなで使ってもサクサク動く。軽いプログラムだ。
このお試し版の試用期間は60日もあるから、それまでにはディスクがクラッシュしたマシンは復活するだろう。サイボウズがシンプルな作りで助かった。サイボウズ社はIT企業として知られているが、ライブドアなんかと違い、良いプロダクトを自ら作っている立派な会社だと思った。こういう良い会社の株価こそ値上がりして欲しい。

2006年2月3日(金) 携帯電話のトラフィック理論

大学院の授業で無線ネットワークの理論について講義を受けた。面白いと思ったのは基礎理論の論文が2000年以降に発表されていることだ。携帯電話は昔からあるので、もっと前に理論は完成しているのかと思っていたら、全然違った。2000年以降に出された論文も基礎の基礎という内容で、研究は始まったばかりのようだ。すると今までの携帯電話機のネットワークはどうやって設計していたのか。今までの有線電話のトラフィック理論からの類推を使ったのだろうか。あとは行き当たりばったり(ad hocというとカッコよい)か。つまり、ユーザーから文句が出たらアンテナとバックボーンを増強すると言った方法。この方法でどんどん増設していけばいつかは満足の行くネットワークが完成すると思うが、できあがったものの効率は悪いだろう。

2006年2月4日(土) 理由の分からない不快感(ニュータイプ?)

子供の頃からなぜだか分からないけれど直感的に嫌いなものがあった。長い時間が経過したのちに、なぜそれが嫌いだったかの理由が分かったものもあるし、未だに理由が分からないものもある。興味深いのは子供の頃に直感的に嫌いになったものは、ずっと嫌いなままだということである。後で誤解していることが判明して嫌いでなくなったという事はない。私が勘や直感というものを重視する所以だ。考え抜いたあげくの結論が間違った経験は多々あるが、直感で出した判断が最終的にはずれた経験は珍しい。
子供の頃はヒトラーを声高に非難する人がなぜか嫌いだった。ヒトラーは大嫌いなタイプの人物だが、ヒトラーを声高に非難する人は同じように嫌いだった。子供心に自分の感覚が不思議だった。これの理由は10年以上経過して大人になってから分かった。というか言葉で説明できるようになった。まず悪を非難する姿勢をアピールして自分を正当化しようとする姿勢が気にいらない。一人を多人数で攻撃するのも気にいらない。ヒトラーの何倍もの人(含むユダヤ人)を粛正と称して殺しているスターリンや毛沢東のことを知らない不勉強が気にいらない。周りの声に流されてろくに考えもせずに意見を言うのが気にいらない。などなどだ。もちろん、親兄弟を彼に殺された人がヒトラー憎しと言うのは当然なので、それは嫌いではない。
大人になってから頭で理屈を作りすぎて、せっかくの直感を覆して失敗してしまったことがしばしばある。そういうときの後悔は大きい。理屈のこねくりまわしを続けていたら直感自体が弱くなってしまう気がするので理屈とは縁を切りたいのだが、職業的に理屈とは離れられないので、パラドックスだ。
今はどういう訳かトラックバックという概念が嫌いだ。コメントや掲示板という概念は好きでも嫌いでもないのに、なぜトラックバックだけ嫌いなのだろう。内容のないサイトの主が売名行為のトラックバックをするのを嫌うという単純な理由ではない。そもそも、トラックバックという概念を聞いた瞬間に嫌悪感を覚えた。そのときには売名行為のトラックバックの存在など知らなかった。まあ、無理に理由をこじつけるつもりはない。いつか理由が分かる日が来るだろう。
ついでに言うとweb2.0とかいうのも嫌いだ。これもはっきりした理由は不明だが、何となく株式市場の詐欺デリバティブのような気配を嫌っているのだと思う。大した内容のないことを無意味に複雑化して、さらにそれを誇大広告して価値をつりあげている気がするのだ。

2006年2月4日(土) EthernetにISDNのケーブルを使うと(BlogPet)

じゅんが
興味深いのは子供の頃になんい的に嫌いになったものは、ずっと嫌いなままだということである。
とか考えてたよ。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年2月5日(日) (2005.11.13)(BlogPet)

ネットで契機などをルーターしたかった
katayama.comはIPアドレスのままになってしまう
と、うぃっきーは考えてるはず。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「弛緩的小熊猫」が書きました。

2006年2月9日(木) DTK COMPUTER INC. FEAT-33

現役マシンで最古参がDTK社のFEAT-33だ。1993.10発売のFMV-466より前に買ったので、それより古いのは分かるのだが、何年に発売されたものかはwebで検索してももはや分からないくらい古い。
ピストルの弾などはじき返しそうな重い鋼のフルタワーケースに、フルサイズのATマザーボードが収まっている。
#鋼の厚みから言うとSHARPのMZ80Kのケースの方が厚く、避弾経始に優れた形状なので、頭を防御するとしたらMZ-80Kの方だ。って何の話だ。
DTKケース内のレイアウトは現在のATXケースとほぼ同じだ。ケースの最上部には現在の1000W ATX電源のさらに1.5倍くらいの大きさのAT電源がどっしり収まっている。大きなケースの割にベイが少なく5インチベイが5個のみだ。5個ともリムーバブルタイプだ。シャドウベイは装備していない。ファンは正面下部に8cmタイプが吸い込み方向に装備されている。背面ファンはなく、電源ファンが排気ファンを兼ねている。
マザーボードはオールISAバスだ。30pinのSIMMを8本搭載できる。オンボードの入出力はキーボード端子のみだ。シリアルポートもパラレルポートもISAバスの拡張カードとして増設する。CPUは486 33MHzだが、なんとヒートシンクは付いてない。最大消費電力が5W弱でコアが大きいので不要なのだ。ディスクはBuslogicのSCSIカードを増設してSCSIタイプを付けている。VGAはTridentの8900C 512Kだ。NICはPCnet/ISA 79C960で、linuxでのデバイスドライバ名はlanceだ。サウンドカードは初代のSound blasterが刺さっている。
このマシンはDOSでゲームをするためのマシンだったが、現在はlinuxに変えている。サーバーとしてしばらく運用していたが、巨大電源の発生する騒音に耐えきれず止めてしまった。実際のところ使い道がない。そうこうしている内にパソコンを捨てるのに4000円取られるようになってしまったので、捨てるのもためらわれる。このマシンを生かすには、マザーと電源を取り替えて最新のスペックのマシンとして再生するしかないような気がする。ケースは踏み台としても使えるが、踏み台にしては重く持ち運びに不便だ。

2006年2月11日(土) 携帯電話のトラフィック理論(BlogPet)

じゅんで、携帯しなかったよ。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年2月12日(日) (2006.01.05)(BlogPet)

うぃっきーたちが、ネットで広いリダイレクトはhtmlのMETAタグを使う方法を表示しなかった
httpd.conf中でa3f234f646e6f64f4e29647b32594696e6f2f2f277966b3a0今後はhttp://katayama.itbdns.com/でアクセスするとwifkyのMETAタグを使う方法しか知らなかった
httpd.conf中でa0今後はhttp://katayama.htmlページを/cgi-bin/wifky.plへリダイレクトとか、方法を表示しなかった
a0今後はhttp://katayama.conf中でa0616d6f2b3d455687e23621757f6d4505d22641556627264e445d4f4e4454155445140255255687e207a3f2f234f4e47140254454e445445140255946e6
と、弛緩的小熊猫が思ってるの。


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「弛緩的小熊猫」が書きました。

2006年2月13日(月) kyum

FedoraCore4のパッケージ管理はもっぱらyumexを使っていた。パッケージ名を正確に知らなくても一覧から選べるので使いやすいからだ。ところが、Xサーバー関係のライブラリ不整合でyumexがうまく動かない場合がある。そのようなときはしぶしぶテキストインターフェースのyumを使っていたが、最近kyumの存在を知った。KDE yumの略だろう。これはKDE環境ならばエラーなく動き、yumexとほぼ同様のGUIを提供してくれる。なかなかに重宝する。パッケージ管理はkyumに乗り換えることにした。

2006年2月14日(火) ダイレクトメール増加

2月になってから電子メールによるダイレクトメール到着が増加してきている。一つの企業から毎日届くものが目立つ。今までは週一程度の頻度だったので不快な気分にはならなかったし、読むこともあった。しかし、毎日だと読まずに捨ててしまう。そしてだんだん不快になってくる。
マーケティングの指南本によるとダイレクトメールは出せば出すほど効果が出るとの結果になるそうだ。100万通もメールを出せば一人くらいは購入するかもしれない。99万9999人が不快に思ったとしても、その企業に不利益となる訳ではない。当然、出せば出すほど企業の利益につながるという結果が出る。これではダイレクトメールを自粛しようなんて企業は出てこないし、ダイレクトメール業者が営業に精を出すのも無理はない。困ったものだ。どうしたらこのような状況が改善されるだろうか。
メールに課金するというのも手だろう。1通1円くらいなら、まっとうなメールのやり取りをしている人には負担感は少ないが、ダイレクトメールを利用している企業にとっては無視できないコストになるだろう。女子高生のように毎日意味のないメールを数十通も出しているユーザーからは文句が出るかも知れない。しかし、よく考えてみれば、高々毎日数十円ではないか。女子高生だって払える。一日マックでバイトをすれば、1ヶ月分のメール代くらいすぐにかせげる。メールの課金はぜひ将来実現してもらいたい。

2006年2月15日(水) Apple Wireless Mouse は使いにくい

PowerBook G4と同時に導入したApple Wireless Mouseだが、ちょっと使いにくい。ひとつは重いこと。重さはマウスを持ち上げるときに腕の負担となる。PowerBook G4の画面で使っている場合はマウスを持ち上げることは稀なので問題ないが、Apple Cinema HD Displayの画面で使うとマウスを大きく移動させるために持ち上げる機会が多々あり、疲れてくる。画面内のポインタ移動だけであれば、マウスの加速を適切に設定することにより持ち上げを回避できるが、ブラウザのスクロールはそうはいかない。
次はスクロールホイールがないことだ。これは上の重いこととも関連しているが、ブラウザでスクロールするためにはキーボードを使うか、サイドスクロールバーをドラッグするか、スクロールボタンをクリックするかだ。いずれもスクロールホイールを使うのに比べアクションが多く疲れる。スクロールホイールがない入力装置として、ケンジントンのExpert Mouse(という名称だが実はトラックボール)がある。これはボタンの両押しでボール自体がスクロールホイールになる機能があったので、ブラウザスクロール問題を回避できていた。ボタンの両押しも決して少ないアクションコストとは言えないのだが、ボールによるスクロールがホイールによるものに比べてあまりに心地良いので、ボタンの両押しコストを許容できるのだ。Apple Wireless Mouseも同等の機能があればこの問題は解決するが、ワンボタンマウスなので難しいだろう。キーボードの特殊キーとの同時使用でスクロールを実現することもできそうだが、キーボード使用を前提条件にするなら、最初からキーボードでスクロール動作すれば済む話なので本末転倒である。
結局、今はスクロールホイール付きマウスも併用している。Bluetooth接続なので、USBコネクタの数を気にせずにいくらでもマウスを追加できる。
Apple Wireless Mouseがワンボタンであることは問題にはなっていない。Mac IIの頃の角形ワンボタンマウスは今でもPower Mac 8500で現役だが、ボタンが二つ欲しいと思ったことはない。これはアプリケーションの設計思想と密接に関係していて、普段使用しているのがワンボタンマウスを前提としたMac Drawだからだろう。一度Mac Draw以外の描画ソフトを使ってみたときにワンボタンではひどく使いにくく感じたことがある。アプリをApple製(Apple UI設計ガイドに従ったもの)に統一できればワンボタンで十分である、というよりワンボタンの方が望ましい。

2006年2月16日(木) ADSLの減速基調

ADSLの減速基調が鮮明に、アッカ純減の一方でBフレッツ大幅増だそうだ。この理由について考えてみたい。
ADSLに対する光ファイバーのメリットは通信速度が大きい点、局舍から離れていても使える点、上り下り速度の差が無い点だ。デメリットは初期コスト、ランニングコストともに大きい点だ。
通信速度が大きい点については、動画コンテンツが高々1.5Mbpsである現在、光でなければならない理由にはならない。ADSLで十分だ。光加入者が増えた理由としては弱い。
局舍から離れていても使える点は光のメリットとなり得る。以前は光開通地域はADSL開通地域の部分集合だったので、このメリットは無かった。光開通地域の方がADSL開通地域より広くなってくれば、このメリットが生きる。ただし、このメリットにより光加入者が増えることの説明はつくがADSLが減ることの説明はつけにくい。
上り下りの速度が同じ点は、自宅サーバーを立てる場合はメリットになるが、このようなユーザーは極稀である。一般ユーザーにとってメリットがあるとしたら、P2Pファイル交換をする場合だ。しかし、P2Pファイル交換はたいていの場合違法なので、これを目的にADSLから光に変えているとしたら少々嘆かわしい。
初期コストは新規ユーザーへの工事費無料サービスが当たり前のように行われているので、問題になりにくい。工事費無料でない方が珍しいくらいだ。ランニングコストは一戸建ての場合はADSLより割高だが、マンションタイプならADSLより安い場合もある。
上記の分析から、ADSLが減って光が増えるという現象の理由は、既存ADSL利用者がマンションタイプの光に乗り換えているからだろうと推測できる。ADSLが使えなかった地域に光が開通したので光加入者が増えたというのもあるだろう。
ただ、もうひとつの理由も考えられる。こうであって欲しくないのだが、ユーザーが愚かなのでADSLで十分なところをオーバースペックの光にしてしまったというパターンだ。昔、馬鹿な金持ちが運転技術もないのに、高いから良いのだろうという理由でスカイラインのGT−Rを選んでへたくそな運転を披露しながら走っているのと同じパターンだ。また、キャリアの営業の口車に乗ってしまい騙されたということも考えられる。「今後は何十Mbpsが必要なコンテンツが増えますよ」とか何とか言ったのだろう。実際はそんな予定はないし、そうなったらそのときに光に変えれば済むことなのに悪くどいことをするものだ。

2006年2月17日(金) camino vs safari vs firefox

camino1.0リリースのニュースが流れた。10年ぶりにMacユーザーに戻った私はさっそくダウンロードして使ってみた。
軽さ camino > safari > firefox
#PowerBook G4 1.67GHzのCPUパワーの前ではどれも十分に素早く動く
機能 firefox > safari > camino
#caminoにはRSSリーダーがないのが辛い
結局safariを常用することにした。CPUクロックが800MHzくらいのMacを持っていたらcaminoの軽さが光ると思う。しかしながらPB G4以外の手持ちのMacはPPC604 120MHz搭載のPowerMac8500と68040 33MHz搭載のPowerBook540だ。MacOS XはおろかMacOS9すら走らない。よほどのことがないとcaminoを使う機会は訪れないだろう。ところで、FirefoxもcaminoもMozillaプロジェクトに属しているが、なぜ二つもブラウザを作っているのだろう。いやmozillaも作っているから三つか。

2006年2月18日(土) kyum(BlogPet)

きょうは、ハッケンバッカーが俳句を詠んでみようと思うの

 「テキストや 関係すると 乗り換える」


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年2月19日(日) しゅせんど?

娘がお金を節約するようになった。辛抱するのは喜ばしいのだが、度が過ぎると子供らしくない。「我慢するだけでなく、本当に欲しいものは買って良いんだよ」と言ったら、「いまはしゅせんどのようにカネ」だそうだ。またアカギから覚えてきたようだ。アカギが面白いから真似しているというよりも、私が困るのが面白いからアカギのせりふを言っているふしがある。

2006年2月20日(月) 引きが悪くなる

娘がコンピュータ麻雀を打っている。七策×2、八策×2、九策×1を手牌に持っているときに六策をツモってきた。良い引きだなあと思っていたら、ツモ切りした。どうやら三色同順とチャンタに固執しているようだ。その後は無駄ツモを繰り返していたが、やおら「パパが見ていると引きがわるくなるから、あっち行って!」との発言。しぶしぶ退散した。確かに以前から後ろで私が見ているときはあまりツモがよくなかった。娘は私を「なんごうさん」と呼んでいる。

2006年2月21日(火) PHP5起動失敗

kinowikiやkamiwikiを動かすためにPHP5をインストールした。同じ手順で4台のPCに入れたら、動いたのはそのうち1台だけ。残りはhttpdを起動したらエラーログも吐かずにhttpdが終了する。使った手順は以下の通り。
1.libiconvインストール
2.libxml2インストール
3.apacheをshared moduleでインストール
4.php5をインストール

これをやって動いたのは
libretto20 Redhat6.2J PHP4からの上書き 486 Mem20M
のみで、動かなかったのは
thinkpad230Cs Redhat5.2 新規インストール 486 Mem20M
hinoteUltra2 Redhat6.2J PHP4からの上書き Pentium Mem56M
組み立てPC Redhat6.2J 新規インストール 486 Mem16M
の3台だ。動かないマシンでの共通点が分からない。動かないマシンでも
httpd.confのlibphp5.soロードをコメントアウトすればhttpdは動く。何が原因か謎だ。

2006年2月22日(水) 紙wiki運用開始

紙wikiを使い始めた。セキュアでないと言う紙wikiの性質上、wikiページは一般公開していない。紙wikiはメモ書きや文章のアウトライン作成にとても便利だ。似たようなツールは他にもあるが、紙wikiはその秀逸な外観とインタフェースにより、頭一つ抜け出ている感じだ。私はとても気に入っている。使う事自体が楽しい道具だ。PCで言えばMacintosh、車で言えばRX-7や旧車のスポーツカー、ライターで言えばZIPPO等他にもそういうものはいろいろある。
前述の理由で個人利用が中心なので、表面的な知名度は低いようだがユーザーはけっこう居るようだ。PHP4かPHP5が入っていれば、インストールはファイルを5個コピーするだけで済むのも魅力だ。

2006年2月23日(木) PHP5起動不可の原因はkernel versionか

同じようにインストールしたPHP5が動いたり動かなかったりの原因が見えてきた。動かなかった3台は動いた1台よりkernelが古いのだ。
動いたマシン: kernel 2.2.14-6.2.3 (Redhat6.2J libretto)
動かないマシン:kernel 2.2.14-5.0 (Redhat6.2J hintoe)
        kernel 2.2.14-5.0 (Redhat6.2J embedded PC)
        kernel 2.0.38 (Redhat5.2J thinkpad)
PHP5のドキュメントを読んでみてもkernelのversionのrequirement記述はない。もしかしたらkernelのversion upに付随してversionが上がった他のlibraryに起因しているかも知れない。いずれにせよ問題解決の糸口が見つかったので、もやもやしていた気持ちがちょっとすっきりしてきた。
しかし、上げたところで古すぎることに変わりのないkernelのversionを稼働をかけて上げるかどうかは未定だ。よほど暇にならないと作業する気にならない。しかもこいつらは外向けで稼働中のweb serverやmail serverなのだ。長い時間停止するのも困る。PHP5の疑問を解くためだけなら、別のマシンを用意してそれで検証する方が良いだろう。

2006年2月24日(金) PowerMac8500現役復帰

PowerBook G4のおかげでMac熱が燃え上がり、長いこと使っていなかったPowerMac8500に火を入れてみた。何の問題もなく起動した。時計は5分とずれていなかった。Claris Draw(Mac Drawの正当後継ソフト.このさらに後継ソフトは使いにくくなってしまいMac Drawの面影がなくなってしまっている)やNow up-to-dateなどを使ってみたが、ストレスないレスポンスで動く。PowerPC604 120MHzと非力なのだが昔のソフトは軽かったのだ。せっかくだから何かに使おうと思い、JUMP1.2なるMP3プレイヤーを使ってBGMプレイヤーにした。WindowsマシンからMP3ファイルをたくさんコピーした。漢字TalkだけではWindowsマシンとファイル共有はできないのでNCSA telnetのFTPサーバー機能を使い、WindowsマシンからFTPをかけた。最近のマシンのようにファンの轟音がないので、MP3プレイヤーとしては使い勝手が良い。HDDからMac Drawで描いた昔の機械設計図面が大量に発掘されたので、しばらく図面を眺めながら音楽を聞くことにしよう。Windowsマシンでは工場で加工中に現物当てができる図面を作るのは骨が折れるが、MacではMac Drawで描いたものをOKI Microline 801PSで印刷すると原寸ぴったりの図面が簡単にできる。そのまま図面を工場に持ち込めばすぐに加工にはいれる。機械技術者にとってはMacはなじみのよいマシンだ。

2006年2月25日(土) PHP5起動不可の原因はkernel versionか(BlogPet)

ネットで原因と、ドキュメントを読んでみても
ハッケンバッカーが、ない疑問とかする方が
古いのだ糸口や広いマシンとかするのも困る
PHP5が動いたり動かなかったり
ネットでマシンや、インストールとかする方が良いだろう
だよ♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年2月26日(日) FOMAインプレッション

携帯電話関係の仕事をしているためか、手元には携帯/FOMAの類があふれかえっている。多機能には興味がないのでFOMA901シリーズ以降の評価は若い人に任せているが、900シリーズまでは全機種を使い込んだ。私は通話性能とカメラ撮影を評価してきた。
FOMA900の通話性能
SH > F,N,P,D
カメラ性能
SH > D > F > N,P
なる結果が出た。P900はとても良いレンズが付いているのにJPEG圧縮ロジックのおかげで悲惨な写真しか撮れない。惜しい。
私は通話性能最重視なので、個人的にFOMAで通話せざるを得ない状況ではSH900を使っている。世間でNやらPやらが人気があるというのを聞くと何やら狐につままれた気分になる。おそらくほとんどの人は、実際に長いこと使ってみる比較ができないから、宣伝だけで選んでいるのだろう。

2006年2月27日(月) SSP-PD7

私のMP3プレイヤーは三洋のSSP-PD7だ。2000年4月に発売されてからもう6年弱経過した。Macを使い始めた関係上、こいつが壊れたらiPodに換えたいのだが全然壊れない。外観はそこそこいけている。傷が付きやすいと思われた光沢仕上げの外装も傷ひとつ付いていない。毎日ポケットやかばんに入れて酷使しているのにさすが国産クオリティだ。
問題はMMCというメモリカード仕様。外国では現役のようだが、日本ではもうほとんど使われていない。入手できなくなる前にと去年Transcendというメーカーから512Mを2枚購入したから、本体が壊れるまでは持つだろう。電池は単四のNi-MHか乾電池が使える仕様になっていて、電池ケースには1.5V AAA 1.2V Ni-MHと記載してある。Ni-MHで大体5時間は持つ。購入時のマニュアルには4時間となっていたが、その後Ni-MH電池の容量がどんどん増えていったために、自動的に持続時間が伸びてくれた。予備電池1本持っていれば1日中使えるので、その辺りは安心感がある。なかなかの優れものなのだが、出るのが早すぎたせいか普及せず、今は三洋もシリコンプレイヤーから撤退してしまった。

2006年2月28日(火) NHK 気候大異変

NHKの気候大異変を1,2回連続で見た。磯子の地球シミュレーターを昨年に見学して来たばかりだったので、それが大活躍しているのは興味深かった。
私はずっと暖かいところに住んでいたのと、熱帯や亜熱帯に住んでいる人の人柄が好きなので地球温暖化についてはそれほど心配していない方だった。ところが、番組では私の知らない温暖化の弊害がいくつか報告されていたので、やはり温暖化はまずいかもと思い始めた。
1.熱帯特有の風土病
番組ではデング熱を取り上げていたが、他にもある。確かにこれは怖い。年をとって抵抗力が弱くなると更に危険性が増す。暖かいのがウィルス発生の原因ではなく、暖かいと感染した蚊が越冬するからまずいそうだ。私はつぼから出てきた大男が願いを3つかなえてくれると言ったら、そのうち1つは「蚊を全部退治してくれ」にしようと以前から思っていたのだが、その思いがさらに強くなった。もし蚊がいなくなったら既存の生態系は致命的な影響を受けるだろうか。おそらく否だろう。蚊を食べているコウモリが困るかもしれないが、コウモリは他のものも食っているから我慢してもらおう。逆に蚊を食べてくれるのはコウモリを増やすことができたら良いかもしれない。
2.食料減産
温暖化すると今まで寒すぎて農業ができなかったツンドラ等で農業ができるようになるから、結局耕地は増えも減りもしないと思っていたがそうでも無いようだ。減る方が多いようだ。これは単純に困る。
3.気候の変化
巨大なハリケーンや低気圧が多発するのは困る。ひどい日照りや長雨が増えるのも困る。
4.土地の水没
水没する低地に住んでいる人は金持ちでない人の割合が多いようだ。その中でもアラスカのシシュマレク島に住んでいる私たちの仲間イヌピアックの人の言葉が身にしみた。「私たちが町に移りすめば、最初は歓迎してくれるだろうが、やがてよそ者として迷惑に思われる」。何と日本的(縄文的)な謙虚さだろう。1万年前に同じ日本列島に住んでいたこの愛すべき仲間の住むところが失われるのを見過ごすことはできない。

番組の最後で温暖化防止会議の様子が流された。発展途上国は先進国がまず手本を示せと言っていた。これは分かる。しかしアメリカが反対しているのは納得がいかない。アメリカに対してほとんどの国が憤りを感じているだろう。いや憤っているのは人間だけではなかろう。メキシコ湾で大きく発達するハリケーンは何かの意思を代表しているのではないか。

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