リニアブログ

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2006年3月1日(水) 便利なペーパースタンド

事務器メーカーのコクヨからWiLLブランドのペーパースタンドが発売された。定価210円だ。これが便利でしゃれている。メモスタンドにも使えるが、私は紙文書を読むときの書見台に使っている。従来の書見台はZライトタイプの大げさなものがあったが、大きくて重いために机に固定するのが難しい欠点があった。このペーパースタンドはおにぎりくらいの大きさでどこへでも置ける。おまけにこのペーパースタンドはデザインも秀逸だ。使っていて楽しくなる
なぜこんなものをありがたがるかと言うと、最近は老眼がひどくなってきて近くのものが見えにくいからだ。近視なので遠くのものはもとより見えにくい。具体的にはA4サイズの文書を机に置くと手前と奥が見えにくいのだ。そのため目と文書の各位置との距離を一定にできる書見台が必要となってくる。もちろん手で文書を持てる場合はそれで良い。しかし、文書を読みかつキーボードを叩く状況が多いので両手を開けておきたいのである。

2006年3月2日(木) 日本ブログ協会(痛たた...)

総務省が日本ブログ協会なるものを作った。かなり痛いものになる予感がする。この予感が間違いでクズトラックバックや見苦しアフィリエイトを一掃するような立派な仕事をしてくれるのだったら良いが。でも総務省だからな。無理だろうな。某掲示板風に書くと、

PC/携帯/ネットワーク/はさみを同列に扱う人>>>web2.0とか言って騒いでいる人>>>PC/携帯に使われている人>>>超えられない壁>>>紙に印刷されたメールの真偽を話し合いする人,日本ブログ協会を作る人

な感じか。

2006年3月3日(金) 日本ブログ協会 さっそく大活躍

初日から痛いことをやらかしてくれた。期待通りというかなんというか。
この差出人の財団法人は何なのだろう。いま流行の天下り組織かな。
---協会からの報告---
...前略
この結果、2月28日14時のサイト立上げから22時19分の会員登録受付一時
中断までの間、個人情報が外部からアクセス可能な状態に置かれていたこと
が判明しました。その後、アクセス履歴ファイルの解析作業を行った結果、
個人情報の漏洩がなかったことを確認しました。
中断していた会員登録につきましては、メール形式による会員登録受付を行う
こととして再開しました。なお、登録フォームに関しては、脆弱性の修正を
行い、今後に向けてセキュリティの確認中です。

当財団では、今後ともこのような事態が生じないよう、セキュリティ管理を徹底
してまいりますので、よろしくお願い申し上げます。

   平成18年3月3日
                    
日本ブログ協会事務局
                 財団法人マルチメディア振興センター

2006年3月3日(金) Six Apart創業者のトロット夫妻が来日

Six Apart創業者のトロット夫妻が来日。トラックバックの標準化目指す。トラックバックなんてくだらないものを考案したのだからどんな間抜けだろうと思っていたが、結構まともな考えを披露してくれたので驚いた。彼らの言によると、米国のブログは大衆向け、日本のブログは小グループ向けの発信という特徴があるとのこと。そしてトラックバックは後者には必ずしも必要でないとのことだ。なるほど、筋が通っている意見だ。日本では必要でないはずのトラックバックを無理矢理使った結果が今のクズトラックバック蔓延ということか。しかし、使い方がまずいということで済ますことなく、今後はスパムトラックバックを防ぐメカニズムを標準化していきたいと言っているのは評価できる。私はトラックバックを今のところ使う気はないが、トラックバック改良のためのいろいろな試みの中でトラックバックを超えた便利で面白い考え方が出てくるのを期待したい。

2006年3月4日(土) FOMAインプレッション(BlogPet)

結果手元などを関係しなかったよ
惜しい
私は通話性能最重視なので、個人的にFOMAで通話せざるを得ない状況ではSH9
と、ハッケンバッカーは思ったの♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年3月5日(日) Sony Style クーポン 音楽ダウンロード

Sony Styleからお知らせメールが届いた。所有しているクーポンの有効期限が月末に来るから早めに使ってくださいとのことだ。クーポンをもらったのが1年前のことだからすっかり忘れていた。こういうリマインダーをメールで送ってくれるのはありがたい。
もうすぐ誕生日の娘とSony Styleを見ていたが、クーポンを使って購入するとしたらゲーム(もちろん麻雀)か音楽ということで意見がまとまった。Sony Styleから音楽ダウンロードサイトに行き買い物かごに楽曲を入れて決裁しようとしたら、支払い方法にクーポン利用の選択肢がない。変だなと思ってヘルプなどを調べてみたが分からない。そのうち娘は飽きて自分の部屋へ行ってしまった。ひとり取り残された私は寂しくサイトをうろついて、やっと買う方法を見つけた。まずクーポンでMore Music Card IDを購入するのだ。そしてCardでダウンロード楽曲の決裁を行う。クーポンの額とCardの金額が違うので端数が出るのがつらい。端数は破棄しても良いが1曲か2曲は買える額なのでもったいない。結局現金を足してもう一枚Cardを買うことになりそうだ。
ダウンロードした曲はCDに焼く回数とポータブルプレイヤーに転送できる回数が楽曲毎に決められている。ポータブルプレイヤーはSony製か一部の携帯電話機に限定されている。私の三洋製では聴けないようだ。iPodでもダメとwebには書いてあった。残念だ。

2006年3月5日(日) Linuxの管理は難しくない

Linuxの管理は難しくない証拠なる記事を読んだ。使いやすい管理ツールが出来たから難しくなくなったとの調査結果が出たそうだ。マシンの管理者が本当にそう思っているのだとしたら驚きだ。マシン管理で何が難しいかというと、まず管理すべき対象の技術の全容を掴むことが一番難しい。次に難しいのは構成の設計だ。次がチューニングだ。残った日々の管理は難しくはない。管理ツールが役に立つのはチューニングのときと日々の管理のときだけだ。
まともな管理者ならば、ツールはあれば使うがなくても困らないと言うはずだ。本当に必要なら自分で作るだろうし。まともな管理者にとって本当に難しいのはベンダー(MicrosoftやOracleやSunなど)が独自に開発したサービスプロトコルを理解し、そのプロトコルのクリティカルな部分(性能に影響する部分とセキュリティホール)を掴むことなのだ。
管理ツールの有無が問題になるのだとしたら、世の中のマシン管理者の技術レベルはかなり低いのかもしれない。

2006年3月6日(月) はてなブックマーク

「はてブ」という単語を先々月に聞いて、それがはてなブックマークであることを知ったのが先月だ。それから使ってみたが、もうひとひねりもふたひねりも欲しい感じがした。はてブは、ユーザーによる情報人力フィルタリングと原始的な協調フィルタリングがベースになっている。このアプローチは技術的なコストをかけずに何らかの情報フィルタリングを行うという意味では現実的な解であろうと思う。しかし、技術のもうひとひねりが足りないため「出てくる情報のほとんどはゴミ」と言う検索エンジンと同じ苦しい状況から抜け出せていない。
はてブをそのまま使うよりは、はてブをURLデータベースとして使い、オリジナルの検索ロジックの入力に使うのが良いかも知れない。しかし、はてブのURLを使った方がクローラーで機械的に集めたURLを使うより良い結果が出るだろうか。それは検索ロジックに依存するだろう。はてブのURLの特長を生かせる検索ロジックがあるだろうか。こういうロジックを考えるのは、web2.0のような底の浅い技術に陶酔する連中が得意そうだし、きっとやるだろう。彼らのお手並みを拝見するとしよう。

2006年3月7日(火) アンチウィルスソフトは不要

WindowsPCのスイッチをたまにいれると頻繁に出てくる「ウィルス定義ファイルが古いです」のメッセージ。これが鬱陶しい。何回に1回は再起動まで強制されるのでため息をつきたくなる。ノートンへのお布施は累計で10万円を超えている(AntiVirusだけでなく高価なSystemWorksを購入した年もあるからだ)。ところが、わざとVirus入りファイルを食わせた1回を除き一度もVirusを検知したことがない。私の場合がレアケースではなく会社でもVirusにかかったことはないし、周りの同僚もそうだ。もしかしてVirusに神経質になりすぎたかもしれないと思い始めた。
よく考えてみたらVirusにかかる可能性はゼロに近いのだ。自宅も会社もネットワークはファイアウォールでぎちぎちセキュアにしてある。外からは80と25番ポートしかアクセスできない。しかも80や25番を受けるのはDMZのunixマシンの仕事でWindowsマシンには関係ない。
IEやoutlookは使っていない。webブラウジングにWindowsを使っていない。IEはWindowsUpdateのときに使う必要があるが、主にIEのセキュリティホールを塞ぐためのWindowsUpdateだからIEを使わないのならWindowsUpdateの必要がない。
送られてきた文書ファイルや実行ファイルはメーラーはemacs+wanderlustだから開こうにも開けない。どうしても読まなくてはならないものはlinuxマシンにセーブしておいて、開くときはOpenOfficeかStarSuitを使っている。読むだけならこれで十分だ。
あとはOSが勝手に開けているポートに関するプロトコルの脆弱性があれば感染する可能性もあるが、自宅ではWindowsマシンが複数台同時に起動していることは稀なので、この可能性も低い。
VPNだのリモートデスクトップなど怪しいものは当然ながら使う気がない。
このような状況ではVirusに感染する訳がないのだ。マイコンを使いはじめて27年になるが結果的にVirusに出会ったことも、AntiVirusソフトの恩恵を受けたこともない。今後もおそらく状況は変わらないだろう。企業内ネットワークや自宅内ネットワークのようにそれに属するノードを全て管理できる状況では、世間の常識とは異なる考え方もあり得る。誤解をおそれずに言うと「我が家にVirusが侵入する可能性はゼロとみなしても良い」。もう自宅ではAntiVirusソフトは使わないことにしよう。AntiVirusソフトを導入するメリットよりも、それにより貴重な時間リソースが浪費されるデメリットの方が大きいと判断した。今までが安全だからと言って絶対安全だとは言い切れないのは承知だが、世の中に存在する信頼性試験は全てこの論理で信頼性を担保している。無茶な論理ではない。
ただし会社では今後も使い続ける必要がある。それだけは仕方がない。

2006年3月7日(火) 限界耐力計算

強度不足が一転「安全」新構造計算でと報じられている。この問題の本質を理解するには安全率の考え方を知っておかなくてはならない。もともと強度計算結果にはいくばくかの安全率を乗じるので、小数点以下の細かいところを議論するのはあまり意味が無いのだ。同じ理由で結果の桁の変わらない計算方法の優劣を議論するのもあまり意味は無い。それでも今回の件は人命に関わることなので、低い方の数値を採用するのが適切だろう。
ところで、一部の方々は今回の件で立て替え補助をするか否かのしきい値が変わるから困るとほざいていらっしゃる。これも低い方の数値に合わせれば済む話だ。現実のリニアなことがらに人為的なしきい値を決めたことこそ糾弾されるべきだ。非合理的な境い目は作るべきではないのだ。そこには必ず不公平が生じてしまう。今回は建て替え、あるいは補強しなければ人命に関わる問題だ。等しく保護すべきだろう。不要な天下り組織に年間数兆円も税金を投入しているのだ。この程度の補助など誤差の範囲内だと思うが。

2006年3月8日(水) 付録付き雑誌のビジネスモデル

娘から「ぜんぶ買うとロボットができる雑誌がとちゅうでなくなったらどうなるの」と聞かれた。9才になってこんどは経済学に興味を持ったのか。それとも単に付録のロボットに興味があるのか。
毎号付録でパーツが付き、それを組み立てて行くと最後には完成するタイプの雑誌はたくさん創刊されている。本屋に行くと入り口付近に平積みしてある。創刊号は通常号より安くなっている。この雑誌のユーザー獲得のアイディアは単純明快だが効果的だと思う。ある程度購入を続けたユーザーは、それまでの投資を生かすために購入を簡単に中止しないからだ。創刊号を買わせることができれば、ユーザーの獲得の目的はほぼ達成される。また、次号以降の販売部数は創刊号の販売部数より多くなることは無いから、印刷部数や付録の部品仕入れ数などを高精度に予測できる。必要な資金も予測できその工面の計画を綿密に立てることもできる。通常の紙だけの雑誌に比べると有利だと思うのだが、発行が続いているのをあまり見かけない。途中で廃刊になる場合もあるのだろう。売り逃げタイプの発行者ならそれでも構わないと思うだろうが、途中で廃刊にしてしまえば購入を続けたユーザーから文句が出るだろう。訴訟だって起こりかねない。紙だけの雑誌なら廃刊しても責任を問われることは無いのに対して、こちらのタイプはリスクがある。廃刊した場合はどのようになるのか実例を知りたいものだ。付録の完成まで発行し続けることができた発行者はどれくらいいるのだろうか。

2006年3月9日(木) 水出しコーヒーのうまさ

今朝、コーヒーを入れたのだが最初の蒸らしで粉が均等に湿らないので変だなと思った。入れ終わって飲んでみたらコーヒーがお風呂よりぬるい。湧く前のお湯で入れてしまったのだ。しかし、めちゃくちゃ旨い。キレがある。お湯を使ってうまく入れられたときの味に匹敵する旨さだ。コクは少々足りないかもしれないがまろやかさでは上だ。ああ、これが水出しコーヒーというものか。初めて飲んだが感動した。水出しコーヒーを作った人は私と同じでうっかりミスから発見したのだろうか。
歴史の中でもうっかりミスから旨いものがたくさん生まれている。紅茶、納豆、カビ付きチーズなど枚挙にいとまが無い。
#あとで水出しコーヒーについて調べたら、本来はもっと時間をかけて抽出するもののようだ。今朝の場合は短時間抽出にも関わらず旨かったのは、水ではなくぬるま湯だったからかも知れない。

2006年3月10日(金) 機械加工職人が機械設計すると

久しぶりにwebページのデザインを変えた。出来上がったものを見ると、私の設計だということがひとめで分かる外観になった。機械設計者および趣味人としていろいろなもの(ロボットアーム, ガソリンエンジン, 車体, 模型飛行機, ボート, カメラ, 光学実験装置, etc)を設計してきたが、全て直線と円主体の形状になってしまう。なぜなら設計したものを自分で加工する機会が多いからだ。フライス盤と旋盤で段取りが最小工数で作れる形状についつい作ってしまう。おかげで製造コストは下がってくれるのだが、味けのないデザインになる。コンピュータ制御の工作機械(いわゆるNCマシン)で加工する場合でもこの設計の癖は抜けない。
最近の家電製品は機械加工などしたことがないデザイナーが作っているそうだが、そうでもしないとあのような奇抜な形は設計できないのだろう。機械加工の経験者なら、ついつい「こんな形にしたら加工できないぞ」「この形では部材の無駄な部分が出て歩留まりが悪い」と考えてしまうからだ。多分VOLVO社にも私と同じような設計者がいるに違いないと思う。第二次大戦中のグラマン社の艦上戦闘機担当設計者も同じ種類の人間の匂いがする。

2006年3月11日(土) PentiumProサーバー現役復帰

仕事(といっても実験)で使っているPentium3-S 1.4GHz搭載webサーバーが壊れた。ラックの空気穴とマシンの開口部が合ってないため熱で電源ユニットが壊れてしまった。ラックとマシンの調達が別部署なのが敗因だ。電源ユニットを修理しても空気の流れを改善しない限り早晩また壊れるだろう。
webサーバーのユーザーは社内スタッフだけなので数週間止まっても問題はなく時間的余裕がある。そこでラックの空気穴にあわせたマシンをぼちぼち作ることにした。とは言え、Pentium3系の新品はもう手に入らない。TurionやGeodeやC3は新品が入手できてよさそうだが経験がないので残念だが見送る。数分悩んだ結果、どうせ中古ならということでPentiumPro 200MHzを使うことにした。INTEL製の遊んでいるマザーもある。HDDはUltra320 SCSIをおごった。ケースはラックの空気穴とのマッチングから、九十九のアルミケースを使った。元から付いていたファンは山洋製に取替え、HDDと電源とCPUのところにはファンを増設した。山洋製のファンは大体数年持つが、私は1年で交換しているのでファンのトラブルに遭遇したことはない。
OSはFedoraCoreを入れてみたがちょっと重い感じがした。そこでRedhat6.2に入れ替えた。これならばサクサク動く。open-ssl, open-ssh, apacheの最新版とそれらに必要なライブラリの最新版を入れて完成だ。2週間ほどエージング動作をさせてから80kmほど離れているサーバールームへ持ち込んだ。設置が終わって動かしてみるとなかなか快調だ。以前のPentium3-Sサーバーに比べて遜色がない。このwebサーバーは動的ページ生成はせず、ひたすらファイルを転送するのが目的なのでPentiumProで十分なのだ。ディスクI/OをUltra320 SCSIにしたのでGHzクラスCPU搭載のIDEディスク採用サーバーよりも速いかもしれない。

2006年3月11日(土) 限界耐力計算(BlogPet)

ほんとうは、じゅんは
従来の日本台はZライトタイプの大げさなものがあったが、大きくて重いために机に固定するのが難しい欠点があった。
っていってたの。

*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年3月12日(日) (2006.02.17)(BlogPet)

明日土曜日の午前中くらいまで、ただでさえ遅いレスポンスがさらに遅くなると思います
本日システムライブラリのコンパイルを了承ください
ネットで広いシステムライブラリのコンパイルを了承しなかった
弛緩的小熊猫たちがさらに遅くなると思います
弛緩的小熊猫たちが、レスポンスがさらに遅くなると思います
とか書いてみるの♪


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「弛緩的小熊猫」が書きました。

2006年3月12日(日) 広島風お好み焼き

先週作って失敗した広島風お好み焼きに再度チャレンジした。今回気をつけたのは、キャベツを細く刻む、小麦粉の薄皮を広く作りしっかりと火を通す、具につなぎとなる小麦粉溶液をかけるのを忘れないの3点だ。2枚焼いたが今度はうまくできた。先週よりずっとおいしい。娘に言わせると先週は55点で今週のは80点の出来栄えだそうだ。次は90点を目指してみよう。具も豚肉以外のものを使ってみたい。

2006年3月13日(月) きゃっちあんどりりーす?

結婚しない女性について「結婚してもすぐ離婚したら意味ない云々」と話していたら、娘が「それはきゃっちあんどりりーす」とのたまわった。「キャッチアンドリリースってどういう意味が分かっているの?」と聞いたら「なんかエコ」とのことだ(おい、意味が全然違うぞ)。
どこでそんな言葉を覚えたのかと聞いたら、しばらく考えた後に「おーれはつりきちさんぺいだー」と歌い始めた。なるほど、情報源は納得した。

2006年3月13日(月) ボーイング787

777の次がもう出てもいいころだなーと思ってたら、とっくに出てました。スーパーコンピュータによりドラッグ最小化とのことだが、まだ空力的な改良余地があったとは驚きだ。とは言うものも見た目はふつーの飛行機。みんな同じ形になるとトヨタみたいでつまらない。

2006年3月14日(火) インタラクティブレインジマップ

ボーイング社サイトのインタラクティブ・レインジ・マップが面白い。これまで航続距離の問題で東京からノンストップで飛べなかった中南米や南欧に直行便が可能になることが分かる。とはいえ、経済性の問題があるからセントマーチン直行便やバルベイドス直行便なんてのはできないだろう。マドリッド直行便は実現可能性があるかもしれない。
それにしてもこのマップは米国企業のボーイング社が作ったのに、出発地に選べる北米都市がシアトル(この都市を選んだのは分かるが)とアトランタだけだ。利用客の多そうなニューヨークやロスアンゼルスを選べないのは何故だろう。また、出発地に東京を選ぶとヨハネスバーグに届かないが、ヨハネスバーグを選ぶと東京に届く。偏西風の影響を考慮しているのだろうか。

2006年3月15日(水) ヘッドホンは遮音に向かないときがある

騒音ストレスを耳栓で解消できたのだが、遮音について面白い知見が得られた。私をストレスから救ってくれた耳栓は3M社のNo.1100だ。これは同社の耳栓10製品の中で最高の遮音性能を持つ。最も高性能にも関わらず外見が一番しょぼく見えるのが残念だ。これを装着すると騒音がほとんど気にならなくなるのだが、さらに騒音を軽減しようとaudio-technica社のヘッドフォンATH-T4を併用した。ところが、却って騒音が大きく聞こえるようになってしまった。驚いて、耳栓をはずしてヘッドフォンだけを装着するとやはり騒音が増幅される。このヘッドフォンは密閉型で音楽を聞いているときは開放型に比べ周りの音が聞こえにくくなるのにどうしたことか。
どうもヘッドフォンのハウジングが振動体となり一部の周波数の集音アンテナになっているようだ。試しに、手でかごを作り耳を覆ってみると同じように一部の音が大きくなる。これも手が集音アンテナになってしまうのだろう。音で振動するものは遮音装置としては不利に働くことが分かった。これで3M社の耳栓の中に、同じ作りなのに遮音性能が違う製品があることの説明が付く。私の使っているNo.1100に比べ同じ構造のNo.1110は遮音性能が落ちる。これはNo.1110に付いているヒモが集音アンテナになるからだ。今のところNo.1100単体で使うのがもっとも静かにすごせる手段となっている。

2006年3月16日(木) 食事時の角度

小林源文氏の作品に「昼飯の角度に構えろ」というフレーズが出てくる。敵に対して自車の向きを斜めにして防弾効果を上げよと言う意味だ。しかし、前面装甲に比べ側面装甲は相当薄いから、斜めに構えると側面に敵弾が当たる確率があがり不利になるのではないかと常々疑問に感じていた。その疑問を解いてくれたのがこのサイトだ。当時の戦車教本の写真まで入手しているとは資料収集の努力に頭が下がる。この昼飯の角度というのはタイガーI戦車用の教本に出てくるのだ。タイガーI戦車というのがポイントだ。この戦車は前面装甲100mmで側面と背面の装甲が80mmだ。また装甲板は地面に対してほぼ垂直に配置されている。これならば斜めに構えた方が防弾効果が上がる。しかし、タイガーI戦車のような前面と側面で装甲板の厚さが近い構成は稀で、他の戦車は前面装甲と側面装甲の厚さがかなり違う上に、前面装甲が傾斜しているから厚みの差以上に前面が丈夫だ。前面/側面の値はキングタイガー150/80、4号F50/30、スターリン120/90、M4シャーマン50/38だ。前面装甲板の角度は同じ順で50、10、30、56だ。角度が0の場合が垂直となる。そんな訳で昼飯の角度が意味があるのはタイガーI戦車だけということになる。

2006年3月17日(金) ふたりは仰木と安岡どきどきハート

アカギはどう考えてもあと2回放映で終わりにできそうにない。そこで以前某巨大掲示板で続きがあるとしたらどうなるかが話題になった。そのうち、どんなタイトルになるか予想する流れになって「闘牌伝説アカギトロイメント」とか「ふたりは仰木と安岡」だのナンセンスなタイトルが大量に投稿された。娘はそのなかで「ふたりは仰木と安岡」が妙にツボにはまったらしい。前々回のアカギでは、鷲巣がイーピンをツモるかどうかが延々と描かれたが、そのときやきもきする仰木や安岡を見ていて「ふたりは仰木と安岡どきどきハート」と言って喜んでいる。

2006年3月18日(土) おやつの構え?

娘が「おやつのかまえ」と言っている。最初は何のことか全く分からなかったが、3月16日のブログに書いた食事時の角度のことを言っていると分かった。実はタイガー戦車の教本には昼飯の構え以外にもおやつ(コーヒータイム)の構えというのは記載されている。朝食、昼食、コーヒータイム、夕食の4つが食事時の角度として存在するのだ。もちろん娘はそんなことは知らない。
いちおう戦車が斜めの角度になると防御力が増大することを説明しようとしたが、当然のことながら9才の子供には分からなかった。と言うよりは興味が全然ないようだった。
「いちばんつよいおやつのかまえはシュークリームのかまえ」だそうだ。

2006年3月18日(土) 限界耐力計算(BlogPet)

きょう、ここへ桁っぽい話したかも。
それでもじゅんと計算した?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年3月22日(水) アカギ一筒単騎待ち

アカギ23話を見た.アカギがピンチを脱するには手持ちの一筒(イーピン)を生かし,一筒単騎待ちでツモるか鈴木からの一筒差し込みの頭ハネをするかしかないと予想していた.結果は安岡の一筒単騎待ちへのアカギ差し込みだった.一筒を一枚も持っていない安岡が一筒で上がるとは予想外ではあったが,アカギの一筒アガりと麻雀難易度的には大差ないので拍子抜けではあった.また,あの場合はアカギが即差し込む必然はなく,鷲巣まで回すべきだった.もはや一筒はないのだから鷲巣がツモる可能性はない.当然鈴木が差し込むだろうが,それを安岡が頭ハネすれば,アカギが安岡に差し込むよりアカギと鷲巣の点差が開く.アカギが一筒を切って鷲巣がぬか喜びする方がドラマティックではあるが,ここは少々不自然だった.結局放映3話分を費やした割には3回戦の東3局は麻雀技巧的には工夫が少なかった感じがする.もっとも演出的にはドラ3×3や死んじゃうツモー×3,ロンッヌ×多数などの名台詞が多く,楽しめはした.
それはともかくTV放映は残すところ後1話だ.いったいどうやって話をまとめるのか期待と不安が湧き起こる.次週放映はきっとリアルタイムでみる人が多いだろう.視聴率は5%を超えるのではないか.これは現代のゴールデンタイムの視聴率に換算すると50%超であり,WBC決勝戦中継に匹敵すると言える.

2006年3月23日(木) PSE法

PSE法の議論が盛んだ.私は今のところ賛成とも反対とも言えず立場を決めかねている.限りある資源を大切にすると言う観点からは反対だ.ただし,古くて安全性に問題のあるものから消費者を守るという考えも分からんでもない.
資源を大切にするという点ではいつも考えさせられることがある.私の勤め先は計測器やPCの類が大量にあるのだが,壊れる前に捨ててしまうのだ.何とももったいない話だが,新品を買うのに苦労はしない環境なので特別な理由のない限りすきこのんで古いものを使い続ける人はいない.私は5年位前までは古いマシンを修理したり,ニコイチにして再生したり,linuxを導入して実用に使えるようにしたりしていた.今でもそれをやりたいのだが,会社でそんなことをするのはコスト面で問題があるのでおおっぴらにはできなくなった.古いマシンの再生に丸一日かかったとしよう.その私の人件費で新品が買えてしまうのだ.一日以上かけてしまったら,ハイエンドマシンが買えてしまう.古いマシンの再生は地球には優しいが,会社には優しくないのだ.理屈ではそうなのだが納得がいかない.何かがまちがっている気がする.何がおかしいかのヒントはこの辺りから得られそうな気がする.
それにしても,DELLが盛んに宣伝している19インチ液晶とTVチューナー付きのMCE搭載デスクトップPCが89,800円というのは信じられない.あれで儲けが出るのだろうか.

2006年3月24日(金) proxomitron

モバイル環境ではPHSを愛用している。こんなときに鬱陶しいのが広告バナーとフラッシュだ。これらを簡単に排除してくれるのがproxomitronだ。インストーラー付きをダウンロードして実行するだけでインストールは完了だ。インターネットに直接接続している場合は設定は不要で、プログラムを実行するだけでよい。ブラウザ側はproxyにlocalhost:8080を設定するだけだ。
フラッシュはデフォルトでは排除してくれないが、URLをblock adlistに登録すれば排除できる。私がよく訪ねるimpress watchのサイトでは、フラッシュがngs.impress.co.jp/だ。ついでに言うと広告がbs.serving-sys.com/だ。このふたつを登録するだけで、ずいぶん快適になる。

2006年3月25日(土) 広島風お好み焼き(BlogPet)

きのうハッケンバッカーが、お好み焼きみたいな失敗された。
きょうは、失敗する?
じゅんの、次はチャレンジしたの?


*このエントリは、BlogPet(ブログペット)の「ハッケンバッカー」が書きました。

2006年3月26日(日) 負荷分散導入

proxomitronを検索したときにhitしたsquidに興味が出たので導入してみた。reverse proxyとしての構成した。ab(apache bench)で静的ページのパフォーマンスを測定してみると、7reqs/secだったのが、導入後は15reqs/secに向上した。
しかしこれは静的ページだけの性能向上に過ぎず、本当に性能改善したいのはより重い動的ページの方だ。キャッシングサーバーではその目的は達せられない。そこでロードバランサーのPoundを導入した。LAN内用ローカルwebサーバーをしていたThinkpad230CsをWAN向けのwebサーバーに追加して、こちらにもトラフィックを流す設定にした。squidのキャッシングサーバーの性能も魅力的だったので、Poundの後段にsquidを入れた。
結果的に性能が向上した上に、今までポート番号8654で運用していたpukiwikiもポート番号80で受けられるようになった。なかなか良い。

2006年3月27日(月) squidが先かpoundが先か

squidとpoundを仕込んで負荷分散とキャッシングを装備したのだが、どちらを先に通すかで悩んでいる。素直なのがsquidを先に通す方法だ。利点は構成がシンプルなのと、squidの不正ホストからのアクセス禁止機能がそのまま使える点だ。poundの方を先に通す利点はキャッシュの効かないcgiページが不要な経路(squidサーバー)を通らない点と、https対応が簡単にできる点だ。本サイトではパフォーマンスを重視して後者の構成にしている。
検索エンジンでさくっと調べてみたが、squidとpoundを両方使うことについて記述しているサイトを探すことは出来なかった。同じような使い方をしている人の意見をぜひ聞いてみたいものだ。

2006年3月28日(火) ホビーキャット

ホビーキャットというカタマラン(双胴艇)のセイリングボートがある.世界的にはメジャーなものらしいが,これを知ったのはごく最近だ.カリブ海にヨットに乗りに行ったときに借りたのが最初だ.シングルハルのを借りようとしたら,全部出払っていてこれならあるよと示されたのがホビーキャットだった.見るからに大きいし,双胴艇は乗ったことはないので断ろうかなと思ったが「簡単だよ」という先方の意見を信じ借りて乗った.これが意外に快適だったのでひどく気に入ってしまった.このとき乗ったのはホビーウェイブという艇種だったと後になって知ったのだが,センターボードがなくてとても扱いやすい.着艇時には砂浜にそのまま乗り上げることも可能だ.ブームがないので,同乗者へのブームパンチにさほど気を使うこともない.双胴艇なので沈しにくい.船体はお椀型ではないので浸水することもない.船の機構に神経を使うことなく,風と波だけを考えればよい気楽なセーリングにぴったりだ.日本での価格は65万円だそうだ.日本で一人で乗るときはずっとヤマハのシーホッパーだったが,いずれこの艇に変えたいと思う.この艇ならば若い人も気軽のヨットの世界に入れるのではないかと思った.

2006年3月29日(水) SmartAudioPlayer

MacではなくWindowsマシンで音楽を聴くときはSmartAudioPlayerを愛用している。最近のiTunesやSonicStageなども試してみたが、結局これが一番いい。まずデザインがいい。出しゃばらず品が良い。ディレクトリ単位の楽曲管理も良い。プレイリストだと構築が煩雑だし、全曲べたは大まかすぎる。ディレクトリ単位というのが一番塩梅が良い。Windows98でも動くのも良い。今もこれで再生しながら作業している。

2006年3月30日(木) CMカットとMPEG4変換

6年間録り溜めた数テラバイトのMPEG2ファイル.永遠に整理できないかと思っていたが,最近メドがついてきた.優秀な市販ソフトのおかげだ.整理といってもCMカットとMPEG4形式への変換,およびファイル名のつけ直しの作業だ.
CMカットはTransRecorder SceneCutter2.0を使っている.作業性が良い.AVIutl,MPEGCraftも使ってみたが,それらに比べてレスポンスが優れ,マンマシンインターフェースが優れている.オプションで自動CM検出にも対応しているが,間違うこともあり,それを確認して手動で訂正する必要があるので,こちらの方はそれほど便利でもない.しかし,CMタイミングが一定の定期放映の番組では便利に使える.このような番組ではCMの位置が固定なので,確認作業が簡単だからだ.
MPEG4への変換はDVD Smart Editを使っている.性能と作業性のバランスが良くとれている.MPEG4への変換はわざわざ有料のDVD Smart Edit (DSE)を使わなくても無料のソフトがいくらでもあるが,それら無料のものに比べて有料のこれは少しだがアドバンテージがあるのだ.数本の動画を処理するだけなら少々のアドバンテージなど無視できるが,私は数千本の動画を処理するので,1本当たりの処理時間がちょっとでも小さくなるなら,あるいは操作ストレスが少しでも軽減されるなら,アドバンテージがあるソフトを選ぶ.マイクロソフトのメディアエンコーダーに比べるとDSEは操作性が良い上に,デフォルトのパラメーターが優れているので同じエンコードエンジンを使っているのに画質が優れる.DivX Proに比べるとDSEは操作性が良く,同じビットレートなら画質が優れる.TMPGEncに比べるとDSEは操作性が良い.

2006年3月31日(金) MPEG4は不要かも

動画ファイルをせっせとMPEG4に変換しているが,私の場合はMPEG2でも良いかもと思い始めた.元々は保存ディスクの容量節約のために始めたことで,今でもその目的は変わっていない.というのも私はPSPのような動画プレイヤーは持っていない,CD/DVDに焼く趣味もないからだ.最近はHDDが安価になってきたので,MPEG2のままで保存した方が良いのかもと思い始めた.1年当たりのコスト計算をしてみよう.

1.動画の量
平均して毎日1時間の動画を8MbpsのMPEG2で録画している.一部YUY2形式録画する場合もあるが,微小なので無視する.1日当たりのファイルサイズは8×60×60/8=3600Mbytesだ.一年当たりでは3600M×365=1314Gbytesだ.これを全部1MbpsのMPEG4形式に変換したとすると1314/8=164Gbytesまで減らすことができる.

2.HDDの費用
AKIBA PC hotlineによると1GB当たり単価は40円だ.
MPEG2で保存すれば必要HDD価格は1314×40=52560円
MPEG4で保存すれば6570円だ.
ふむ,1年で4万6千円の差がある.

3.変換処理時間と電気代
PentiumM 2.0GHzのマシンで1時間分の動画をMPEG4へ変換するのに約5時間かかる.総処理時間は1×5×365=1825時間だ.このマシンの消費電力が50Wなので電気代を22円/KWhで計算すると50×1825/1000×22=2008円だ.

4.変換処理稼働
変換処理の稼働はほぼ全部がCMカットの手間だ.これはMPEG2だろうがMPEG4だろうが変わらない.変換そのものに関わる稼働は無視できる.

結論,電気代を差し引いてもMPEG4で保存した方が年間当たり4万円以上得をする.変換作業の稼働が変わらないのだから,MPEG4で保存するのが良いことが分かった。

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