比例道
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2007/01/16

気になるVAIO

CESで発表された円形VAIO VGX-TP1の国内発売が発表された。Core 2 Duoのクロックが低めのものを採用し、アナログチューナーのみ搭載というシンプルな仕様は好感が持てる。VAIOファン(除くノートVAIO:-)としては気になる製品だ。今使っているRX72/RX53はもう5年以上前のものなので、こいつらが壊れたら円形VAIOが買い替え候補だ。真っ白で円形の形は美しくインパクトがあるが、よくよく考えてみると困った形だ。平置きだと無駄に場所をとるし、縦置き(ができたとして)では安定が悪い。同じ形の外付けデジタルチューナーVGF-DT1と重ねた様子を記事では「おひつ」と表現されているが、まさにその通りだ。はっきり言って間抜けだ。appleの製品と同じ白なのに、この差はなんなのだろう。もともとSONYのデザイン性の源は機能から来る機能美に由来するものだったから、純粋なデザインによる主張はまだまだと見た。

real name: diary/20070116

2007/01/14

おいしい缶詰

先日,用賀のOKに娘と買い物に行ったとき,寒風吹きすさぶ店先を借りて缶詰を売っている人が居た.魚の缶詰で3缶500円也.さけ,いわし,まぐろ等10種類ほどある.いろいろな意味で買いたくなったのだが,ちょっと高価かなと思い,店に入るときは素通りした.OKで買い物を終え,店から出て数m歩いたところで娘が「おとうさん買いたいんでしょ.買っていいよ」と言ってくれた.さっそく引き返して缶詰屋さんといろいろ話してさけを2缶と,いわしと,まぐろの血合い入りの4缶を選んだ.3缶で500円のはずだが,4缶で500円にまけてくれた.本当は3缶で500円で良かったのだが.それは言い出せなかった.この人は正直な人でこの魚はここがダメ,これはここがダメと事細かに自社製品の欠点を解説してくれた.さけはお薦めとのことなのでさけを2缶もらったが,果たしてその通りだった.さけは鍋とお汁にしていただいたが,どちらもとてもおいしかった.缶詰のメーカーは「カナカン」という名前で工場は久里浜の海岸にあるそうだ.
家に帰って娘に「どうしておとうさんが缶詰を買いたいと分かったのか?」と問うと「おとうさんはがんばっている人をすぐ応援したがる」とずばりの回答をされてしまった.まさにその通りなのだ.長く一緒に暮らしているから,性格を見抜かれてしまっている.娘は続けて「わたしも買ってあげたいなと思っていた」と言った.回りの同年代の子に比べて娘には裕福な暮らしをさせていないが,まっすぐに育ってくれていることが分かりうれしくなった.
ずるをしないで真面目に働いている人は,どういう訳か現代社会では損をするようになってしまっている.しかし,よく考えてみると,みんながずるをするようになってしまっては,食物を作る人も道具を作る人もいなくなり社会は崩壊してしまう.真面目に物を作ってくれている人のおかげで社会の根幹は維持されているのだ.乱暴な言い方をすれば,現在勝ち組と言われている会社の役員連中などは,居なくなっても会社はつぶれないし,代わりはいくらでもいるので居なくなってもかまわない.でも,食べ物を作る人や道具を作る人が居なくなってしまえば,みんなが生きることすら困難になる.どちらを尊ばねばならないかは自明のはずだ.私が真面目に働いている人を応援してしまうのは生物として極めて自然なことだろう.
私が金持ちだったら,この行為が嫌味になることもある.だが,幸いなことに私の暮らしは質素である.同じ仲間同士助け合いたいとの気持ちだ.我が家の月々の生活費は,私が無職で生活保護を申請すればもらえる額を下回っている.これは,健康で,車を持たず,新聞もとらず(ネットはつないでいるが),冷暖房は最小限にし,衣食住以外のことにお金を使わないだけで実現できることだ.言うほど苦しい生活ではない.私としては,十分豊かな生活をしていると感じている.もちろん,私は金持ちの人が同じことをするのは全く問題ないとは思うし,積極的にして欲しいと思う.

real name: diary/20070114

2007/01/12

悪党の手口

世間では政治家や公務員の不正が毎日のように新聞に載る。それに比べると民間企業は清廉潔白ではないかと思いがちだが、さにあらず。税金の無駄遣いはけしからんという論点が使えないから追求されることは稀だが、政治家や公務員と同じように悪どいことやずるいことをしている。私は複数の会社を渡り歩いて来たが、どの会社でも大なり小なり不正をしていた。ただし、会社のためや社員のための不正はまあ仕方がないかな、必要悪かもしれないなと思い、特にめくじらをたてることはなかった。しかし、今居る会社での不正は額が大きい上に、一部の人の私利私欲のために行われているようだ。まったくもって情けない限りだ。
今回の手口はまあよくある話なのだが、外注費をトンネル会社を通すというものだ。トンネル会社は実在する会社だが、数億円の受注額の数割を懐に入れ、残りの額を使って下請けに丸投げしている。このトンネル会社の存在はほとんどの社員には知られておらず、これまで秘密裏に事が運んでこれたようだ。ところが、この手口を2年も続けたものだから、ところどころに綻びが出始め、事が少しずつ明るみになってきた。決め手になった事実は4つだ。

  • 2年前から突然今まで発注したこともない某国に年に数億円の発注をするようになった。これが突然だったので、ほとんどの社員はなぜ?と首をかしげた。
  • 某国が製造したプロダクトは品質が日本の基準に全く届いておらず、1年めの評価では全品が使い物にならないとのデータが出た。なのに2年めの今年も発注をした。これについても社員はみんな不思議に思った。
  • 発注担当者が「全然役に立っていない小さい会社を間に挟んでいるのは理解できない。かえって仕事の効率が落ちて困るのに」とこぼした。これによりトンネル会社の存在が私を含め他の社員にも知られた。
  • トンネル会社はわが社のOBが起こした会社だった。役所で言えば天下り用外郭組織に相当する。

これほど見事に悪のモデルケースのようなばればれの絵を描くとは、あまりにおバカだと思ったが、実は賢いのかもしれないと思い直した。発注を決めた輩たちはトンネル会社から賄賂をもらうほど大バカではないはずだ。退職後にトンネル会社に入れてもらえるような口約束はしていると思うが。賄賂をもらっていないとなると、上層部ぐるみでやっていることだから株主が騒がない限り罪に問われる心配はないだろう。うまい手口だ。
悪党どもの年収は2000万円超で結構な額だ。それだけで十分豊かな暮らしができると思うのだが、まだ金が欲しいのだろうか。彼らは精神が貧しいのだと思う。精神の貧しさはいくら金をつぎこんでも満たされることはない。哀れなことだ。

real name: diary/20070112

2007/01/11

PC厄日の顛末

1月5日の日記で壊れたことを報告したPentiumM機を修理した.修理のなった同機から書き込んでいる.電源が壊れたのは故障の原因ではなく結果であった.故障の原因はM/BのUSB I/Fが壊れたためだった.
修理ではまず内蔵電源を取り外した.型番はAOpenのFSP250-60SVだった.AOpenのページで製品検索すると製品解説ページが出てくるから,AOpenの代理店から部品で購入できるかもしれない.この内蔵電源から出ているコネクタが一般的なATXの20ピンであることを確認した後に,手持ちのATX電源を取り付けた.ケースには入らないので外付けだ.HDD 1台,CDD 1台,FDD 1台のマシンなのでこれらのコネクタと20ピンのコネクタと,4ピンの12Vコネクタを接続するだけだ.あっという間に終わった.そして電源を入れてみると,マシンはあっさり復活した.ところが,6個あるUSBを全部認識しない,systemプロセスがUSB認識をリトライし続けてCPU負荷は100%から下がらない.ドライバーを削除しただけではダメで,BIOSでUSBをdisableしないとCPU負荷は正常にならなかった.結局USB I/Fが壊れて電源を道連れにしてしまったのだ.不思議なのはUSB I/F回路がショートして壊れたのなら,そのままショートモードである可能性が高く,新しい電源に付け替えてもその電源を再び道連れに壊れるはずなのに,今は正常に動いていることだ.
この理由は壊れたときのことを思い出すと,概ね想像がついた.壊れたのはUSB接続の外付けHDDを接続した瞬間だった.この外付けHDDのせいで過電流が流れてUSB I/Fと内蔵電源を壊してくれたのだ.問題の外付けHDDだが,今は別のPCにつなげて正常に動作している.となると,HDDそのものよりもコネクタが怪しい.USBの端子間の広いコネクタが機械的にショートするとは考えにくいのだが,何かのはずみでコネクタがショートしてしまったのだろう.それが今回の故障の原因だ.運が良かったのはコネクタショートで壊れたUSB I/Fの石はショートモードではなく,オープンモードで壊れてくれたことだ.今はUSB機能が使えないだけでPCは正常動作してくれる.不幸中の幸いだ.ショートモードだったら,USB I/Fの石を基盤からひっぺがさなければ動かなかったところだ.というより,電源を入れた瞬間に電源がショートしてしまうので,USB I/Fの石が壊れたことを切り分けるのが相当に難しかったはずだ.
このPCはメイン機なのでこのままUSBがないのも不便だ.PCIバスは4スロットとも空いているので,週末にUSB2.0 I/Fボードを買ってきて取り付けることにしよう.これで機能的には元通りになるはずだ.型番の分かったAOpenの電源も手当てすれば外観も元通りになる.

real name: diary/20070111

2007/01/10

ガン

ガンの手術が終わった家族の検査結果が出た.転移はしていないとのこと.大腸ガンが粘膜下層を超えて筋層にまで達していたので,転移を覚悟していた.良かった.同じくガンと診断された親戚の方は既に転移してしまっていた.本人は落ち込んでいる.これは本当に気の毒だ.今後は抗ガン剤が頼りだ.
自分の寿命をあとどれくらいと知ってしまうこと自体は,人によると思うがある程度年齢を重ねた人にとってはそれほどショックではない.100才までは生きられないことを考えると,誰でも残り寿命はおおよそ想像がつくからだ.何かやりたいことを残している若い人には寿命を宣言されることは辛いことだとは思うが,十分長く生きた人にはそうでもない.嫌なのは,自分の体が自分の意思とは無関係に,どんどん衰弱していくことだ.自分ではどうしようもできない無力感が辛い.決して好転しない一方通行であることが辛い.これらを一言でいうと,希望を奪われてしまうことが辛い.以前ユダヤ人収容所のときにも言及したが,希望は自由と同じくらい人間にとって重い意味を持つ.

real name: diary/20070110
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