1996年発売のlibretto20にredhat linuxを入れて自宅サーバーに使っている.かれこれ15年ほど使っているが,問題なく動いている.しかし,いつかは壊れてしまうだろうから,代替機が欲しいと思っていた.そしたらlibretto70が入手できてしまった.完動品だ.windows95が入っていたが,redhat linuxに入れ替えて使っている.redhatを入れるときにトリッキーなことをしたので備忘録として書いておく.

私はlibretto用FDDを持っていないので,libretto20にredhatを入れたときは結構面倒なことをした.HDDに複数のパーティションを切り,その一つにDOSをインストールし,DOS領域にredhatのインストールファイルをコピーした.インストール用ブートイメージもDOS領域にコピーし,DOSを起動してからloadlinでブートイメージをロードし,redhatをインストールした.

今回のlibretto70も同じことをしようと思ったのだが,HDDが1.6GBしかない.インストール用のDOS領域に500MBほど割り当てるとlinux用の容量が減ってしまうので避けたい.libretto20はHDDを換装して8GBにしてあったのでこのような問題はなかったのだが.そこで486DX4のマシンを使った身代わりインストールを試したらうまく行った.

486DX4のマシンにlibretto70のHDDを繋げて普通にredhatをインストールする.インストール後,486DX4のマシンでredhatが正常に起動するのを確認したら,HDDを外してlibretto70に装着する.電源を入れたらlibretto70でredhatが立ち上がるのだ.ペリフェラルが微妙に違うのだが,起動時のauto configurationで自動的に修正してくれる.非常に簡単だ.他のノートPCにも応用できると思うので覚えておくと便利な方法だ.