ネットニュースを読んでいたら楽しい記事を見つけた.35年ほど前の車雑誌,オプションの中の記事の紹介だ.軽自動車にロータリーエンジン12Aを積んだり,スターレットにロータリエンジン13Bを積んだり,もうメチャクチャやっている.これくらいはアメリカじゃあ普通かな.さぞかし,すごいのが出来るだろうと読み進めたら,クラッチが耐えきれずにパワーを全開で出せないとか,ミッションのつながりが悪くてパワーバンドを使えないとか,ちょっとがっかりな感じの結果だった.まあ,楽しくやっているんだし,死人が出ないんだからいいよね.ちょっと不思議なのはクラッチの件にせよ,ミッションの件にせよ,計算してないで現物合わせで作ってる風なのだ.大学で機械の作り方を習った私にとっては信じられない作り方だ.強度計算しないでモノを作るなんてありえないだろうと.そしてなんとなく分かってきた.プライベーターというのはこういう作り方をする人たちのことなんだと.プライベーターとワークスの違いは,スポンサーの有り無しで決まるんじゃないんだ.ノリで作るのがプライベーター,計算してきっちり作るのがワークスなのだろうと思った.だから,私が趣味で組み立てたものはスポンサーは付いてなくてもワークス仕様になるのかな.