今朝,珈琲を2杯淹れてカップを両手に持って,左脇に書類をはさんで歩いた.この状態で部屋の入口に到達.ドアを開けなくてはならない.開けましたとも.で,思った.人工知能内蔵のロボットではこの状態でドアは開けられまいと.カップ2個とも左手で持って右手でドアを開けるか,右手にカップをもったまま右手の指でドアノブを回すかで良いんだが,この解を見つけるのにたぶん珈琲を100回こぼす.それをクリアしたとして,普通の5本指ロボットでは珈琲カップを2個左手だけで支えるとか,珈琲カップを1個右手で持ってさらに右手でドアノブを回すなんてことは,機構的にできない.やった.人間の勝利だ.ああ,猿でも勝てるか.私は猿くらいには賢い.

別の解もあった.珈琲カップを一度床に置いてからドアを開ける.うーむ,食べ物の入った容器を床に置くのはどうかと思えるが,これでも良いか.ただし,ドアは開けても手を離すと自動的に閉まるので,足でドアが閉まらないようつっかえ棒をしておく必要がある.こっちの方が難易度高いかな.