Interface誌の2018年2月号に,世界のAIチップの比較表が載っていた.GoogleのチップTPU2は性能の絶対値でも,性能消費電力比でもトップだった.すごいなGoogle.TPU2を超えたいものだが,FPGAでは無理そうな感じだ.リコンフィギャラブルな点を生かした特長がないとFPGAの立ち位置がないなあ.

同じ2月号の27ページに胸のすくようなインテルの発言が書いてあった.引用記事はもうなくなったみたいなので,そのまま書き写しておく.


GPUにはマシンラーニングに必要のない電気回路が数多く存在する.長年にわたって蓄積された価値のない回路で,非常に数が多い.

ニューラルネットワークは非常にシンプルで,ちょっとした行列の乗算と非線形性で成り立っている.直接シリコンを構築して行うことも可能なのだ.ニューラルネットワークのアーキテクチャに非常に忠実なシリコンを構築すればいい.これはGPUにはできないことだ.


もっと言ってやれと応援したくなるが,こうなると私の敵はnVidiaではなくてインテルになるのかもしれない.nVidia相手なら私でも勝てると踏んでいたが,インテル相手だと勝ち目がないような気がする.インテルってアルテラも買収しちゃったからね.