「読書」カテゴリーの記事一覧

2017-12-14

ダークマターと恐竜絶滅

ダークマターと恐竜絶滅を読んだ.著者のリサ・ランドールはハーバード大学の物理学教授だ.難しいことを分かりやすく書いてくれる.途中で解説にオビワン・ケノービというのが出てきた.なんだこりゃ.変な名前だな.wikipediaで調べるとスターウォーズの登場人物だった.スターウォーズは人気があるなあ.私は2作見たが,どちらも面白いと思えず,それっきり見ていない.だって4足歩行戦車なんてお笑いじゃない.全然利点がない.ロープにひっかかって倒れてるし.戦車ならキャタピラつけろよと突っ込みたい.

しかしwikipediaのスターウォーズの項目を読むと「ああ,あの概念はスターウォーズから来ていたのか」と気付くことがいくつかあった.みんな見ているのだなあ.面白いとは思えないが見ておくべきかもしれない.

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2017-12-11

ナスカの地上絵

ナスカの地上絵がなぜ描かれたかが謎のままになっている.歴史学者は「王は死後,天に昇ると考えられていたので,それを見送るために絵を描いた」と言っているが,これは疑わしい.死後天に昇るというのは日本でも西洋でも普通の考え方(いわゆる天国へ行くというやつだ)だ.そして天に昇った人から下界を見ると,なぜか細かいところまで普通に見えるのだ.日本の神話でもギリシャの神話でもそうなっている.わざわざ大きく描かなくても見えるのだ.ナスカの人だけ大きく描かなきゃ天から見えないと思ったと考えるのは不自然だ.しかも王のために描いたのなら王の墓のそばに描きそうなものだが,そうなっていない.地上絵が王のためのものというのはたぶん間違っている.

もっとシンプルに即物的に考えた方が良い.なぜあんな大きな絵を描いたのか.大きくなければ見えないと思ったからだ.なぜ見えないのか.それは空高いところから見るからだ.空高いところにいるのは誰だ.当時は飛行機や気球はなかったから,それは鳥だ.ケツァルコアトルっていう神聖化された鳥が南米にいた.その鳥に見せるために描いたと考えるのが自然だろう.ただし,この考えにもちょっと疑問点がある.鳥に見せると言っても,あの絵は大きすぎる.鳥は海抜3000mくらいは平気で飛ぶが,それは高い山を越えるためであって,用事もないのに地上から1000mも離れることはない.獲物を捕るために見渡すにしても地上から100mも上がれば良い.そして100m上から見るにしては地上絵は大きすぎる.あれはもっともっと上から見るのにちょうどよい大きさだ.

やっと言いたいことが言えるところまで来た.半分くらいの人はうすうすそうではないかと思っているのと同じ考えだ.地上絵は異星人に見せるために描いたのだ.それなら大きさの説明もできるし,なぜ描いたのかという動機も説明できる.天から降りてきた異星人と交流したナスカの人が感動してお礼に描いたのだ.なぜナスカに異星人が降りたかも説明できる.たまたま降りたということもあるかもしれないが,あの時代に異星人が降りる場所を選ぶとしたら欧州以外のどこかのはずだ.その中では南米がいちばんよさげに思える.異星人にしてみれば当時の地球人は文明レベルがずっと下だ.彼らから地球人をみれば猿みたいなものだ.猿だとしたらどんな猿と交流したいか.ずるがしこい猿や凶暴な猿には接したくはないだろう.だから欧州には降りたくない.できるなら穏やかな猿,礼儀正しい猿,好奇心旺盛でこちらに興味を持ってくれる猿がいい.それなら南米に降りるのがいちばんだ.異星人は南米に降りて,地上の人々と交流してそして去っていったのだ.考えてもみよう.私たちがいつかよその星を訪問することになったら,このときの異星人と同じことを思って,同じことをするというのは極めて自然な流れだろう.だから約2000年前にも同じことが起きたと考えるのも不自然じゃない.

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2017-12-10

もしもコンピュータウイルスがなかったら

ASCII netでコンピュータ通信をしていた頃はCPUクロック 8MHzのPC-9801を使っていたが、何も不満はなかった。PCのレスポンスは今のクロック3GHzのi7より良かったくらいだ。今はソフトが重すぎる。なぜ重くなったかだが、機能アップのためがほとんどだろうが、セキュリティ対策の部分も無視できない。入力バッファをいちいち吟味しないといけないし、その他もろもろ面倒なことが多い。もし、コンピュータウイルスなんてものがなかったら、セキュリティ対策を考えているたくさんの人の頭脳をもっと前向きなことに使える。きっと素晴らしい発明や発見ができるだろう。セキュリティ対策なんて本当に無駄なコストだ。

もし、どこかよその星に「嘘を言うなんて思いもつかない」なんて文明の知的生命体がいたら、文明の進歩も早いだろうし、文明の寿命も長いに違いない。なんか昔の南米にそんな文明があったとかいう話を聞くが、あっさりスペイン人に滅ぼされてしまったよ。惜しいことだ。

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2017-12-09

楽天koboが読み込み中のままになる

妻から「楽天koboで本が読めなくなった」と連絡があった。帰ってからiPadをいじってみたが、「読み込み中」と表示されたまま何時間たっても変わらない。アプリの履歴を調べると11月28日にアップデートされたとあった。このアップデートが悪さをしているようだ。どうも以前のバージョンで保存されたデータと、アップデートして新しくなったアプリとの整合性がとれないみたいだ。そこで、一度アプリをアンインストールしてから、再度インストールしてみた。直った。

不思議なのは、楽天といいマイクロソフトといい、親分が金の亡者だと製品の品質がなぜ悪くなるのか。技術者のレベルと親分の品性は関係ないはずだが、なぜかこうなる。

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2017-11-19

日本人は「国際感覚」なんてゴミ箱へ捨てろ

ケントギルバートさんの、日本人は「国際感覚」なんてゴミ箱へ捨てろを読んだ。内容がまっとうな上に読みやすくて一気に読めた。アマゾンでのレビューも高評価だ。日本人より日本のことを分かっている。韓国に対する態度の在り方には共感できる。不正に生活保護をもらっている人がなぜいるかなども参考になった。この本は日本人の必読書だ。

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2017-05-01

空母いぶき

かわぐちかいじの漫画だ。中国が尖閣を占領して、それに日本の自衛隊が立ち向かうという話。面白い。かわぐちかいじの漫画ではジパングが最初は面白かったんだが、途中でストーリーがめちゃくちゃになり、日本人が日本が負けるのに加担するという終わり方をした。呆れて、買った本を全てブックオフに叩き売った。空母いぶきでは中国が勝って尖閣諸島が中国領になりましたなんて結末だったら怒る。もうかわぐちかいじの作品は読まない。

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2017-03-13

言葉にできるは武器になる

梅田悟司著.ブックレビューで褒めていたので読んでみた.読んだ感想は,私には余計なお世話の本だった.もし,この本を読んでなるほどという人が多いのならば,この世は愚衆ばかりということになる.そうでないことを祈る.

私の近くに居る人は大体高学歴で立派な肩書きを持っている人が多いが,愚民ばかりである(例外は極まれにいるが).そいつらに真理を説いても伝わらないのは当たり前で,それは私が口べただからじゃない.愚民は愚劣な考えしかできないからだ.当たり前である.

愚民に伝わるようなコピー(言葉)を考えるのは,私に取っては時間の無駄なのでしない.先の本の梅田氏はコピーライターなのでコピーを一生懸命考えているようだが,それは自分を愚民レベルに貶めることに繋がる.危険だ.分かっているのかねえ.たぶん分かってないんだろうな.だからあんな本を書いたのだ.面倒な本など書かず,狼は生きろ,豚は死ねと言うだけで十分だ.

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