「Debian」カテゴリーの記事一覧
ラズパイサーバー飽きてしまった
ラズパイZERO Wでサーバーを立てるのは、最初は楽しかったが、もう飽きてしまった。Debian Stretchをサーバーにするのは初めてだったので、新しいsystemdなんか知らないことだらけで調べるのは面白かったが、今はそうでもない。サーバーなんだから黙って正しく動いていればいいか。先代のThinkpadはCentOS5.11だったからか、インストールした最初っから設定は終わっていて、何もしなくても動いていた。ログインするのは週に1回あるかないか。それでいて何のトラブルもなく動いていたのだから、さすがCentOSだ。チャラいイメージのUbuntuとは違って質実剛健な感じのDebianだから(あくまで私感)、ラズパイサーバーも黙ってしっかり動いてくれるのを期待している。
ラズパイでwordpress運用開始
ラズパイにapacheとphpとmariaDBが入ったのでwordpressをインストール。そしてpoundの飛び先をラズパイに指定して運用開始。ARM11 1GHzはPentiumM 1GHzに比べると非力なはずだが、SDメモリカードのアクセスが速いせいか、レスポンスは同じくらい。今後はDBのバックアップ方法が課題として残っている。
ラズパイにopenssl0.9.8をインストール
raspbianでPound-2.7をコンパイルしたいのだが、またlibcryptとlibsslでエラーになる。dpkg -l libssl* で調べるとlibssl1.0.2とlibssl1.1が最初からインストールされている。ライブラリへのパスも張られている。これはlibsslのバージョン違いが原因のようだ。Pound-2.7が動いているCentOS5.11のopensslは0.9.8eだ。たぶんPoundはopensslが0.9.8なのを当てにしているのだろう。しかたないので、openssl0.9.8をラズパイへ入れることにした。0.9.8なら何でも良いだろうが、Pound-2.7のコンパイルの実績がある0.9.8kにした。
/usr/local/srcへopenssl-0.9.8k.tar.gzを解凍
./config zlib make make depend make install
/usr/local/sslにライブラリはインスト―ルされるが、なぜかスタティックライブラリの.a形式。.soはできなかった。ここでPoundをconfigureするときは
./configure --with-ssl=/usr/local/ssl
cryptoは通るけど、またsslが通らないので、configureをコメントアウトして、make。ここでなぜかSSL回りでエラーが出る。シンボルが宣言されてないというのが多数。どうせSSL接続は使わないので、全部適当に宣言し直して無理やりmakeを通す。これで何とかコンパイルできて、ラズパイでpoundが動くようになった。
ラズパイにapache2とPHP7とmariaDBをインストール
apache2
apt install apache2
PHP7.0
apt install php php-mysql php-gd php-mbstring
mariaDB
apt install mariadb-client mariadb-server
とりあえず、これで動くみたい。apache2は/var/log/apache2がないと起動時にエラーになるため、RAMディスクで/var/logを構築している場合は、apacheをrc.localより後に起動するように設定する。
ラズパイのext4ジャーナルを無効にする
ラズパイのSDメモリカードへの書き込みを減らすため、ファイルシステムのジャーナルを無効にする。
ラズパイで
tune2fs -o journal_data_writeback /dev/mmcblk0p7
/dev/mmcblk0p7は/にマウントされているデバイス。/etc/fstabを見ると分かる
ラズパイをシャットダウンしてSDメモリカードを外す。他のDebianのマシンにSDメモリーカードを差して、自動マウントされたらアンマウントしておく
tune2fs -O ^has_journal /dev/sdb7
/dev/sdb7はSDメモリカードの/の領域。SDメモリカードをラズパイに差して起動して、ラズパイで
debugfs -R features /dev/mmcblk0p7
で、結果にhas_journalがなくなっていれば、無事ジャーナルが無効になっている。
ラズパイZERO WのBluetoothがWindowsより使いやすい
ラズパイZERO WのBluetoothが使いやすい。Raspbianをインストールした直後から使える。BluetoothマークのメニューバーアイコンをマウスでクリックするだけでBluetoothキーボードとペアリングできた。WindowsだとBluetoothのドライバをインストールしたり、専用アプリでペアリングしたりで面倒だった。最近のWindows10だともっと楽になっているかもしれないが。
ラズパイZERO Wをサーバーにすると配線がシンプルに
ラズパイZERO WをThinkpadの代わりにサーバーにする計画は着々と進んでいるが、ラズパイZERO Wは消費電力が少ないだけでなく、配線がすごくシンプルになることが分かった(って、買う前から分かっていたはずだが)。ACアダプターから短いUSBケーブルで電力を供給するだけ。後は何の配線も要らない。フリスクの箱くらいの筐体をUSBケーブルの先につなげるだけ。置き場所も自由に選べる。すごく便利だ。
あと、コストも安い。ラズパイZERO W本体が1300円。いくつでも買えるラズパイZERO WHだと1800円。SandiskのA1仕様16GB マイクロSDメモリカードが800円。電力を供給するUSBケーブルが162円(スイッチサイエンス)。ACアダプタがAnker PowerPort 6 Liteだとアマゾンで2099円。この6ポートのACアダプタから4台のラズパイへ電力を供給しているので、ラズパイ1台当たりは2099/4=525円。公式ケースが648円。高い方のZERO WHで計算しても合計で1800+800+162+525+648=3935円。4千円弱でサーバーが1台手に入るのだ。これは安いよ。