月: 2017年11月
富士通電池レスの無線キーボード
富士通セミコンダクターは展示会「Embedded Technology 2017(ET2017)/IoT Technology 2017」(会期:2017年11月15~17日)で、電池を搭載しない無線キーボードのデモを公開している.UHF帯の無線給電技術を用いているそうだ.それでも良いけど,私ならキーを叩く動作で発電してそれで動くキーボードの方が良いな.キーは重い方が好きだし.その仕事で発電するのは合理的だ.発電効率が上がるまでは,ジャカジャカ叩くハッカー専用かな.
マウスのケーブルを取り替えてこそ人間
有線マウスのケーブルが短すぎて困っている人がいた.自分のマウスのケーブルは長いが別に短くても良い.そこでマウスを交換するのが獣ではなく人間の良いところ.自分には何の不利益もない.困っている人は助かって利益が増す.みんなの利益の総和が増える.こんなことができないと人類はいずれ衰退する.少林寺拳法の「半ばは自己の幸せを 半ばは他人の幸せを」に近いというか,それよりももっと高尚かな.
バスケは欠陥競技
ダンベルを10kg持って運動してて思ったんだが,私より上半身が10kg重い人,つまり体重で20kg重い人はダンベルなんて持たなくても同じ負荷で腹筋運動していることになる.体重が重い人はそれだけでトレーニングをたくさんしていることになる.力も付くだろう.ボクシングが重量別階級制になっているのは合理的だ.そう言えば妻が見ていた漫画で紫色の髪の身長が2m以上ある子が「バスケは欠陥競技だ」って言ってた.背が高い人が有利すぎるからだ.うむ,確かにそうだ.ここはゴールのリングを高さ10mくらいに上げると良いのじゃないか.ゴールが10mも上なら身長が20cmや30cmくらい違っていても大して違いはない.公平だ.
ダンベル10kgの次は12kg
楽すぎてつまらなかった腹筋運動がダンベルのおかげで面白くなったんだが,今日困ったことが起きた.6kgのダンベル1個から始めて1kgずつ増やしていって10kgまで来た.さらに負荷を上げようと思って11kgにしたかったんだが,ダンベルは1kgから10kgまで1kgきざみで2個ずつあるのだ.11kgにするには右手で5kgを,左手で6kgを持つか.いや,それでは左右のバランスが悪い.これまではダンベル1個だったので両手で持って胸の前にかかげていたのだ.ダンベル2個のときのことを考えていなかった.バランスよく持つには右手で6kg,左手で6kgを持つしかないか.11kgを飛ばして12kgになる.これしかないかな.もっと頓知を効かせた解はないかな.猿に勝ちたい.
人工知能に珈琲2杯持ってドアを開けることはできまい
今朝,珈琲を2杯淹れてカップを両手に持って,左脇に書類をはさんで歩いた.この状態で部屋の入口に到達.ドアを開けなくてはならない.開けましたとも.で,思った.人工知能内蔵のロボットではこの状態でドアは開けられまいと.カップ2個とも左手で持って右手でドアを開けるか,右手にカップをもったまま右手の指でドアノブを回すかで良いんだが,この解を見つけるのにたぶん珈琲を100回こぼす.それをクリアしたとして,普通の5本指ロボットでは珈琲カップを2個左手だけで支えるとか,珈琲カップを1個右手で持ってさらに右手でドアノブを回すなんてことは,機構的にできない.やった.人間の勝利だ.ああ,猿でも勝てるか.私は猿くらいには賢い.
別の解もあった.珈琲カップを一度床に置いてからドアを開ける.うーむ,食べ物の入った容器を床に置くのはどうかと思えるが,これでも良いか.ただし,ドアは開けても手を離すと自動的に閉まるので,足でドアが閉まらないようつっかえ棒をしておく必要がある.こっちの方が難易度高いかな.
derivative 1って何だ
Courbariauxさんの論文Binarized Neural Networks: Training Neural Networks with Weights and Activations Constrained to +1 or -1の中にderivative 1ってのが出てくる.1の微分?定数で微分するって何だよ.もう分からないよ.と寝てしまった.
今朝起きて考えた.x^2をxで微分すると2xだ.xによって傾きが変わるってこと.3xをxで微分すると3だ.xによらず傾きは3ってこと.ということは,1で微分するってのは関数の傾きが一定ならできて,微分の結果はその傾きだ.たぶんこれで合ってる.
1961年式キャデラックレストア
ディスカバリーチャンネルで1961年式のキャデラック・クーペ・ドゥビルをレストアしていた.ベース車両はボディも内装もボロボロ.ボディの端は錆びて腐食していた.腐食していて再利用できないボディパーツはキャデラック専門のジャンク屋から買ってた.使えるボディパーツは腐食している部分を切り取り,カットした鋼板を合わせて溶接する.あとは板金作業で曲面を出して,パテで埋めてサンダーで磨いて塗装.ここまでは分かったのだが,次に取り付けた部品が分からなかった.直径10ミリくらいの透明なビニール管が10本くらい刺さっている小さな箱をボディの隙間に取り付けた.箱はコントローラのようだがたくさんのビニール管はいったい何?中に液体は入っていない.1961年の車に電気で動くコントローラがなぜ要るの?その謎はレストア後の車の解説をしてくれて分かった.ビニール管はエアを通す管だった.このキャデラックはエアサスで車高を変えるタイプだったのだ.綺麗に塗装した後は,ペイントのプロを呼んできてボンネットに綺麗な模様を金箔で描いた.カスタムカーという感じになった.レストアした車は大事に乗りますで終わるのかと思ったら,そこは外国の番組だ.なんと売りに行った.キャデラックのイベントに出品して買い手を探した.4人めと交渉した結果,2万5千ポンドで売れた.ベース車両の購入費と修理に使った材料費の合計は2万ポンド.5千ポンド儲かったということで番組は終了.工賃が5千ポンドの計算になる.あれだけ手間暇かけて5千ポンドなら安い.楽しい番組だった.シリーズもので次回は別の旧車をレストアするのだ.また見たいな.