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読書
2017-12-11

ナスカの地上絵

ナスカの地上絵がなぜ描かれたかが謎のままになっている.歴史学者は「王は死後,天に昇ると考えられていたので,それを見送るために絵を描いた」と言っているが,これは疑わしい.死後天に昇るというのは日本でも西洋でも普通の考え方(いわゆる天国へ行くというやつだ)だ.そして天に昇った人から下界を見ると,なぜか細かいところまで普通に見えるのだ.日本の神話でもギリシャの神話でもそうなっている.わざわざ大きく描かなくても見えるのだ.ナスカの人だけ大きく描かなきゃ天から見えないと思ったと考えるのは不自然だ.しかも王のために描いたのなら王の墓のそばに描きそうなものだが,そうなっていない.地上絵が王のためのものというのはたぶん間違っている.

もっとシンプルに即物的に考えた方が良い.なぜあんな大きな絵を描いたのか.大きくなければ見えないと思ったからだ.なぜ見えないのか.それは空高いところから見るからだ.空高いところにいるのは誰だ.当時は飛行機や気球はなかったから,それは鳥だ.ケツァルコアトルっていう神聖化された鳥が南米にいた.その鳥に見せるために描いたと考えるのが自然だろう.ただし,この考えにもちょっと疑問点がある.鳥に見せると言っても,あの絵は大きすぎる.鳥は海抜3000mくらいは平気で飛ぶが,それは高い山を越えるためであって,用事もないのに地上から1000mも離れることはない.獲物を捕るために見渡すにしても地上から100mも上がれば良い.そして100m上から見るにしては地上絵は大きすぎる.あれはもっともっと上から見るのにちょうどよい大きさだ.

やっと言いたいことが言えるところまで来た.半分くらいの人はうすうすそうではないかと思っているのと同じ考えだ.地上絵は異星人に見せるために描いたのだ.それなら大きさの説明もできるし,なぜ描いたのかという動機も説明できる.天から降りてきた異星人と交流したナスカの人が感動してお礼に描いたのだ.なぜナスカに異星人が降りたかも説明できる.たまたま降りたということもあるかもしれないが,あの時代に異星人が降りる場所を選ぶとしたら欧州以外のどこかのはずだ.その中では南米がいちばんよさげに思える.異星人にしてみれば当時の地球人は文明レベルがずっと下だ.彼らから地球人をみれば猿みたいなものだ.猿だとしたらどんな猿と交流したいか.ずるがしこい猿や凶暴な猿には接したくはないだろう.だから欧州には降りたくない.できるなら穏やかな猿,礼儀正しい猿,好奇心旺盛でこちらに興味を持ってくれる猿がいい.それなら南米に降りるのがいちばんだ.異星人は南米に降りて,地上の人々と交流してそして去っていったのだ.考えてもみよう.私たちがいつかよその星を訪問することになったら,このときの異星人と同じことを思って,同じことをするというのは極めて自然な流れだろう.だから約2000年前にも同じことが起きたと考えるのも不自然じゃない.

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スマートフォン
読書
2017-12-09

楽天koboが読み込み中のままになる

妻から「楽天koboで本が読めなくなった」と連絡があった。帰ってからiPadをいじってみたが、「読み込み中」と表示されたまま何時間たっても変わらない。アプリの履歴を調べると11月28日にアップデートされたとあった。このアップデートが悪さをしているようだ。どうも以前のバージョンで保存されたデータと、アップデートして新しくなったアプリとの整合性がとれないみたいだ。そこで、一度アプリをアンインストールしてから、再度インストールしてみた。直った。

不思議なのは、楽天といいマイクロソフトといい、親分が金の亡者だと製品の品質がなぜ悪くなるのか。技術者のレベルと親分の品性は関係ないはずだが、なぜかこうなる。

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ブログ
2017-04-19

いやいやただの欠陥車だろ

twitterの北見淳ボットが面白くてフォローしている.たまにつぶやく次のセリフが気に入っている.「乗り手を選ぶ?奥が深い?リアルなスポーツカー?いやいや実はただの欠陥車だろ」

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ブログ
2017-02-03

グローバルタックスとは

「グローバル化した地球社会を一つの国と見なして,地球規模で税制を敷くこと」

  1. 世界で課税に関する情報を共有する
  2. 国境を越えた革新的な課税を実施する
  3. 課税・徴税・分配のための新たなガヴァナンスを創造する

上村雄彦著「不平等をめぐる戦争」より

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トレーニング
2017-01-12

脳が認める勉強法

ベネディクト・キャリー著,花塚恵訳.これまで正しいと思っていた勉強法(静かな部屋で一心不乱に机に向かってテキストを繰り返し読む)が,必ずしも最適ではないことを教えてくれる.もっと楽で,効率的な勉強法があったのだ.これを40年前に読んでいたなら,私の人生は変わっていたかもしれない.ノーベル賞をふたつくらい貰っていたかもね.でも,この本が出版されたのは2015年なのだ.なんたる不運:-)人生とはままならないものだねえ.

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読書
2016-11-23

2050日本復活

クライド・プレストウィッツ氏の著書だ.下手な小説より面白い.読み始めたら止まらない.ジパングもこのノリだったら,あんなに不評を買わなかっただろう.空母いぶきにはこの本並のリズムで進んで欲しい.

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ブログ
2016-06-21

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくる

ポートランドは一度だけ仕事で訪れたことがある.先方の人と会社のそばで昼食をとったが,ちょっと歩くだけでレストランに着いたことを覚えている.本には「昼夜人口の極端な差をなくし、いつも賑わいのある街にするため、ダウンタウンの区画開発においては建物のミクストユース化を図っている。必ず1階を商業、2~5階までをオフィスなどの就業の場、その上を住居やホテルなどにすれば、最低1日16時間は常に多様な人々が行き交う街になる。」とある.うらやましい.

私は東京住まいだが,何の因果か勤め先が神奈川の田舎に移転して通勤時間が片道2時間30分だ.1日5時間も通勤に費やすのは人生の無駄遣いだと思い,会社のそばにアパートを借りている.金銭的に無駄だし,家族とのふれあいも週末だけと少なくなりデメリットだらけだ.ポートランドのような都市に住みたいもんだ.実は会社を辞めたらポートランドじゃないけど,秘密の場所に移住する予定がもうあるんだけどね.

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