日: 2017年9月7日
Kinri970というチップ
Huaweiが発表したKirin 970チップ.中身を知りたいのだけれど,ネットの情報では中身に関する言及はなし.スマートフォンに積んでいるGPUより4倍速いそうだ.でもそれって10nmプロセスのASICなら当たり前な気がする.deep learningに必要なのは並列の積和演算と演算結果を保持する高速メモリだが,それらをASICに作り込んだのだろう.それにCPUコアも入れてSoCとしている感じ.CPU,GPUに続く「NPU」(ニューラルネットワーク・プロセシング・ユニット)と位置づけるそうだけど,これは単にネーミングだけの問題だな.
あ,そうそう,tensorflowのライブラリに対応してるってことだから,やっぱただの積和演算並列化チップだよね.特別なネットワーク構成に限定したカスタムAIチップじゃない.
後はネットにさらなる情報がアップロードされるのを待とう.後藤弘茂さんが解説記事書いてくれないかな.
atomの足跡
手持ちのatom搭載端末についてまとめてみた.
Z530 Menlow 45nm 1.6GHz 2.2W ONKYO TW217 2008年
Z540 Menlow 45nm 1.86GHz 2.64W SONY VGN-P90NS 2008年
Z670 Ork Trail 45nm 1.5GHz 3.0W HP slate2 2011年
Z3580 Moorefield 22nm 2.33GHz 不明 ASUS Zenfone2 2014年
今は名称はatomではなくpentiumとかceleronなんだが将来続くのかな?
ARMの元は6502
ZYNQを使い始めた関係でARMを無視できなくなった.マイコンなんてどれも同じだろうと思っているが,ARMのなんたるかを知りたくてインターフェース誌のバックナンバーを読んだ.2012年2月号に分かりやすい記事が載っていた.ARMは6502に代わるプロセッサが欲しくて68000や80286を検討したが,それらが6502より遅いのに失望して,それじゃあ自分で作ってやろうと作った32ビットRISCプロセッサだった.検討を始めたのが1983年.ARM1が出来たのが1985年だ.私も6502/6800/6809/Z80から8086/80286へ移行するとき,このプロセッサ(8086/80286)は腐っている,こんなのは使えないと思ったクチだ.だけど68000は素晴らしいと思った.私と違ってARMを作った人は68000は遅くてダメだと思ったらしい.人の感じ方はいろいろだね.
観念してSELinuxを使う
SELinuxの存在は知っていたのだが,難しいので使っていなかった.もうちょっと簡単なツールがそのうちできるだろうと思い続けて早数年.いくら待っても簡単なツールは出てこなかった.なぜみんなこんな難しいツール使っているんだ,sendmailを止めてqmailやpostfixへ舵を切ったように,SELinuxに変わるツールは出てこないのか.と思うんだが,仕方ないのでいちばん簡単な方法で使うことにした.apache2だけだ.
# restorecon -R /var/www
# audit2allow –module-package=httpd –all
# semodule -i httpd.pp
# setenforce 1
これでとりあえずSELinuxの状態がEnfocingでも動くようになる
google picasaが無くなったことに今日気付いた
証明写真を印刷する必要にせまられた.写真を撮ってL版のプリント用紙にインクジェットプリンタで印刷する.このとき用紙に比べて小さめに印刷する必要がある.シンプルなフォトビューアだと,おせっかいにも全面印刷してくれたりする.こんなときはpicasaで印刷するとうまくいっていた.今回もpicasaを起動しようとしたが,なぜか選べない.スタートメニューにもない.え,どこにいったのだろう???ネットで検索するとgoogle photoへ移管してしまったのだとか.なんと,そうだったのか.picasaのままでも良かったのに.