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AIで碁は打てても、AIで相場は張れない
近頃のAIブームに乗っかって、証券会社や銀行が「AI外貨予測」「AI為替予測」なんてのを始めた。3年くらい前に一部の証券会社が提供していたた「過去チャート検索機能」と本質的には同じだ。基本は同じで(ここすごく重要)「チャートの形が同じなら同じ結果を生む」という考え方に基づいている。この考え方が正しいのなら、AIで相場を正しく予想することができる。AIは教師あり学習は得意なのだ。
ところが残念なことに先の考え方は間違っている。全く同じチャートの形が生じても、いつも同じ方向に値が動くとは限らない。つまり入力データが同じでも、教師データが正反対になる(相場は上がるか下がるかしかないからね)ことがある。これをdeep learningに突っ込むと学習が進まないというか学習ができない。
これはうれしい結果だ。アホな連中が何千台のGPUを並べて数メガワットの電力を消費して相場を予想しても、歴戦のたったひとりの相場師にかなわないのだ。なんと痛快な。
私はdeep learningの研究を仕事にしてはいるが相場師でもあるので、この結果はなんだかうれしい。人間はまだまだすてたものではない。
ああ,ラズパイは実験や試作機にしか使えないことが分かった
ラズパイのSoCを負荷100%で動かすと過熱してクロックダウンする.防ぐためにはヒートシンクとファンをつけなくてはならない.ヒートシンク付きケースが1500円から3000円くらい.ACアダプタはスマホの充電用では容量が足りず,2.5Aか3Aのものを買わないと安定して動かない.これが1600円から2000円.読み書きするSDカードは書き込み回数が増えると寿命が来る.ドライブレコーダー用などのMLC搭載型を買わなくてはならない.これが7000円.ラズパイそのものが5000円以上するから,全部買うと2万円弱.中古のパソコン買った方が安いし,信頼性が高い.サーバー用途にラズパイ使うのは意味がないことが分かった.I2CでDACをつなげてハイレゾ再生するのは楽しいけど,自分でオーディオ回路を設計していろいろ部品を試すのならいいが,一品作りで終わるのならメーカー品の据え置きハイレゾ再生機を買った方が手間が省けていいし,耐久性もある.ポータブルで再生したいならハイレゾウォークマンの方が電池の持ちがいいし小さい.
こうなると,ラズパイは試作ロボットやドローンに認識エンジンとして積んで遊ぶような用途以外ではメリットがあまりないことが分かった.ブームはやがて終わるのだろうな.
BNN-PYNQのHardware design rebuilt
PYNQの回路設計を見たくてubuntu16.04LTSのマシンで/bnn/src/networkで./make-hw.sh cnv-pynq pynq aとやったら,Vivadoがないよとおこられた.やっぱりぃ.仕方ないのでWebPACKをインストール中.WebPACKはタダで良かった.
nnablaのdockerイメージを作る
sonyのnnablaを使おうと,git cloneをしたのだが,引っ張ってきたのがDockerfileというテキストファイル.dockerイメージを作るためのスクリプトが書いてあるようだが,どうやって使うの?いろいろ調べるとdocker buildコマンドを使えば良いことが分かった
docker build -t local/nnabla-ext-cuda:tutorial -f tutorial/Dockerfile ../
とやってみると動いた.
PYNQ-Z1がアップデートできない
ホームの下のscripts/update_pynq.shを実行すると
A branch named ‘master’ already exists
というエラーになる.直すにはupdate_pynq.shを編集して
–track
が2箇所あるので削除すれば良い.
ubuntuってなぜかvncserverと相性が悪い
linuxマシンはほぼリモートで使っている.linuxマシン上でvncserverを走らせて,クライアントマシンでvncviewerを走らせて使う.linuxマシンがCentOSのときはyumでvncserverをインストールするだけですぐ使えた.ところがlinuxマシンがubuntuのときはapt-getでvnc4serverをインストールするだけではなぜか使えない.14.04LTSでも16.04LTSでも同じ.どういうわけかウインドウマネージャーが起動しないのだ..vnc/xstartupにtwm& を書こうが,gnome-session &を書こうが何も起動しない.ほとほと困り果てた.違うウインドウマネージャーならなんとかなるかもと思い,ココを参考にmateをインストールしたらやっと動いた.しかし,gnomeが動かず,mateだけが動くってのはなぜだ.訳がわからん.
Ubuntuのapacheでproxytunnelが動かなくなった
Ubuntuのapacheサーバーでproxytunnelからの通信を受けるようにしていた.アップデートでapacheを新しくしたら,設定ファイルの構成が変わってしまった.同じであろうところにproxytunnel用の記述を挿入したが,動かない.困ったなあ.